浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

インフルエンザ対策

2005年12月16日 | 日常

空気が乾燥してきて、気温も低くなり、インフルエンザが流行する季節が来ました。僕も高齢者が生活する施設で働いているので、必ずインフルエンザの予防接種を受けなければなりません。実は今日、注射を打ってもらったのですが、今年はA型(ニューカレドニア・ニューヨーク)とB型(上海)の混合だそうです。昔は予防接種を受けるとお風呂に入ってはいけないと言われていましたが、「1時間経ったらお風呂入ってもいいよ」と説明してくれました。最近は大丈夫なんですね。

さて日本規模でインフルエンザ対策を考えると、もし新型インフルエンザが出現すると約3200万人が感染し、入院が必要な患者は2000万人、死者が64万人と言われています。これに対しては、今日僕が摂取してきたようなワクチンは効かないので、抗インフルエンザ薬「タミフル」が治療の中心になるだろうと考えられています。実際に厚生労働省は4000万人分のタミフルを備蓄しておこうと計画しています。

「備えあれば憂いなし」。たしかにそうでしょうが、実際にタミフルを服用した人が副作用で亡くなったりしています。全てに於いて万能な薬など存在しないのです。僕が心配するのは、皆が「タミフルがあれば大丈夫」と思い込んでしまって、かつての血液製剤のようになりはしないかということです。過剰な期待と根拠無き安心感は、後悔へと繋がるような気がします。

国が対策を練るのは当然として、まずは僕たちが出来ることから始めましょう。

手洗い・うがいをしっかりしましょう。


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