今日はちょっと重たい話題を。
僕は福祉関係の仕事を始めてから約10年が経ちます。これまで様々な人の人生に関わってきましたし、その人生の最期の場面に立ち会ってきました。若輩者の僕が人生を語れるわけもありませんし、自分の人生についても自信があるわけではありません。でもやはり同じ人生など存在しないことだけは分かります。
以前の話ですが、僕の勤務する職場に高齢者の夫婦が入所してきました。男性は脳梗塞の後遺症で軽い麻痺がありました。女性は身体は元気ですが、認知症がありました。でも仲の良い夫婦でした。ある夜のこと、見回りをしていると、夫婦は性行為をしていました。僕はとても驚きました。そして、そのことを一緒に夜勤をしていた年配の看護師に報告しました。すると、「他の人から見えないようにして、本人たちの自由にさせてあげて」との指示でした。その時の僕は、施設内での性行為なんて許されるものではないと思っていましたし、その指示に対してモヤモヤとした思いを抱きました。
これはまた別の時ですが、ある雑誌を読んでいると、「障がい者のセックスフレンド」という記事がありました。記事の内容は、”心身に障がいを持っている人に対して、性行為というサービスを提供する人がいる”というものでした。障がいを持つことで異性との性行為の機会は明らかに減少し、或いは全く性行為を経験したことが無い人もいます。そういう人たちは、夜の街に行っても相手にしてもらえません。そこで、ある人が、そういった障がい者のために自分が性行為の相手をしますと話をしていたのです。この時の僕も好きでもない人と性行為をするなんて信じられないと思っていました。
しかし、年月を経て、様々なことを経験すると、自分の考え方がいつも正しいわけでは無いことを知りました。いくら歳を重ねても夫婦なんだから、性行為をしても不思議ではないし、施設だからといって、そこは人間としての行為を縛るべき場所なのだろうか。また障がい者という理由だけで性行為の機会が限られる人たちに、その場と機会を提供することは人間として間違っているのだろうか。
あなたはどんな答えを出しますか?そして将来の僕はどんな考え方をしているのでしょうか?
もう2年くらい前になるけれど、私は当時のパートナーとその記事のことで話した記憶があります。
障害者の方にいろんなヘルプをする施設や、団体があると思うけれど、セックスを提供してくれる所は公にはありませんよね。公にあったらきっと批難されると思うんだけど、でも人間にとってセックスってやっぱり必要だと思うんだよね。
だって、誰かと肌が触れあってる時ってすごく幸せを感じるじゃないですか。
私達が幸せとか、気持ちいいって思うことを障害者の方も同等にできるのがホントだと思うの。
だから、障害者の方を相手にセックスを提供するってことはその人たちにとっては絶対ありがたいと思うし、まったく否定するつもりはないです。
老夫婦のセックスもそう。
うまく言えないけれど、年令とかその人の立場とかそういうの全部超えて人間として欲することを
無理しないでいることが健康的だと思うんだ。
答えって答えは出ないけど、
変に重要視することはないと思う。
うまくコメントできなくってごめんなさい。
こんな話題にコメントしてくださって、ありがとうございます。
人間が動物であるかぎり、生命を宿す性行為は使命といえるでしょう。
ただ、皆が生命を宿す為に性行為を求めるわけでなく、快楽を求める為の性行為が多いのではないでしょうか。
それを否定するほどの知識も教養も経験も僕は持ち合わせていません。
障害者であろうと高齢者であろうと、それは誰しも持ち得る欲望だと思うのです。
だからそれが自然に行える環境であって欲しいと思います。
僕は、障がい者相手にセックスをするという記事を読んだときは、驚きとともに感心しました。
たぶん常識ばかりで物事を考えている人たちには出てこない発想だと思うのです。
障がいを持つ人たちだって、人間としての欲望はあるはずです。異性との触れ合いを求めることは決して恥ずべきことではありません。
だから、maroさんのコメントを読んで嬉しかったです。
まあ、僕はあまり性欲が無いんですけどね・・・。
困っています障害者向けの店も有りますが高価なので大変です決まったパートナーが出来れば良いのですが、友人も奥さんから拒否され困ってます、
性については、あまり公に語ると変な目で見られるので、障がい者の性などは誰もが眼を背けようとしています。
ただ、障がいがあるにせよ、無いにせよ、男女が性行為を行なうことは、お互いの同意が無いと難しいですよね。
若くて元気な若者でも経験の無い人もたくさんいるわけですから。