浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

存在

2015年03月15日 | 福祉
高齢者を取り巻く環境は、凄い勢いで変化しています。
年金、医療保険、介護保険など、高齢者福祉に携わる僕のような人間でも取り残されそうになります。
少し前なら、「10年ひと昔」と言っていたけど、今は「3年ひと昔」といった感じでしょうか。

でも、どれだけ高齢者を取り巻く環境が変わっても、寿命がどれだけ延びようとも、人が死を迎えることに変わりはありません。

自分の人生を思った時に考えさせられる言葉に出会いました。

あなたが生まれた時、あなたは泣いてまわりは笑っていました。あなたが死ぬ時は、あなたが笑ってまわりが泣く、そんな生き方をしなさい。

思えば、息子が生まれた時に、その寝顔を見て護らなければならない大切な存在を知りました。
いつか僕は親の寝顔を見ながら、見送るべき大切な存在を知るのかもしれません。

人が一生のうちに出会う人の数と別れる人の数は必ず同数なのです。

大切な人との出逢いと別れを大事にしたいと思います。