普段から介護の必要な高齢者と関わっていると、「死」について、とても身近に感じています。それと同時に「生」についても考えさせられます。生と死は隣合わせだけれど、全く違うものであり、その間は大きな壁があるように感じます。
でも実際に人が生から死へと変わる瞬間に立ち会うと、その大きな壁さえも小さく感じます。
様々な理由で、生から死へ向かう人たちがいます。病気や事故、戦争など、「どうして!」と叫びたくなります。
僕も大切な人を病気で失いました。彼女は「生きたい」と願っていましたが、僕はどうしてあげることも出来ませんでした。自分の無力さを痛感しました。
でも、もし自殺という形で生から死へ向かおうとしている人がいるならば、彼らには生きるチャンスがあると思うのです。僕たちが「自殺」に関して様々な情報を得ることで、もしかしたら彼らを救えるかもしれません。
9月10日は世界自殺予防デーであり、それから7日間は自殺予防週間です。