浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

裸の王様

2009年07月15日 | 日常

息子の通う小学校のPTA副会長をしていますが、先日PTA会長や校長先生と話をする機会がありました。

そんな中で、こんな話がありました。

校長先生『毎年、保護者の皆様にご協力頂いている奉仕作業ですが、お父さんやお母さんが学校をきれいにするために頑張っている姿を児童にも見せて、一緒に頑張って欲しいと思っているんです。1年生から6年生までの児童全員に参加させたいので、今年は8月23日(日)ではなくて、8月25日(火)の全校登校日にお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか?』

この話を聞いて、もし「それは素晴らしい考えだ。是非ともそうするべきだ。」と思ったあなたは、心と時間にゆとりのある人に違いありません。

全くもって心と時間にゆとりの無い僕はあからさまに驚いた表情をし、心の中で「平日の作業に何人集まるんだろう?日曜の半分くらいかなぁ。いや、もっと少ないかな。」と考え込んでしまいました。

しかし、さすがに僕以外のPTA役員の方は大人です。

「いや、機械を使ったり、大変な作業も多いので、子供たちがいると危険です。特に低学年の児童がいると保護者も落ち着きませんので、今まで通り保護者中心で奉仕作業を行ないましょう。」

と提案していました。誰一人として「あんた~、非常識じゃねぇ。思いつきで物事を決めなさんな!」と啖呵を切る人がいませんでした。

でも、誰か教えてあげないと、たぶん本人は分かっていないですよ。