虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

いったい何の作業をしているのだ?

2011-03-25 | 新聞・テレビから
朝刊トップは、「福島第一 レベル6相当」。

国際評価尺度では、レベル6でスリーマイル島事故(レベル5)を越える規模になり、局地的には、チェルノブイルに匹敵するレベルの場所もあるという。それにしては、見出しの大きさは普通で、最大級ではない。抑えているのがありあり。

テレビで「チェルノブイルとはまったく違います。大丈夫です」といっていた専門家はだれだったか。

昨日、作業員が被曝した。保安規定では、作業には、現場の放射線を測定して指示する放射線管理員(東電)が同行しなければならないのだが、同行していなかった。保安院は「通常とは違う状況なので、管理員の被曝を避ける判断が入ったのかもしれない」と説明の記事。おいおい、下請けの作業員は被曝してもいいと、東電は判断したのか。

別の記事では、作業員は、警報が鳴ったけど、無視した、警報が故障したと思っていたと書いている。こちらだと、被曝は作業員の自己責任にしているように読める。

午後3時過ぎ、原子炉に損傷がある、と保安院(東電か?)の説明があり、官房長官は、自主避難を促したい、との記者会見があったそうだ。

「原子炉は頑丈ですから、壊れることはありません」と専門家がテレビで話していたのも聞いたぞ。どうなっているのだろう。

かなり危険な状態なのだろう。自主避難してください、て、いまさら国がよく言えるよな。危なかったら、避難してください、と言うべきだ。

これほど、前代未聞の厄災であるにもかかわらず、今夜の7時から10時まで、ニュースはNHKのみ、民放では、どこも原発情報を流さない。あいかわらず危険のない平和な番組ばかり。異常な日本というべきだ。

次の大戦争も、地球最後の日もひょっとして、こんな風に、何も知らされないまま、楽しいお笑い番組を見ているうちに始まるのかもしれない。

テレビ局に強く求める。
官房長官、保安院、東電の記者会見は最初から最後まで中継してほしい。解説はいらない。事実だけを即流してほしい。それが、テレビ報道員の良心だ。

あれから毎日、福島原発の放射線物質は放出され続けている。今、福島原発では、何の作業をしているのだろう。復旧作業といっても、ほんとに復旧できるのか?早く、コンクリートでも砂でもいいから原子炉を固めて放射線を閉じ込めてしまわないといけないのではないの(何もわからないのだけど)。

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