虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

テレビ局の存在理由

2011-03-26 | 映画・テレビ
このところ、テレビ番組にニュースがない、ということばかり書いていて、ちょっとしつこいかもしれない。わたしとしては、驚きなのだ。不思議でならないのだ。おかしいのはわたしの方で、テレビ局の感覚がふつうなのだろうか。

今日は土曜日。仕事や学校も休みで、テレビを見ている人もいつもよりも多い日だ。

お昼の正午から夜の10時まで、ニュース番組は、NHKをのぞけば、民放では、毎日放送の5時半からの報道特集(1時間)のみ。あとは、なーんにもない。

お昼は、NHKも高校野球中継で、どのチャンネル回しても地震の被災地、原発の情報はいっさいない。避難者は20万人を越え、行方不明者もまだ1万人以上もいて、被災者の救援もまだまだできていない非常事態なのに。
今日は、原発周辺の海から基準値の1200倍以上の放射線が測定されたという。空気、土、植物、そして、海の汚染。いずれ、生き物に深刻な影響を出るだろう。しかし、テレビはいつものように娯楽番組を流し、ニュース、被災地、原発情報は流さない。何もないかのよう。


民放では、予定していた大切な番組があるのならまだしも、ほとんど再放送のドラマを流していた。全時間とはいわない。せめて、1時間でも2時間でも、なぜ緊急放送として、原発情報を伝えないのか。自主避難しなさいと政府がいっているのに、情報がわからなくては、避難のしょうがない。

特集番組はいくらでも作ることができるる。
「日本の原発地帯」「これまでの原発事故」「原子力委員会の仕事」「原発で働く人々」「原発事故から身を守るために」「東電の報告総ざらい」「保安院の役割」などなど。テレビ局の幹部は何をボサッとしてるんやろ。特番組むと、圧力かかって、首になるって?被災地の人々は全てを失っているのに。

夜7時以降は、NHKのニュース番組のみで、民放はなし(5分くらいのニュース番組はあるが、論外だ)。

テレビ局が力を発揮して人々の役に立てる時は今をおいて他にはないのじゃないのか?
「みんなで助け合おう」とCMを流すなら、テレビ局は今こそ、社の総力をあげて、原発の情報、被災地支援のための情報を発信するべきだ。

未曾有の大震災・原発事故。この時、テレビは何を報道したか、忘れずに記憶しておくつもりだ。

何のためのテレビだ!(怒)




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