HKBSで放送していた「グッドナイト&グッドラック」を見た。予備知識はまったくなかったので、得した気分になった。全編、あえて、白黒。ドキュメントドラマといってよく、最後まで緊迫感を持って見た。素晴らしい映画。
1950年代、アメリカにマッカシー旋風が吹き荒れた時代で、全米でいわゆる「赤狩り」がおこなわれ、だれもが自分が「共産主義者」とみなされることを恐れた時代だ。
CBSのエド・マローという実在のニュースキャスターが主人公で、実話だ。、エド・マローとそのスタッフたちは、圧力に屈せず、自分の番組でマッカシー議員を批判する放送をする。
当時のフィルムやマッカーシー議員の映像も多用したドキュメントといってもいい。
「グッドナイト&グッドラック」はエド・マローが番組の最後にいつもいうセリフ。
脚本・監督、ジョージ・クルーニー。クルーニーはプロヂューサーの役。グルーニーって、こんな映画を作る男だったのか、と見直した。何度か挿入されるジャズボーカルもよかった。
エド・マローになる俳優、名前は知らないが、仕事で戦う男を、渋く、見事に演じていてほれぼれする。
かれは言う。「ニュース番組はテレビの顔だ。テレビが娯楽番組ばかりになれば、テレビはただのおもちゃの箱になってしまう」。テレビ関係者、この映画を直視できるのだろうか。
未曾有の原発事故が起きたにもかかわらず、東京電力への批判はもとより、これまでの原子力産業のありかたにさえ、どこのテレビ局も大新聞社もひとことも触れえない日本。国民にとって重要な地震・原発事故情報の記事、放送のしかたを見ていて、あらためて、この国のメデイアの堕落ぶりに驚く日々だ。
1950年代、アメリカにマッカシー旋風が吹き荒れた時代で、全米でいわゆる「赤狩り」がおこなわれ、だれもが自分が「共産主義者」とみなされることを恐れた時代だ。
CBSのエド・マローという実在のニュースキャスターが主人公で、実話だ。、エド・マローとそのスタッフたちは、圧力に屈せず、自分の番組でマッカシー議員を批判する放送をする。
当時のフィルムやマッカーシー議員の映像も多用したドキュメントといってもいい。
「グッドナイト&グッドラック」はエド・マローが番組の最後にいつもいうセリフ。
脚本・監督、ジョージ・クルーニー。クルーニーはプロヂューサーの役。グルーニーって、こんな映画を作る男だったのか、と見直した。何度か挿入されるジャズボーカルもよかった。
エド・マローになる俳優、名前は知らないが、仕事で戦う男を、渋く、見事に演じていてほれぼれする。
かれは言う。「ニュース番組はテレビの顔だ。テレビが娯楽番組ばかりになれば、テレビはただのおもちゃの箱になってしまう」。テレビ関係者、この映画を直視できるのだろうか。
未曾有の原発事故が起きたにもかかわらず、東京電力への批判はもとより、これまでの原子力産業のありかたにさえ、どこのテレビ局も大新聞社もひとことも触れえない日本。国民にとって重要な地震・原発事故情報の記事、放送のしかたを見ていて、あらためて、この国のメデイアの堕落ぶりに驚く日々だ。