虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

市原清兵衛と温泉

2008-08-30 | 一揆
画像は丹波篠山の今田町今田新田の西方寺の境内に立つ市原清兵衛の義民碑。
市原清兵衛といっても丹波篠山の人以外は知る人もなく、義民の中でも知名度は低い。清兵衛はこのへんの土地の人。

丹波篠山の農民は農閑期は伊丹や池田の酒造りの杜氏として出稼ぎに出ていたそうだ。ところが天明ころになると凶作が続いたため、篠山藩では「出稼ぎ禁止令」を出し、杜氏として働くことができなくなる。市原清兵衛は、江戸に上り、藩主に直訴。出稼ぎ禁止令は撤回される。その後、清兵衛も牢から解放されますが、藩は年貢の厳しい取立てを始めたため、清兵衛は再び直訴のため、旅立ちます。しかし、途中で、刺客のために殺されたという言い伝えがあるそうです。

ネットによる情報で書いているので詳しいことは不明。
「市原清兵衛 義民伝」という本も出ているけど(1961年)限定本で出回ってなく、ふつうの図書館には置いていない(国立国会図書館にはおいてあるようだ)。アマゾンで中古本2万円近い値で出ていた。希少本なのだろう。

さて、義民といえば、温泉。この近くに温泉はないか。ある。義民碑のある西方寺と同じ住所に「こんだ薬師温泉 ぬくもりの湯」というのがある。日帰り温泉。入浴料600円。大露天風呂もある。いい温泉です。

最近、どうも温泉に興味を持ち出しました。もともとお風呂が嫌いで、入ってもカラスの行水のイラチな性格ですが、年老いたのか、何も考えずゆっくり湯につかる時間もいいなあと思い始めました。さあ、ゆっくり、ボーとしよう、鳥の声でも聞こうなどと自分に言い聞かせ、もうたっぷり1時間はたっただろうと思って出ると、まだ30分もたっていなかった。
まだまだ修行が足りん。

この近くは陶工の里でもあるらしく、「陶の郷」もあり、陶芸に関心のある人には
おもしろいところかもしれない。陶には今のところ全く興味なし。

本の探索

2008-08-30 | 日記
本屋さんからすっかり足が遠のいたので、そのかわりネットで本を眺める。

「日本の古本屋」など古本のネットをよく利用していたが、最近はオークションもよく見る。けっこういい本が安値で出ているのだ。
前は、世界ノンフィクション全集が全巻3000円とか、朝日の中国古典選全巻が3000円で出ていた。落札寸前にたぶん値段はあがるのだが、しまった、落札しておけばよかったと思うこともしばしば。世界文学全集なども全巻2000円くらいで出ていることもある。だれが買うのだろう。おそらく古本屋さんか、あるいは落札してそれをまたすぐオークションに出す人なのだろう。古本業界もネットオークションの普及でやりにくいかもしれない。買わなくても、ただ本の背表紙を眺めるだけでも楽しいのは、本屋さんと同じ。

国立国会図書館は日本最大の図書館だそうだが、まだ利用したことはない。ただ、その中の「近代デジタルライブラリー」は明治から大正にかけて出版された本文を見ることができる。一揆は少なかった。西郷隆盛や高杉晋作はけっこうある。清河八郎は3点。清河八郎履歴や潜中記事などがある。大塩平八郎も天保水滸伝などがある。画像は読みにくいが、おもしろいサイトだ。

「Webcat Plus」という検索サイトも最近知った。全国の大学にある本や雑誌が検索できる。

検索機能も充実してきたので、そのうち全国の市町村の市史に書いてある一揆を検索し、史料を読むこともできるのかもしれない。
パソコンが手離せないわけだ。

画像は飛騨一ノ宮水無神社の前に立つ大原騒動の碑

録画予定

2008-08-30 | 映画・テレビ
今日は、BS1で10時10分から「未来への提言」と題してノーム・チョムスキーのインタビューがある。朝日の番組欄では、ノーム・チョムスキーの名がないので、見逃してしまう人もいるのではないか。それから、午前1時ころから「暗殺者のメロデイ」だ。

9月の「七人の侍」と「大理石の男」も録画する予定。録画してあるのだが、紛失したり壊れたりするかもしれないから、その予備だ。好きだなあ、といわれそうだ。100均店でビデオテープを買っておかなければ。