らんかみち

童話から老話まで

田舎酒の実力

2014年11月08日 | 酒、食
                

 地元のスーパーに置いてある日本酒「城川郷」が以前から気になっていたけど、自宅飲みは週に2回程度にしている。マッサンのウィスキーを買ったら一月は残るので、いくらレアな城川郷といえども手が出しにくい。

 しかし、焼酎に席巻されていた種類業界にも日本酒回帰の現象が垣間見られ始めたので、生産量の少ない酒は都会の好事家に消費されるようになるだろう。焼津の銘酒「磯自慢」などは地元でもなかなか飲めない。東京のデパートに卸す量が多いらしい。

 ということで、いま買わないでいつ買うの、いまでしょ! 新酒ができるのは年末か年初だろうけど、低温貯蔵されていた酒なら飲み頃でしょ。
 で、味のほうは・・・こ、これは意外! 田舎の酒と侮っていた自分が恥ずかしくなるほど高貴な風味。鄙には珍しく、などといえば失礼だけど、祝いの席で好事家を向こうに回して振舞うに耐えうる酒じゃないか。この酒が中央に出たら、地元では飲めなくなるね。