今でこそスーパーにイカナゴの釘煮を見つけることができるけど、3週間前に友だちの奈美さんからもらったときには、「今年のイカナゴは不漁で、同じ重さの黄金で取引されるねんでぇ!」と、もったい付けられたものです。ホンマかいな? と奈美さん手作りの釘煮を味わってみると、それはそれはアニハカランヤで、値打ち付けて下さっただけあってとても美味しいものでした。
そのままで食べても甘さといい山椒の香りといい絶品だったのですが、ぼくは米の酒は飲んでも米をあまり食べないので、味噌煮込みうどんの隠し味に釘煮を投入してみました。奈美さんに知られたら「ゴールデン・イカナゴの尊厳を貶めるな!」と叱責されそうなのですが、これがなんとも絶妙なアクセントになるんです。
あんなに濃厚な味噌煮込みうどんに負けないのならカレーにも太刀打ちできるんじゃないかと試したら、フェンネルの香りと山椒の香りが相乗効果を発揮し、ほのかな甘みがカレーにコクを与え、形の残るイカナゴを食べたときだけ魚の香りを感じ、それはそれは複雑な味わいを楽しむことができるのでした。
でもそれも今日で終わりです。3週間も傷まずに良く持つもんだなと感心しますが、食べきってしまったものは戻ってきません。それに味噌煮込みうどんの季節はもうすぐ終わりです。それにイカナゴも旬を過ぎるでしょうから、そしたら今度は琵琶湖の鮎の季節ですが、あれは日本酒が進むんですよね、楽しみな季節が到来します。
そのままで食べても甘さといい山椒の香りといい絶品だったのですが、ぼくは米の酒は飲んでも米をあまり食べないので、味噌煮込みうどんの隠し味に釘煮を投入してみました。奈美さんに知られたら「ゴールデン・イカナゴの尊厳を貶めるな!」と叱責されそうなのですが、これがなんとも絶妙なアクセントになるんです。
あんなに濃厚な味噌煮込みうどんに負けないのならカレーにも太刀打ちできるんじゃないかと試したら、フェンネルの香りと山椒の香りが相乗効果を発揮し、ほのかな甘みがカレーにコクを与え、形の残るイカナゴを食べたときだけ魚の香りを感じ、それはそれは複雑な味わいを楽しむことができるのでした。
でもそれも今日で終わりです。3週間も傷まずに良く持つもんだなと感心しますが、食べきってしまったものは戻ってきません。それに味噌煮込みうどんの季節はもうすぐ終わりです。それにイカナゴも旬を過ぎるでしょうから、そしたら今度は琵琶湖の鮎の季節ですが、あれは日本酒が進むんですよね、楽しみな季節が到来します。