くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

生落花生

2014-09-26 11:22:55 | Weblog
ちょっと遅めのお盆休みということで、
妻の実家がある静岡県に行ってまいりました。

一泊二日の強行軍であまりのんびりは出来ませんでしたが
お墓詣りをしたり、農民市場に行ったり、伊豆に蕎麦を食べに行ったりしてきました。

特に印象的だったのは農民市場。
近隣の農家が作物を持ち寄って販売しているいわゆる直売所で、
地元で取れた珍しい野菜なども売られております。

新鮮な上に価格もだいぶお手頃なので、
日頃食べる食材をいろいろと物色しておりますと、
生の落花生が売られているではありませんか。

落花生といえば千葉県のイメージが強いですけれど
静岡県でも栽培されているんですね。
塩ゆでにすると美味しいらしいので一袋買ってみました。

通常スーパーなどでおつまみとして売られている落花生は
収穫後に十分乾燥させてから焙煎したものですが、
生の落花生は通常より少し早めに収穫してすぐに出荷されたもののようです。

なので中身はまだ豆ができておらずドロドロの液体が入っており、
普通に殻を割ると中身が飛び散ってしまうため
先端に小さめの穴を開けてチューチューと中身を吸っていただきます。

なんてことを書いたら本気で信じる人もいるのでしょうか。
本当のことを言うと中には白くてブヨブヨした豆が入っております。
殻自体も大量に水分を含んでいてとても柔かいので
乾燥した落花生よりも簡単に開くことができるのです。

殻を開く際にはヌチャッとした感触が指先に感じられ、
茹で汁なのか、元々落花生に含まれているのか知りませんが
謎の液体がボタボタとこぼれ落ち、
ヌラヌラと光り輝く白い豆が姿を現すのでございます。
さながらサナギを割って中の卵を食べるような感じですね。

食感は茹でた小豆や大豆のような感じで、風味はピーナッツ。
とても美味しいのでお酒のおつまみとしてあっという間に平らげてしまいました。

静岡県は私が住んでいる神奈川県のすぐお隣にある県ですが
気候や風土は結構違うものでございますね。

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