五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがくらぶオリジナル 感想①

2014年03月26日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2014年5月号

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 表紙は、ふたたび『お姉ちゃんが来た』

 アニメBD・DVD発売記念ゲストとのことです。

 他、コミックス1巻が発売中の『たばたちゃん派』や、

 『はるまち・ダンス』などなど、盛りだくさんでございます。

 

 

 今月の「妙な関係になったで賞」は、『龍女生徒会っす!』より、杏&紅さん!

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 文化祭へ向けた動きが、本格化してきた龍女生徒会。

 生徒会長の直さんは、紅さんの協力を得たいと考えますが、うまくいかず。

 そんな中、関わりたくないと言っていた杏さんが、紅さんに懐かれてしまうのが面白かった!

 紅⇒杏という意識が、少し百合っぽい雰囲気なのも注目ですね~。

 杏さんは気疲れしまくって、大変そうですが(;´∀`)

 

 

 

【4月17日、コミックス2巻・発売!】

●ヒナ書房へ行こう (都波みなと 先生)

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 今回の書店裏事情は・・・?

 書店員さんの視点で見る、書店の裏話や苦労話などが面白おかしい本作品。

 入学シーズンということもあり、今回は、飾りリボンや図書カードなどのお話でありました。

 

 ヒナさんの所では、リボンを手作りしているとかで、なかなか大変そう(^^;

 ありがたみがありそうですけど、手作りとわからなければ、そうでもないか~。

 図書カードの方は、これまた包装するのに手間がかかるようで、

 書店員さんにとっては一苦労っぽい。

 

 けれど、書店にとっては売り上げになるから良いですよね~

 ・・・と思ったら、売り上げにならないとかで、【働けど働けど】の4コマタイトルが切ない(;;)

 いや~これは存じ上げませんでした。 そうなんですねえ・・・

 そして最後は、領収書の話でしたけど、「漢字わかんないとアセる」の言葉は納得!

 「しじま」と「ほづみ」はわかりましが、「ちぎら」「ほほかべ」って知らなかったですよ(;´∀`)

 

 などなど、書店員さんの影での苦労が描かれていて、よくわかる本作品。

 これ読むと、客としていったとき、いろいろ遠慮してしまいそうになるかも?

 そんなこんなで、コミックス2巻が4月17日発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

 

【最終回!】

●ちっちゃいおっさん (どっこい笑太郎 先生)

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 兵庫県尼崎市の非公式キャラクター「ちっちゃいおっさん」も、最終回!

 最後は、おっさんの誕生日に、ホワイトデー、お花見、雛祭りと、

 季節感あふれる内容が盛りだくさんでありました。

 

 そうした話が、いつも通り笑いと共に楽しめたわけですが、

 おっさん、何やら知名度が上がってきたとか・・・

 それでも自分は「ただの尼崎のおっさん」と言っているあたり、

 尼崎愛を感じられたのがよかったですね~。

 

 などなど、いろいろユニークなキャラクター「ちっちゃいおっさん」を描く4コマ作品。

 正直、おっさんのデザインが可愛いとは思えずに、とっつきにくさを覚えたりもしましたが、

 4コマネタについては、しっかりとしたネタ作りがされていて、好感触でありました。

 ちょっと短い間ではありましたけど、楽しませていただきました!

 

 

 

●S・Aで会いましょう (胡桃ちの 先生)

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 素ヶ原SAの人々を描く4コマ作品も・・・ ついに完結!

 前回、デフォルメ体型に戻れなくなってしまったののさん。

 「元の姿に戻る」と表現してますが、今の姿が本来の姿ですから(´▽`;)

 

 しかし、にこちゃんに認識されなくなってしまうため、

 あの姿になれないことは、ののさんにとって悲しいことなのですね~。

 けれど、ののさんのイトコの「ココさん」とは認識されていて、

 にこちゃんも従弟の「はこさん」になって(元の姿に戻って)、2人で仲良くしてます。

 

 それを見たフクちゃんをはじめ、変身できる人たちが

 いっせいに変身してゆく様子は、爽快でしたねえ(;´∀`)

 が、そのとき、スガちゃんに異変が・・・?

 ここで、なるほど、変身にはこんな秘密があったのか。

 と判明する流れが面白かった!

 

 ののさん達の「元の姿」、そしてスガちゃんの「元々の姿」。

 こんなつながりで、不思議な世界が存在できていたなんて!

 そして5年後の2人が、真実を知る瞬間が、めちゃめちゃ良かったですね~。

 最後の一言が、とても印象的でした。

 

 などなど、不思議の理由が明かされての最終回。

 ののさんとにこさん、2人の関係にも大きな前進があってのハッピーENDでありました。

 コミックス4巻は、5月発売予定とのこと。

 私にとっては、胡桃ちの先生作品で、初めてコミックスを買った作品なので、

 そのあたりで思い出深いのですよね・・・ 長い間、楽しませていただきました!

 

 

 

【ゲスト作品】

●ヘビ神様出番ですよ (千葉リウ 先生)

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 神社にいる神様と、神主のかけあい楽しい4コマ作品。

 金運・商売繁盛の神様を祀る白神神社。

 そこの神主・榊学くんは、見た目子供のヘビ神さまを厳しく指導!?

 そんな2人のやりとりが、面白おかしいお話になっています。

 

 神さまなのに、立場は神主よりも下と言いますか、

 やたらと学くんに教育的指導を受けてしまうヘビ神さまがユニーク。

 しかも、金運を祈願される神なのに、金運ばかりの人間に嫌気がさしているというのも(^^;

 そこへやって来た少女が、祖父の身体を気づかう願いをしたことで、

 願いを叶えようとするヘビ神さまでしたが、ちょっとした失敗をしてしまい、

 挽回しようとがんばる姿が、微笑ましかったり可笑しかったり(´▽`;)

 

 なんて感じでしたけど、わりとドジなヘビ神さまと、

 しっかりしている学くんのコンビが、バランス良く機能していると思えますし、

 つづきに期待したい所ですね。

 

 

②へつづきます。

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想②

2014年03月25日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2014年5月号 のつづきです。

 ①は、『メェ~探偵フワロ』 『みずいろミュージアム』 『鉄仮面のイブキさん』

     『ゆとりノベライズ』 『ナースドールまりあ』 『すしっ娘』です。

 

 

●笑って!外村さん (水森みなも 先生)

 バイトで、お花見客にお弁当を届けることになった外村さん、ひなさんに使われてます(^^;

 でも、外村さんがスカート苦手と知って、少しだけ心配していたのは驚きましたね~珍しい。

 そして、恐怖をこらえて、ひなさんを救う外村さんがよかった。 ひなさんも変わってきてる?

 

●ゲキカラ文化交流 (沼江蛙 先生) 

 1つ前で書きましたが、花粉症の季節でメガネがカッコイイ吉田くん・・・の話題は最初だけ。

 中盤はお花見で、【衝撃の事実】を知るみゆきさん。 そりゃ~アイシャさんも人間だよね(ぇ

 桜を眺めているだけで「キャラ崩壊」と言われるみゆきさんに笑! 終盤の林くんはヘタレ!

 

●どろんきゅー (吉村佳 先生)

 今回は、スポーツテストでどろんきゅー。 幅跳び苦手と言いつつ、好成績を出す佐倉さん。

 もちろん霊たちのおかげと言うか、霊たちのせいと言うか(;´∀`) そうした様子が面白い。

 アキさんは張り切りすぎて「恐ろしいこと」になり、困ってたのが珍しい。 時計は怖かった!

 

●先生のすみか (伊藤ハチ 先生) 

 ヤマト君の春休み、神宮先生に呼び出され、「夢を目指す大学生」の取材を受けることに・・・

 先生の夢が「働かなくても生きていける世界へ行きたい」だったのは共感しちゃいました(ォィ

 ヤマト君の夢は、教師になる事。 そこに、神宮先生の作品が関係してたのは、少しイイ話。

 

●銀河系女子高生ありすちゃん (サカザキ 先生/はなこ 先生)

 謎の新生物が発見されたと騒いでますが、深海魚とのことで納得。 変なの多いですよね。

 深海と宇宙の関連というのは興味深い所で、さっそく、見に行くことになったありすさんたち。

 ところが、そこにいたのは・・・? なんて話が愉快。 あの形、そしてラストのダッシュに笑!

 

●踊る!アントワネットさま (にしうら染 先生) 

 1789年・・・ もう少し、じっくり過程を見てみたかった気もしますが、運命の時が迫ります。

 財政難・食糧危機ときて、民衆の不満は高まり、ついにはバスティーユ監獄の陥落へと・・・

 その場に居合わせたマリーさんの衝撃は計り知れず。 そしてフェルセンは、何を企むか?

 

●信長のおよめちゃん (大場玲耶 先生)

 信長くんの前に現れたお濃さんの父上・・・ ということは、つまり美濃の蝮こと、斉藤道三!

 気安く話しかけ、後に正体を知って砂になる宗恩さんに笑った゜(*゜´∀`゜)゜ この表現、イイ!

 お濃さんは「裏」の方が本来の姿だとわかりましたけど、ここにきて急展開!? どうなる?

 

●アテナの初恋 (縞はるひ 先生) 

 ゼウス様のもとに、匿名で送られてきた髪の毛の束。 一体何事かと、ちょっとした騒ぎに。

 嫌がらせなのではないか? という意見に私も賛同しちゃいましたけど、実は大切な願いが

 込められた髪の毛だったとわかる流れが、面白かった! 美しい髪の毛は、神秘的ですね。

 

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想①

2014年03月25日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2014年5月号

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 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 表紙は、卒業式のマキ。

 書店で見た時、一瞬「終わり!?」とか思ってしまいましたよ(;´∀`)

 すぐ「そんなわけないない」と考え直しましたが、インパクトありましたね~。

 それでなくとも、美しい絵柄が印象的です。

 

 

 今月の「メガネで賞」は、『ゲキカラ文化交流』より、吉田くん!

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 何やら花粉症で難儀している吉田くん、花粉対策眼鏡を買ったと自慢げ。

 でしたが、アヤコさんが飛んできて、メガネをやめさせたから何事か!?

 と思ったら、納得の理由がありましたね(ぇ

 これ以上メガネが増えたら「メガネで文化交流」に題名変えないと(ィャィャ

 それにしても、4コマ上にあるタイトル、絵になっているのが面白いですよね。

 

 

 

【4月7日、コミックス発売!】

●メェ~探偵フワロ (ナントカ 先生)

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 平和な村へ引っ越してきた名(迷?)探偵さんのお話。

 今回は、単行本が出ると述べるフワロさん。

 作品の中でコミックスの宣伝ですか~と思ったら、ご自分の本が出版されるとか(^∇^;

 そこで、大作家になったつもりで、やたらと浮かれるフワロさんが面白かった!

 

 ・・・のですが、何やらあやしい空気がただよってきて?

 まあ、フワロさんの作品は、自画自賛の嵐なので、

 コバーン少年などは疑念を抱いていたようですが(^^;

 どうも、お金持ちのフワロさんをねらった詐欺っぽいのに、浮かれたフワロさんは気づかず。

 村人たちまでたかってきたのは、人の欲望を見せつけられるようで可笑しかった。

 

 結局、あっさり詐欺に引っかかってしまったフワロさんでしたが、

 その仕返しが怖かった~(((( ;゜д゜)))) そこまで出来る財力をお持ちなのね。

 ラウールさんと共謀している所が、闇ですねえ。 【報復】4コマ目の2人の表情がー!

 などなど、名探偵と言いながら迷探偵、と思いきや、もしかしてホントに名探偵?

 なフワロさんの物語。 ついにコミックス発売ですが、1巻表記がないことが気になるかも。

 そんなこんなではありますが、今後も楽しみです!

 

 

 

【連載スタート!】

●みずいろミュージアム (あさみゆとり 先生)

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 水族館で働く人々。

 ゲストを経ての連載スタート!

 岩井沙夏奈さんは、水族館で働くことになった新人さん。

 可愛い魚に囲まれて頑張る姿を、やさしくあたたかく描いた4コマ作品です。

 

 サカナさん、いよいよ仕事にも慣れてきたようですが・・・?

 何やら緊急招集をかけられて、大仕事のお手伝い。

 水槽まで5000匹もの魚を、バケツリレーするとか、そーゆー風に運ぶものなんですね~。

 しかし、サカナさんは非力で、なかなか力になれない。

 それでも周囲のサポートがありつつ、別の仕事を任されたりと、

 ギスギスしていない所が安心感。

 

 イワシの群れが泳いでいるシーンは、キレイでしたね。

 水族館の魚たちはどこから来るのか? なんて話も興味深かった。

 謎のお客様と遭遇したサカナさんが、いっしょにエイの出産シーンを目撃しているのも、

 何だか良い感じでしたね。

 

 などなど、水族館で見られる風景、そして生き物の話などが面白い本作品。

 サカナさんと周囲の人々のやさしさが、作品全体を覆っているようで、

 その雰囲気が水の描写と相まって、とても爽やかに感じられるのが魅力。

 早くも連載開始ということで・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●鉄仮面のイブキさん (市川和馬 先生)

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 隣の席は、無表情な女の子。

 喜多くんの隣の席にいる伊吹さんは、無表情。

 そんな彼女の表情と感情のギャップが、面白味になっている4コマ作品。

 「まんがタイム」にて連載中です。

 

 ため息をついてる伊吹さん。

 なんでも、笑顔で第一印象を良くしようとしたところ、逆効果だったようで(^^;

 確かに、あの無表情のまま笑い声出されても、怖いだけですわな。

 そんな今回、「無表情なんて誤解」だと主張する伊吹さん、喜多くんとにらめっこ勝負!?

 なんてお話でしたが、やっぱり伊吹さん、変顔しても無表情なのが可笑しかった。

 

 しかし、伊吹さんとにらめっこで見つめ合う喜多くん、照れているのが可愛らしい(ぇ

 そんな彼を見て、吹き出す伊吹さんでしたが、それでも表情変わらないとか(´▽`;)

 最後は、強敵の喜多くんを倒すべく、相楽さんからアイデアを授かる伊吹さん。

 これが、無表情なのだけど可愛らしかったですね~。 いや~お見事でした。

 などなど、無表情な女子と、彼女を観察する男子のお話。

 まんがタイムで連載中ということで、今後も楽しみです!

 

 

 

●ゆとりノベライズ (渡辺伊織 先生)

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 ライトノベル作家の日常を描いた4コマ作品。

 都ゆとりさんは、ライトノベル作家。

 売れっ子の先輩・里見嵐さんと懇意にしていて、そんな2人のやりとりや、

 作中で描かれる、作家としての境遇・心情などについての内容が、興味深いお話です。

 こちらも「まんがタイム」にて連載中。

 

 今回は、喫茶店で物騒な話をしている2人。

 男を消すとか言っていて、店員さんを驚かせてますが、もちろんラノベの設定(^^;

 何やら恋愛描写で悩んでいる都さんが、里見さんに相談している場面のようで、

 思わず恋愛経験について見栄を張ってしまう里美さんが面白い!

 見栄を張る ⇒ 都さん、見抜いてからかう ⇒ 仕返しする里美さん

 という流れが、愉快でありました。

 

 そして、遊園地デートを体験する2人。

 女性同士のデートというので、落ち込んでしまうのがフビンでしたけど、

 もう百合って方向へ走っちゃってもイイんじゃないですかね(ォィ

 まあしかし、乙女時代の里美さんが周囲を観察していたという話は、

 作家になろうとする人間にとっては、重要なことなのではないでしょうか。

 こうした「作家」についての話には、興味を引かれるものが多いですね、本作品。

 

 などなど、作中の恋愛描写をめぐって悩む、作家さんのお話でしたが、

 最後に、都さんが観察して気づいた真理には納得しきりでしたね(ぇ

 なんて感じつつ、最近の注目作品の1つでもありますし、今後も楽しみです!

 

 

 

【最終回!】

●ナースドールまりあ (しまだ 先生)

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 魂が宿ったドールのお話も・・・ 完結!

 最後は、自分のまりあさんへの気持ちに気づいた四郎くん。

 相手がドールでも気にしない。 なぜなら、それは愛だから!

 

 ・・・なんて、言ってて恥ずかしいですけども、

 そんな感じのお話でシメとなりました。

 なかなか、愛の言葉を口に出せない四郎くんでしたが、

 それでも勇気を振り絞っての告白が、彼の心意気を見せつけてくれました。

 しかし、相手はドール。 そんなことを言っても、どうにもなるものではない・・・

 

 と思いきや、そこはハッピーエンドへ向かってまっしぐら。

 ドールに宿った魂は、人の心と同じものを、彼女に芽生えさせていたということですね。

 そんな最終回でありました。

 

 まりあさんがドールであるという設定は、

 人の心を得るという点で意味があったのかなと思われますが、

 なぜそうなったのかについては、も少し物語がほしかったかもです。

 とはいえ、最後は大団円を迎えられて、一安心。 楽しませていただきました!

 

 

 

●すしっ娘 (3.5合 先生)

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 寿司屋に弟子入り志願な少女お話も・・・ 最終回!

 最後は、最高に出来の良いシャリを完成させたさよりさん。

 さっそく大将たちに食べさせたいと考えますが、定休日!

 そこで、わざわざ自宅まで押しかけますが・・・?

 

 なんて感じに、シャリのため、大将たちを追いかけるさよりさんが面白かった!

 けれど、追いかける途中、様々な人たちに遭遇し、シャリを分け与えるさよりさん。

 結局、大将たちに会えた時には、わずかにしか残っていないというのがフビン(´▽`;)

 ・・・ではありましたが、そのシャリでつくったお寿司が、

 さよりさんの新たな決意を呼び起こして、何だかんだでまとまったような

 そうでもないようなシメとなりました。

 

 本作は、さよりさんの寿司屋修行が、面白おかしく描かれてきた4コマ作品でしたけど、

 わりと真剣に寿司づくりに取り組む様子もあって、そのあたりに好感を持てましたね。

 最後はコメディ調で終わりましたが、これからも「すしっ娘」の日々は続いてゆくわけで、

 いつか最高の寿司を握れるようになる・・・のかな?

 なんて思いをはせつつ、楽しませていただきました!

 

 

 

【月刊新人賞@まんがタイムスペシャル】

・ミツアミメガネ (柴 先生)

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 人気者な三つ編みメガネさんのお話。

 水上茜さんは、人気者。

 というのも、その優秀さゆえに頼られるためなのですが、

 そうした頼られ模様と、彼女の対応が面白味になっている4コマ作品ですね。

 委員長でもないのに、委員長と間違われる所や、

 優秀ではあるけど真面目というわけでもないあたりなど、

 なかなか意表をついてくる感じで良いですね。 つづきに期待です!

 

 

②へつづきます。

 


◆ 今月の『恋愛ラボ』

2014年03月24日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2014年5月号より

 

 

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

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 トビラのリコ&エノが、めっさ可愛らしい!

 そんな今回、文化祭用クッキー作りの練習と、エプロンで誘惑(?)の巻。

 クッキー作りの練習をすることになったリコとエノ。

 

 ここでマキが、クッキーのレシピはハンドメイド部のものと言ってますけど、

 ハンドメイド部は、ずいぶん前から存在には注目しているんですよね。

 名前だけはたまに出てきていて、どのような部なのか、どんな人がいるのか、

 気になっています。

 

 

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 それはさておき、さっそくクッキー作りにいそしむリコ。

 リコの料理スタイルが、なかなか良いじゃないですか。

 髪の毛をまとめた感じに、エプロン姿が可愛らしくも、

 同時に「家庭的」なイメージを醸し出していますね~。

 

 マキのレシピが分厚いのには笑いましたけど、

 中身がしっかり役に立っているのは、さすが。 注釈文には苦笑いでしたが(;´∀`)

 そのおかげ(?)で、クッキー作りに失敗してましたけど、

 リコとエノの失敗は、同じ注釈文が原因なのに、

 2人の個性の違いで全く逆の結果になっているのが、面白かった!

 

 そして、出来上がったクッキーを試食するスズやサヨ。

 評価は、まあ予想通りでしたが、スズの「この前よりは食べ物ですよっ」とか、ヒデェ!

 彼女、フォローしているつもりで辛辣なこと言っちゃう天然さが、罪ですねえ(´▽`;)

 

 

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 「エプロン=恋の戦闘服」

 マキが用意した5人分のエプロン、それぞれが魅力的でしたね、なるほど戦闘服か。

 私はリコの着ていたおしゃれタイプが、落ち着いた感じで好きですかね~。

 平然とオチ担当になっていたサヨ先輩には、敬意を払うべき(^^;

 

 ここで、マキが最終型として挙げていたのが、「清楚&セクシー」タイプ。

 一見、ふつうに可愛いエプロンでしたけど、その仕掛けには大笑い゜(*゜´∀`゜)゜

 あ~確かに、男心を突き刺すエプロンですわ、これ(ぇ

 しかし、「男子をドッキリさせちゃった」所で想像したのが、ヤンだったのは興味深い。

 もう男子といえば、彼のことが頭に浮かんでしまうんですね~マキさん。(ニヤニヤ)

 暴言のことは、まだまだ気にしているようですが・・・・・・

 

 

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 ナギを驚かそうとするリコ。

 マキの作ったエプロンを、ウケ狙いで使ってみようと企むリコでしたが、

 塾でアレを見せられたら、さすがにドン引きしますわな(;´∀`)

 

 そこに気づいたのはよかったけれど、おかげで妙な誤解をされてしまったかも?

 なんて様子が可笑しかった! というか、ナギの反応が可愛らしいなあ。

 はじめに、他の男子に「見てないよな!?」と確認しているのが、もう、ね。

 

 何だか、おかしな方向へ行ってしまったエプロン騒動でしたけど、

 まあ、なんだ、痴女扱いされるくらいですみそうだから、よかったですよね。(よくない)

 などなど、クッキー作り&男心をくすぐるエプロン話。

 文化祭でのクッキーはもちろんのこと、わだかまりを残すマキとヤンの関係、

 そして、リコ痴女疑惑(ォィ)が気になりつつ、今後も楽しみです!

 

 

◆ まんがタイムスペシャル 感想

 


◆ 『NEW GAME!』1巻・感想 ほのぼの社畜ライフ4コマ!?

2014年03月22日 | ◆4コマ漫画 感想

『NEW GAME!』1巻 (得能正太郎 先生)

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 公式紹介ページ (試し読みアリ)

 「18歳だけど、社会人です。」 (オビ文より)

 涼風青葉さんが就職したのは、ゲーム会社!

 そこで、上司や同僚の女性たちと働く姿が、少し厳しく、でも楽しく描かれる4コマ作品です。

 

 

【主な登場人物】

●主人公 : 涼風青葉

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 子供に見える18歳!

 憧れのデザイナーがいるゲーム会社「イーグルジャンプ」へ入社した青葉さん。

 けれど、社会人になったというのに、子供と間違われること、しばしば。

 そんな彼女がフレッシュ気分で、働く様子が微笑ましかったり、面白かったり。

 同期がおらず、社会人という気負いから、背伸びする姿も可愛らしい18歳。

 仕事はキャラクターデザイナー! そこで、どのようなキャラクターを作ってゆくのか、

 ゲーム会社の職務内容などと共に、興味深く楽しみです。

 

 

●上司・同僚・友人

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 上司にあたる女性たち。

 八神コウ : キャラクターデザイナー+キャラ班リーダーで、青葉さん憧れのデザイナー。

          青葉さんをからかい気味に可愛がるラフな人物で、

          泊まりで仕事する際には、パンツ丸出しになるのが刺激的!

 遠山りん : AD(アートディレクター)として、グラフィックチームを統括する女性。

          コウさんの同期にして親友。 自由な気質のコウさんに比べて、しっかり者。

          何かとコウさんを気にかけ、まるで押しかけ女房になっているのが百合風味。

 

 

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 先輩ばかりの職場と、友人。

 滝本ひふみ : キャラ班。 極度の人見知りで口数少なく、PCでのやりとりを好む女性。

 篠田はじめ : モーション班。 ボーイッシュだけど可愛くなりたい先輩。 おっちょこちょい。

 飯島ゆん  : キャラ班。 はじめさんの同期で、エレガントな装いに関西弁というお方。

 ねねっち  : 青葉さんの友人で女子大生。 まだまだ子供っぽい所が可愛らしい。

 

 といった風に、女性が目立つ職場。

 それぞれ、コウ&りん、青葉&ひふみ、はじめ&ゆん

 3組6名で覚えると、わかりやすいかもですね。

 青葉さんは、直属の上司コウさんや、ひふみさんと関わることが多いです。

 いずれも先輩ばかりの環境で、基本敬語で接している青葉さんなのですが、

 友人ねねっちとは対等のやりとりをしているのが面白い所。 いつもと違う姿が新鮮です。

 

 

 

【新社会人の気負いと初体験】

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 新社会人が遭遇する出来事の数々。

 18歳という若さで社会人となった青葉さん。

 その行動や心情には、わかるわかるという気分にさせられることが多かったですね。

 

 先輩さんに、ちょっとした間違いを言っただけなのに、思わず平伏するとは大げさすぎ!

 ・・・ではあるのですが、新人という立場で先輩に対して失礼なことは許されない、

 なんて気負う気持ちは、正直わからなくないのですよね~。

 「社会はキビシイ」なんて言葉を意識して、何があるのかわからないと緊張しまくり。

 そんな中で、無礼をはたらくことを極端に恐れてしまうのは、私も記憶にありますからねえ。

 

 他にも、居酒屋初体験(私の場合は学生時代でしたが)では、

 お酒の頼み方が初めてだと、よくわからなかったりする場面などに共感しましたし、

 また、遅刻をめぐってお叱りを受けたり、初任給を何に使うか悩むあたりも、

 社会人の基本をたどっていて楽しめました。

 

 こういった「社会人」なりたての頃にありがちな色々が、

 面白おかしく描かれているのは、微笑ましく感じられますし、

 今後、社会人となる方にも、興味をもって読むことができるのではないでしょうか。

 

 

 

【ゲーム作りから“働く”ことを知る楽しさ】

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 ゲーム会社での仕事風景。

 青葉さんのお仕事は、ゲームに出てくるキャラクターをデザインすること。

 もちろん初めからメインのデザインを任されるわけではなく、

 基本の勉強から始まり、単なる村人のようなキャラクターを作ることになるのですが、

 これが“働く”ということを、きちんと描いていて、とても好感をもてる内容になっています。

 

 何度もダメ出しされたり、夜遅くまで、ついには泊まりで仕事をすることになったりと、

 けっこうキツイと感じることもありますが、こうしたことはマイルドに描写されるので、

 あまりストレスになりません。

 けれども、こんなに大変なんだな~ということは伝わってくるため、

 ゲーム作りも楽じゃないということは、何となくわかりますね。

 

 それでも、青葉さんは楽しみます。

 そんな彼女の姿が、読者にも楽しみを感じさせてくれるような、素敵な作品になっています。

 あとがきにも書かれているように、ゲーム作りというものは

 本来であれば「闇にのまれてしまう」ことが多い、辛い仕事かと思われますが、

 本作では「楽しむ」ことを重点に描かれているので、ライトに読めるのが美点であります。

 

 まんがタイムきららキャラットにて連載中。

 和気あいあいと、しかしながら、しっかり堅実に仕事する様子に、

 とても魅力を感じている作品ですので、ますます今後も楽しみです!