『GANTZ -ガンツ- 』３１巻を読んでの雑感めいたものをつれづれ・・・ （３０巻感想）
PCの不調などもあって、かなり遅れてしまいました。
ちなみに私はコミックス派であり、カタストロフィ発生以降は連載を全く読んでおりません。
なので、見当違いなことを書いていることがあるやもしれませんが、
そうであったとしても、ご容赦いただければ幸いです。 駄文猛省。
以下、ネタばれあります。 （未読の方はご注意ください）
いよいよ、人類反撃の時か!?
囚われたタエを助けようと、単身奮闘するオリジナル（？）玄野。
GANTZ の力を借り、巨人たちに囚われた人々を救おうとする玄野２号とその他の面々。
人類 vs 巨人の新たなステージが始まる！
【大まかな流れ】
まず、玄野１号（タエのパートナー）が巨人女性を脅しつつ、助けた人たちの脱出を図る。
失敗かと思わせる場面に何度か遭遇していますが、力押しや機転で乗り切ることに。
ここで、巨人女性との交流が生まれるかと思いきや、２つの種族の溝は深いようで・・・
一方、地上の桜井は亡骸となったトンコツを背負いながら、巨人たちへの復讐を誓う。
ここでの戦闘は壮絶でしたね・・・というか桜井くん、あんなに強いのかよッ！
愛する人を失った悲しみが、「力」を増幅させているとかですかね。
でも、余裕のない様子が心配な感じ。
玄野２号（レイカのパートナー）や加藤たちは、状況打開のヒントを求め、GANTZ の元に。
そこで「中の人」の協力を得、宇宙船への突入とそこに囚われた人々の救出を、
よその地域のメンバーに呼びかける。
そして、囚われのタエは、いっそうの危機に陥るのだったが・・・
【感想・妄想】
と、それぞれの展開を見せる『GANTZ -ガンツ- 』。
新たな登場人物、判明した真実、いろいろありました。
・巨人女性
玄野が巨人の街から脱出するため、脅して協力させることになった巨人女性。
やはり巨大であることや、目が４つあること、超文明を有している点以外は、
人類と大差なさそうな一般人でした。
１度は玄野たちを引き渡そうと兵士を呼んでいましたけど、
その後は玄野にしたがい、途中機転をきかせてやりすごすなど、協力的にも見えたり。
でも、人類に対しては「虫」と言い放っていました。
まあ、その程度の認識だってことですかね。
征服者と被征服者の関係としては、ありがちといえばありがちですが。
しかし彼女との関係は、今後人類と巨人の関係の中で重要なものとなりそうだと、
そんな風に考えていますが・・・・・・どうなるでしょうか。
・星人たちの正体
巨人女性との会話からは、今までナゾだったことが判明しました。
１． 巨人たちは母星をもたず、スペースコロニーに居住し移動している。
２． 地球は他の星からも狙われていて、移民もまぎれこんでいる。
「１」からは、巨人たちが地球を植民地とすべく襲来したことが、
「２」からは、今までの星人たちが他の星からの移民であったことがわかります。
「１」はともかく、「２」は重要でしたね～。
これで死んだ人間（戦いで死んだ者含む）を再構成して「怪物」にしている説や、
地球土着の妖怪やモンスターのたぐい説は崩壊してしまいました。
私は「地球土着説」を考慮していたんですけどね(^^；
・「中の人」
GANTZ のマンションに来た玄野２号たちが、「中の人」の協力を得ましたけど、
この人、１度外に出て行ってませんでしたっけ？ 戻ってきたのか・・・
この「中の人」もナゾだな～。
玄野たちも、もっと色々聞けばいいのに・・・とも思うけど、
どうも「中の人」もすべてを知っているわけではなさそうというか、
ただの「機械の一部」みたいな役割しか担っていなさそうなところがありますよね。
再生や武器生成ができなくなっているのに気づいていなかったし。
しかしとなると、GANTZ の大本のコントロールは「中の人」や「黒い球」そのものでなく、
もっと上位の存在が行っている可能性が出てきますね。
それが「神」・・・でしょうか？
もしくは、カタストロフィ・カウンターの終了とともに、機能が制限される設定だったとか。
なんだか何者かの手のひらの上で踊らされてる感がバリバリなんですけども、
これだと世界の覇権を握ろうとしている奴らだって、GANTZ の力を使いこなせないんじゃ？
と思ってしまいます。
・突入チーム結成
玄野２号や加藤たちがGANTZ の協力を得て、全国から突入チームを募る展開。
おそらく各地の腕に自信のある人々が集ってきたと思われ、
即席ながらも頼もしさを感じさせるメンツです。
神奈川の武田彪馬はレイカ目当てだけど、加藤を警戒して玄野を目に入れてない(^^；
でも、子供のタケシに目線を合わせて挨拶する姿や、西への対応を見るに大物かも。
広島の前嶋龍二は、小柄だけど眼光鋭く、本気で人を救うことを考えているっぽい。
メアリー・マクレーンは、外見外国人だけど英語ができない日本育ち・・・かな。
京都の関根誠人は、メガネ・インテリ風。 英語も流暢で、若きエリートっぽい人物。
群馬の吉川海司は、「黒い球」の機能制限を知りながら参加した覚悟の男。
北海道の矢沢年男は、熱そうなオジサン。 風に親近感持ってるけど、彼若いよ(^^；
そして、大阪からは・・・あの２人が!!
『GANTZ / OSAKA』を読んでからだと、こう何か、こみ上げるものがありますねえ( ´Д⊂)
西が、わざわざ突入するバカはいない、死にに行くようなもんだとせせら笑うけれども、
それに比べて臆することなく突入を決意する面々の態度は、何とも悠然として頼もしい。
まあ、確かに悲惨な目にあうかもしれない、死ぬかもしれない。
それでも多くの人を救おうとする意志は、何もせずに嗤うだけの人間のそれよりも、
はるかに強く美しく、それゆえに尊く愛おしい・・・と、私などは感じます。
・気になる点ちらほら
とりあえず気になることは、だいたい２８～３０巻感想で書いてきたことと同じでしょうか。
つまり、
・ 巨人が最終的な“敵”であるのかどうなのか？
・ ぬらりひょんやセバスチャンが語る「神」と、GANTZ の関係。
・ 吸血鬼たちはどーしてる？
といったことですかね。
とくに今回、星人がまんま異星人の移民であったことを考えると、
ホストざむらいのにーちゃんも、そうした類の存在なわけですし、
この事態にどう動くのかが気になるところ。
また、桜井くんについても。
彼の精神が崩壊しないかどうかなども気になりますが、
この桜井の頭に響く声ですね。 やはり、坂田師匠の声・・・でしょうか？
しかし、どうして坂田師匠の声が？？
超能力の一種？ それとも良心の声？ はたまた、GANTZ の影響だったり？
GANTZ って、たまにテキトーなことやらかすから、桜井くん再生の時に
坂田師匠の意識もコピー合成しちゃったとかなんとか・・・は、さすがにないかな(^^；
いずれにせよ、まずは対巨人戦！
人類側の反撃が始まって戦争状態になるだろうし、
日本だけでなくドイツやイスラエルの精鋭たちも戦っているわけで、
どのような展開となるのか・・・巨人だってバカじゃないだろうから、対策講じてくるでしょうし。
玄野たちの救出作戦も、どう展開してゆくのか・・・
GANTZ とは？ そして「神」とは？
あと、タエちゃんピンチだし・・・ますます今後が楽しみです！
『GANTZ -ガンツ- 』については、何か特集記事みたいなもの書きたいんですけども、
なかなか時間がとれず(´ヘ｀；) ３２巻が出る８月までには・・・と言いたいのですが、
あまり自信がありません。
にしても、次巻予告の絵がスゴイな・・・・・・
