2014年3月号
表紙は、『GA 芸術科アートデザインクラス』!
いかにも「寒い」と感じさせる“白さ”がむしろ美しく、
キョージュの“黒さ”と見事なコントラストになっているのが、さすがですね~。
今月の「その返し見事で賞」は、『はるみねーしょん』より、はるみさん!
競技かるたの世界は、その激しさから「畳の上の格闘技」と言われている・・・
なんて話に、\すげえ/と驚いているはるみさんですが、そこへの返しの一言がお見事!
大抵は、はるみさんのダジャレやボケがオチになったり、呆れられたりするのですけども、
ここでは、1本とられたユキさんがオチになっていたのが、面白かった!
【コミックス6巻、発売中~!】
●GA 芸術科アートデザインクラス (きゆづきさとこ 先生)
秋も深まり・・・
如月殿が物憂げに、秋の空をながめながら考え事をしております。
みんな、いったい何ごとかと心配してますが・・・ まさか、恋わずらい!?
・・・ではないのですが、ノダちゃんとの会話を、そーゆー風に誤解するトモカネ殿には、笑!
如月殿が思い出そうとしているのは、大好きだった絵。
ぼんやりと特徴を覚えてはいるものの、はっきりとしたカタチでは思い出せない。
そこで、みんなで協力して、図書室で資料を閲覧、目的の絵を見つけようとしますが・・・?
ダウジングで探そうとするのも愉快でしたけども、
覚えているイメージから、みんなであれこれ推測する会話が楽しかったですね~。
知識を結集して、あたりをつけてゆく流れに、ワクワク感がありました。
けれど、それだけしても見つからない。
そんな絵とは何なのか? なんてことが気になったわけですが、まさかの灯台下暗し。
如月殿が子供の頃にみた絵なのだから、なるほど、あの人なら知っているわけですね。
そして、そのことがダウジングで判明していたのには笑いましたよ゜(*゜´∀`゜)゜ 役に立った!
などなど、幼い頃の記憶をたよりに、大好きだった絵を探す如月殿のお話。
たしかに、子供の頃に好きだったものって、何か格別なものがあったりしますよね。
そうした遠い思い出に、少しだけひたれるような気がしました。
なんてことを感じつつ・・・ 今後も楽しみです!
【新連載!】
●ブレンド・S (中山幸 先生)
心優しいのに、目つきが悪い少女の働く場所は・・・?
ゲストを経ての新連載!
「スティーレ」は、キャラを演じて接客をおこなう喫茶店。
そこで働く桜ノ宮苺香(さくらのみや まいか)さんは、
目つきの悪さから「ドS」担当になったものの、根は優しい性格なので一苦労・・・ という話。
他にも、「ツンデレ」担当の日向夏帆さん、「妹キャラ」担当の星川麻冬さん、
キッチン担当の秋月紅葉さんに、店長のディーノさんと、個性的なメンバーがそろってます。
中でも、店長のディーノさんは変り者で、苺香さんとのやりとりが面白おかしい。
一見、少女漫画にも出てきそうな美形なのに、
苺香さんの“アメとムチ”プレイにしびれちゃったり、店長の威厳が感じられないお方(^^;
また接客では、苺香さんはマジメにやってるつもりだけど、
笑顔が緊張のあまり、さげすみの表情になったりして、
むしろ一定のお客様に大好評というから、そのギャップが可笑しすぎます゜(*゜´∀`゜)゜
この店の客、M男子が多いなオイ!
かと思えば、素だと優しい苺香さん。
店長の夜更かしを心配してたしなめたり、
紅葉さんに言われて張り手をかまそうとしても、か弱かったりするから面白い。
ってゆーか、張り手が可愛すぎました! そりゃ店長もKOだわ(ぇ
などなど、おもしろ喫茶店「スティーレ」を舞台にした4コマ作品。
期待してましたので、今後に注目です!
●ばーどすとらいく! (もず 先生)
地球侵略にやって来た宇宙人のお話。
クル=ッポー・デーデーポッポーさんは、侵略の先兵として潜入調査を行うべく、
地球人型の肉体を手に入れたものの、その正体は鳥型宇宙人!?
そんな彼女が地球へやって来て、侵略を開始する・・・ のかどうなのか??
相当閣下直々に命じられ、地球へ赴くことになったクルさん。
母星・ダジョン星と似た地球を、移住先にしようと企んでいる様子。
さらに、同類の鳥たちを地球人の手から救い出そうともしているようですが・・・
と始まるお話でしたけど、
なぜか、いきなり学校に行くことになっていて、慣れない生活で苦労しています(^^;
友達とお弁当を食べるとき、鳥の卵を使った料理を食べてしまって錯乱したり、
かと思えば、プリンを食べて気に入ったりと、侵略とは無関係な日常風景が面白い。
プリンには鳥の卵が使われていると聞いて、ショックを受けつつも、
その美味しさに負けてしまうとか、いいのか鳥型宇宙人!
そんなわけで、プリンが大好きになってしまった宇宙人クルさん。
はたして侵略はできるのか? 地球色に染まってしまうのか!?
「鳥」という特徴をいかした内容に期待したいところ。
なんて感じで新連載、今後も楽しみです!
【最終回!】
●ラッキー・ブレイク (平つくね 先生)
コミックス3巻は、3月27日発売! ・・・ですが、今回で最終回!!
最後は、あれから3年後。
藤沢産業の終わりの日が描かれてのラストとなりました。
・・・って、ええー!? 倒産でもしちゃったんですか!!!???
なんて感じで始まりつつ、社長さんの視点で、
会社の片付け、そこに携わる人々が描かれます。
あの金さんが30分前に出社していたり、赤井さんは容赦なく物を処分したり、
キシモンさんは海くんと一緒に来ていたり、いっくさんは着物姿だったり、
Jr.ちゃんはだいぶ馴染んだ様子だったり、デイさんは相変わらずだったりと、
それぞれの3年を感じさせたり、させなかったりする姿が、楽しいけれど、どこか寂しい。
そして、そこに陸さんやちゃこさんの姿はない。
あの後、陸さんが選んだ道は、あちらだったのですね・・・
と思ったら、2人とも来ていて、「3年前の『約束』果たしにきました!」なんて言っています。
さらに、なぜか兵藤さんまでいましたけど、いいのか!?(;´∀`)
1つの終わりは、1つの始まり。
陸さんの選んだ道も、新たな場所への一歩だったという事ですね。
出て行った彼女たちが最後に選んだのは、やはり「この会社」だった・・・と。
何だかんだで、ちょっと強引かなと思いつつも大団円。
オチはつきましたけど、なかなか良いラストだったのではないでしょうか。
本作品は、スタイリッシュ(?)に働く大人の女性たちを描いていた点で、
私好みの4コマ作品であったことは間違いありません。
途中、迷走しているかな~と感じ、そのあたりで失速したようにも思えましたが、
それでも、じゅうぶんに楽しませていただいた作品です。
キャラクターでは、キシモンさんが好きでした~。
3月27日発売のコミックス3巻には描き下ろしもあるらしいので、
そのあたりで最終回の補完があると良いですね。 新たな門出に、幸あらんことを!
【ゲスト作品】
●蒼と翡翠の不等号 (武内一真 先生)
久しぶりに会った幼なじみは・・・?
蒼さんと翡翠さんは幼なじみ。
しかし、6年前に翡翠さんが引っ越してしまってから会っておらず、
久方ぶりに再会することになったのですが、6年たった幼なじみは変わってしまっていて・・・
といった感じで始まるお話。
ボーイッシュでそそっかしかった翡翠さんですが、
6年たってみると、背は高く、女性らしくなっていたから、蒼さん驚いてます。
そんな彼女を見て、自分が成長していないことを寂しがる蒼さんでしたけども、
中身はそそっかしい翡翠さんのまま。 人懐っこい性格で、明るく楽しいのが救いでしたね。
蒼さんの妹・朱さんも加えて、歓迎パーティを開き、愉快に過ごす様子がよかった。
身体も大人っぽい翡翠さんの、裸Yシャツ姿も、なかなかのものでしたよ(ォィ
しかも履いてないとか、ヤバすぎでしょー!
蒼さんの下着を履いてましたけど、それにロマンを感じている朱さん、百合好き?(^^;
などなど、幼なじみの再会は、変わったもの、変わらないもの入り乱れつつ、
楽しいものでありました。 連続ゲストとのことで、次回にも注目です!
●コイカノ (右左もりもり 先生)
少女たちの交流物語。
ミホさんとほのかさんは友達同士。
ある日、ほのかさんから従姉妹のかのんさんを紹介されますが、
かのんさんはミホさんのことを、なぜか警戒している様子で・・・?
と始まるお話。
実はかのんさん、ほのかさんのことを大好きで、
ほのかさんと仲の良いミホさんのことをよく思っていないらしく、
何かとキツイ態度で当たってきますが、子供っぽいのでイヤミにはなっていません。
しかも、ミホさんの「(ほのかさんとは)幼稚園の頃から付き合ってる」という言葉を、
友達付き合いでなく、交際していると思い込むほどなので、何かと可笑しかったり(´▽`;)
そんな風にツンケンしながらも、憎めないかのんさんの可愛さが面白味となっていますね。
ミホさんに優しくされて、「他人」から「知人」にランクアップさせてあげるあたりも、
いじらしいというか、お子ちゃまな愛らしさを感じてしまいます。
などなど、ほのかさんを加えた3人の関係が愉快だったり、可愛かったりする4コマ作品。
最後に、かのんさんの意外な事実も明かされて、私も驚いちゃいましたけど、
これは、つづきに期待しても良いという事ですかね? 楽しみにしておきます!