五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想

2017年07月09日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2017年8月号

 

 表紙は、海水浴らいかさん!
 麦わら帽・スク水・かき氷、夏真っ盛りを感じさせる装いです。
 他、ユカちゃんも浮き輪でアイス、月英&孔明さんは水弓(?)で楽しそう!

 

 

 今月の「ラッパッパーで賞」は、『歌詠みもみじ』より、琴音さん!

 

 今回、もみじさんの従姉・琴音さんが登場!

 里帰りしているもみじさんでしたが、そこで琴音さんのラップ攻撃を受ける!?
 川柳一家のもみじさんに対し、琴音さんはラップ一家というから面白い。

 そこで、ラップバトルが開幕されていましたけど、韻を踏んで繰り出される
 ラップの数々がリズムに乗って、もみじさんの川柳と共に楽しませてくれました。
 すっぴん・絶品・べっぴんの3段階には笑いましたよ!

 ただ、本人はあまり、このラップな個性を好ましくないと思っているらしく、
 一家の呪縛の強さを感じざるを得ませんでしたね(^^;

 

 

【コミックス7巻、発売中!】

●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)

  

 夫婦旅行の相談と、新たな縁談と、演習と・・・

 弟・均くんから旅でもしてきたらと勧められた孔明さん。
 月英さんと共に、どのような旅にするか相談しているだけでも楽しそう。

 月英さんが、伍子胥ゆかりの地を巡るにも良いかもと言ってましたが、
 伍子胥といえば「史記」で有名な春秋時代の人物ですね。
 けっこう苛烈なエピソードの持ち主だったような。

 それはともかく、孔明さんの心配は、弟・均くん。
 留守中、1人きりにして大丈夫かと思っているようですけど、
 ここで月英さんが、均くんに嫁をとらせればと提案しているのが、見事です。

 もちろん、月英さんは林さんを想定してのことですが、孔明さんは
 「相手をどう探すか」とか言っていて、まるで気づいてないのが愉快でした(^^;
 とはいえ、そのあたりは月英さんがフォローするので、安心ですけど。

 一方、劉備さんたちは、演習の真っ最中。
 元直さんから見た、関羽・張飛・趙雲さん、それぞれの評価が出てましたが、
 なかなか興味深いものでしたね。

 近年、趙雲はともかく、関羽・張飛の評価は落ち気味だったと思いますけど、
 きちんとプラス面を評価している感があって、ワタシ的には満足でしたよ。

 劉備さんもその評価を聞いて嬉しそうな所が、またよかった。
 史実的にも、欠点が挙げられつつも、功績・名声の大きさが感じられますからね。

 そして、演習に関する劉備さんの考えと、それを受けての元直さんの采配もお見事。
 結果、収まるべきところに収まるやり方は、ある意味、芸術的です。

 などなど、月英さんと孔明さんの旅行相談から、均くんの縁談、劉備陣営の演習まで、
 充実した今回でしたけど、最後に気になることが語られていて、はたして何が起きるのか、
 期待しつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●小4女子の王子様育成計画 (市川なつを 先生)

  

 小4女子と男子高生のお話。

 【主な登場人物】
 ・あいら  : 小4女子。 しのぶ君が大好きな元気っ子。
 ・しのぶ  : 男子高生。 だらだらしたい。

 朝、起きるのが面倒だと考えているしのぶ君でしたが、そこへあいらさん襲来!
 しのぶ君の母上が仕事でいないため、起こすように頼まれたのだとか。

 そんな風に、何かと怠けたいしのぶ君と、彼に好意からお節介を焼く少女のやりとりが、
 面白おかしく微笑ましく、繰り広げられる4コマ作品になっています。

 ズボラなので、普段から身だしなみも適当なしのぶ君は、同級生の女子からも
 デカいしジャマとか思われていますが、あいらさんが髪の毛をセットしただけで、
 美形な姿になっていたのは面白い。

 でも、そんな彼の魅力に、他の女性が気づいたらダメだと考えたあいらさん、
 すぐさま元に戻していたのは、小4女子とはいえ、乙女心でしたね(^^;

 などなど、お節介な小4女子と、彼女にまとわりつかれる男子高生のお話。
 だらだらしたいため、あいらさんを拒絶したがるものの、何だかんだで一緒にいることを
 選んでしまうしのぶ君・・・ このままの関係が面白いので、連続ゲスト、期待です!

 

 

●月乃さんは憑かれてる (師走冬子 先生)

  

 ドジっ子な女子高生は、憑かれやすい!?

 【主な登場人物】
 ・鳥海月乃  : 気弱なドジっ子・女子高生。 取り憑かれやすい体質。
 ・原井結人  : 月乃さんの幼なじみ。 月乃さんを気にかけ、フォローする。

 霊に取り憑かれやすい月乃さんは、今日も今日とて憑かれてます。
 が、運動オンチだったり、ドジっ子だったりする体なので、取り憑いた霊も
 苦労しているのが愉快!

 そんな霊さんに、早く月乃さんの体から出てゆくよう言う結人くん。
 おやおや、これは好意ですか?恋ですか? とか思っていたら、
 月乃さんに対して、クールにヒドイこと言ってて笑゚(*゚´∀`゚)゚

 そして、月乃さん自身も、普段から霊が成仏できるように望みを叶えることを望み、
 霊さんのやりたいことをやっていたのは面白かったですね。

 それから、月乃さんの体から出て行ってくれた霊さんでしたけど、
 結果、目的とは異なる方向で決着していたのは、なかなか楽しい所でした。

 などなど、憑かれやすい少女と幼なじみが、霊の成仏のために奮闘するお話。
 2人の関係も気になりつつ、色んな霊との交流も見てみたいので、つづきに期待です!

 

 

【最終回!】

●まなびやユーレイ (瀬野反人 先生)

  

 コミックスは、8月7日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後の授業を迎えるゆずさんに、幽霊のアイコさんがあるお願いをしていましたが、
 それをもって彼女も“最後の授業”ということになり、不思議な縁を感じさせます。

 アイコさんの願いは、ゆずさんに憑依して授業をおこなうというもの。
 霊体もスーツ姿で、いつもと違った印象でしたけど、憑依するのだから意味ないような?
 まあ、ゆずさんには見えていて、本人の気持ちの入り方が違うようですが(^^;

 そして、憑依するあたりのやりとりが面白かったり、体を乗っ取られるのではないかと
 不安になるゆずさんが可笑しかったりしたものの、授業の方は真面目な所が良いですね。

 生徒たちも、いつもと少し違った授業を楽しめたようですし、双方に益があったかも。
 ゆずさんも、「自分」を客観的に見れることが、ためになった感じでしょうか。

 それから授業が終わると、体に戻っていたゆずさんですが、アイコさんはいなくなり、
 ちょっとした寂しさと共に、けれど、何かしら前向きな心持ちのシメとなっていました。
 また、会えることもあるかな?

 本作は、塾講師をすることになった女性が、教えることの難しさと向き合いつつ、
 そこから見える教育現場の苦労などが描かれていて、興味深い内容となっていました。

 幽霊であるアイコさんの指導を受けつつ、一歩ずつ進んでゆくような感覚が、
 講師としての成長を感じさせてくれましたね。

 それほどドラマチックでもなく、かと言って、疎かにできない現場事情。
 世知辛さもありながら、それでも踏ん張る人たちの奮闘ぶりに、頭が下がる思いです。
 そんなことを考えつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【その他】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 学校公開日に、奴が来た!

 保護者や地域の人が1日自由に見学できる日。
 授業参観よりはユルいものの、親御さんもちらほらいて・・・と思ったら、
 その中に竹田くんの姿が! って、太一くんですね(^^;

 彼の登場で、色めき立つクラスが面白かった。
 そして、らいかさんや竹田くんを加えた関係を、はやし立てる周囲でしたけど、
 何だかんだで、のろけ状況になる2人が愉快でしたね・・・「ドロドロの愛憎劇」に笑!

 

●敗者復活戦! (辻灯子 先生) 

 結局、月穂さんは転職を決意。

 壮行会なんてやってましたけど、ふつうに飲み会と化していたのは、いつも通りな空気感。
 ただ、ゆかし堂の売り上げに、月穂さんの貢献は大きかったため、これからどうなるのか、
 ニーナさんでなくとも気になる所でしたね。

 一方、先生は月穂さんにイライラを募らせている様子。
 ニーナさんと夕記さんに色々と話してましたけど、このあたりの「仲直り」もどうなるのか、
 何となく、話をまとめに入ってる感あります。

 

●のちの真田幸村である (真田寿庵 先生)

 上野・岩櫃城へ行く父上と弁丸くんたち。

 才蔵くんも驚くほどの自然の要塞で、城まで辿り着くのが大変そう(^^;
 実際、汗だくになって城代・矢沢頼綱に会っていたのが愉快でした。

 また、矢沢頼康くんもいて、彼は後に弁丸くんが人質となる際、同行する人物だと
 紹介されていたのも興味深い所でしたし、さらに【運命の人】高梨いちさんと出会ったり、
 これからの展開に期待を感じさせてくれましたが・・・ 次回で最終回ですとー!?

 

●天国のススメ! (宮成樂 先生) 

 今回、特別編との2本立て!

 1本目は、シャドーピープル「影の人」。
 ポルターガイスト現象を起こしたり、ひっそり人の中に入り込んだりするようで、
 クラスの皆も怖がっていますが・・・

 そこで、太一くんのご利益にあずかろうとするのは可笑しかったですけども、
 太一くんによれば、クラスにいるシャドーさん=影野くんはイイ人っぽくて、
 その話題で盛り上がることで恐怖が消え去り、影野くんも喜んでいたのは微笑ましかった。

 
 2本目は特別編で、お化け屋敷を手伝う太一くん。

 商店街のサービスに釣られ、母上が太一くんを“売り渡して”いたのは笑いましたが、
 現場へ行ってみると、そこには琥珀さんがいて、バイトしていたのも愉快!

 柘榴さんに追い出されたとか言ってますけど、どう考えても琥珀さんが悪いという
 そんな話も面白かった(´▽`;) けど、天狗さんたちがおそろいになるあたり、
 絆の強い家族だと感じさせますね。

 

  

【新人4コマまんが展 今月の一本!】

・名字戦争 (イチョウヨワシ 先生)

 

 名字が違う伊藤くん。

 【主な登場人物】
 ・伊藤    : 1人だけ名字が違うらしい。
 ・外川あさみ : 伊藤くんと小学校が同じだった少女。
 ・外川久章  : 割といい人。
 ・内川進介  : 見た目チンピラだけど御曹司。
 ・内川京子  : 進介くんのボディーガード。

 外川と内川という名字が多い学校で、伊藤くんは違う名字。
 どうも外川と内川で仲が悪いらしく、伊藤くんも巻き込まれた様子・・・

 といった感じですが、掲載分だけだと、今一つよくわからないですかね。
 ただ、1人1人のキャラクターは面白い人が多く、そのあたりが見所かも。
 も少し読みたいので、つづき期待です!

 


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