2012年11月号
表紙は、サンマにかじりつくネコ耳・山下さん! 榊先生が焼いている横に瀬尾にゃんが!
さらに、サンマといえばこの人、らいかさん。 サンマにまたがり、ご満悦です(^^;
また、『そこぬけRPG』6巻発売予告とともに、ネコ耳・カナさん&サンマ持った牡丹さんも!
今月の「ひゃァほーで賞」は、『小森さんは断れない!』より、小森さんの陸上部仲間!
小森さんは陸上部。 そこで登場した部活仲間さんが面白かった!
バレー部の助っ人をすることになった小森さんと、練習する仲間さんでしたが、
1人で生き生きヒャッハー状態。 そんな様子や、小森さんとのやりとりから感じる個性が、
めっさ面白かったですね。 てかこの娘、終始目が真ん丸だったよ(O O)
【今月のピックアップ!】
●らいか・デイズ (むんこ 先生)
ドラマCD、発売中~! (コミックナタリー情報)
そんな今回、らいか母・房江さんが中心のお話でした。
ファミレスでバイトする房江さん・・・ この制服も板についちゃって(^◇^;)
いつもの若人くんが顔面ケガだらけでやって来て、はじめ心配するも、
「おばちゃんには関係ねーだろ」との一言を受けて、「そりゃそーだ」と
そっけなく離れてゆく姿には笑った゜(*゜´∀`゜)゜ 若人くん、拗ねてるし。
こーゆー甘えた子に対する、絶妙な突き放し方は、「親」って感じがして面白かった。
これも、若人くんのタイプを見極めての対応だとは思いますけどね。
現に若人くんはちゃんと奮起してますし・・・
彼は「親」からの叱咤を欲していて、そうしたものが必要だったのかな~、と感じました。
そして後半も、留依さんをめぐってのひと騒動。
親父さんがやって来て、臨戦態勢に入る留依さん、面白(´▽`;)
でも親父さんは大事な話に来たわけで、そこで娘からのちょっとした“お祝い”が嬉しい一幕。
その光景に触発された房江さんが、「親」としての顔を見せるラストには、
なんとなく、あたたかいものを感じずにはいられませんでした。
などなど、今回は「親」と「子」をテーマにした回だったと思われますが、
そんな関係性や絆の面白さ・大切さに、心ほころぶ内容でございました。
あと、言われなければ「受診メール」には気づきませんでしたよ!
近日購入予定のドラマCDともども、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●わさんぼん (佐藤両々 先生)
特別ゲスト! まんがタイムから、期間限定の出張掲載とのことです。
和菓子職人をめざす草太くん。
亰都の老舗和菓子屋「桜屋」にて、見習い修行中!
その姿を描きつつ、桜屋の人々や、訪れる人たちとの交流が楽しい4コマ作品です。
今回は、3年たった今でも見習いのままで居続けることに、微妙な気持ちの草太くん。
萩くんや東さんからたしなめられつつも、「将来、萩くんより腕の立つ職人になる」と
気負いもなく宣言するあたり、彼の職人道への真剣さが感じられますね。
まあ、その後、オチついてましたけど(^∀^;)
そして何より、明月さんの話題で、萩くんの動揺がみられるという面白い話でありました。
連載誌タイムの方ではなく、こっちで進行してますけど、いいんですかね?
まあ、妙な脱線をして、いつの間にか東さん喜ぶ、萩×草太の世界になってましたが(ぇ
この会話の食い違いから来る絶妙な3コマ目「柏木の事好きだよね」「俺はお前の事も」には
大笑いしましたわ゜(*゜´∀`゜)゜ ライバル関係って、BL道では極上の調味料なんですかね。
それはともかく、萩くんの明月さんへの想いが明確に語られたのって、初めてでしたっけ?
いや、迂闊なことを書いて「前にもあったよ」とか言われたらゴメンナサイなんですけども・・・
ただ、萩くんはいずれ老舗を背負って立つ人物だけに、いろいろ難しいこともあるようで、
そうした職人の世界の険しさのようなものを感じられるシメと、【なるようになるよ】という
草太くんの創り出す空気が、好感触でありました。
期間限定ゲストらしいので、こちらでも今後が楽しみです!
●ものづくれ!アプリ開発部 (かすてら 先生)
先月号の新人ギャグまんが展で紹介されていた、かすてら先生がご登場~!
忍者っ娘の作品ではなく、ケータイアプリづくりにいそしむ少女たちのお話です。
アプリケーション開発部のメンバーは3名。
メガネの「しおり」さん、小さい「しほ」さん、ボケ役「あかね」さん。
しっかり者のしおりさんが、主なツッコミ役(たまにボケもあり)。
普通の少女っぽいしほさんですが、なにげにツッコミ役をこなしたりも。
そして、妙なアプリをつくってしまうあかねさんのボケが、面白味の基盤ですかね。
最後のオチとか(しおりさんに対して)ヒドかったし!
などなど、アプリを中心にした彼女たちのやりとりが楽しい4コマ作品。
アプリケーションづくりをテーマに持ってきている点で、ちと興味深いものがありますので、
さらなる登場に期待しておきたいと思います!
【最終回!】
●ハルコの晴れの日 (星里もちる 先生)
コミックス2巻、12月7日発売! ・・・ですが、最終回!!
派遣秘書のハルコさん、その仕事と恋多き日々を描いた物語。
幾多の恋(失恋)を経て、彼女が行き着いたのは・・・?
ハルコさんが恋する多くの男性が、どこかに問題を抱えた人物であったのに対し、
こないだのエピソードのお相手は、きわめてまともで紳士的な男性だったためか、
その失恋ショックはかなり大きそう・・・ と思いきや、仕事仕事の日々で、
余計なことを考える暇もないくらい忙しく、へとへと。
そんな彼女が安らぐ場所が、先輩の切り盛りする「ムジナ」。
ということで、最後はムジナで起こる、恋の大騒動が面白いシメとなったお話でした。
常連さん ⇒ ムジナのバイトさん ⇒ 先輩 ⇒ ハルコさん
という恋の一方通行オンパレードが、なんともやるせないというか、コメディというか(^∇^;
ままならぬは恋の道・・・ですねえ。
そして、先輩がハルコさんに、という展開は想像してましたけど、
そこにバイトさんや常連さんも加わって、「誰かに想われていることに気づかない」ことが、
コメディタッチながらも確かに描かれていたのは、興味深い点でした。
恋多きハルコさんの日々が描かれてきた本作品。
魅力的でありながらも問題を抱えた男性たちへの恋心。
でも、それぞれにハルコさんは真剣でありました。 そのあたりは好感持てていたかも。
秘書としての仕事にもきちんと取り組む、真面目な人でもありましたからね。
最後はタイトル通り、晴れの日となったのでしょうか?
コミックス2巻は、12月7日発売とのこと・・・ 楽しませていただきました!
●うわさのユーレイちゃん (平井ケンジロウ 先生)
こちらも最終回! ・・・て、告知ありましたっけ??
前回、ユーレイちゃんが幽霊になった過去のようなものが垣間見えるお話だったのですが、
まさかそれが終了への布石だったなんて・・・ 残念です。
最後は、文化祭に参加するユーレイちゃん。
なんと幽霊の格好しての参加とか、シャレがききすぎてて、笑えるのか笑えないのか(^^;
あわただしさにあてられたのか倒れてしまい、部屋で休むことになったのですが、
そこでついにユーレイちゃんが幽霊として認識されてしまうことに・・・!
といった内容の最終回。
大騒ぎして、おびえる生徒たち。
そんな様子に落ち込むユーレイちゃん・・・ だったのですが、
そこへ一喝をくわえる女子生徒がいて、そこから流れが変わる展開が気持ちよかった!
最後、文化祭の受賞式にて、本当の意味でクラスに加わることができたユーレイちゃん。
その笑顔がまぶしいシメ。 今までの孤独が消し飛ぶ、素晴らしいラストでありました!
本作品を覆いつくす、どこか寂しい雰囲気は、「音のなさ」だったと感じています。
ユーレイちゃんの無口さと、先生のボーっとした感じが生み出す静かなリズム。
主にユーレイちゃんと、彼女が視える先生のやりとりのみで進行する物語は、
穏やかな静けさを覚える作品で、そんな所が魅力的でもありました。
私はこの雰囲気が好きだったんですけどね・・・
なので終了は残念ですが、楽しませていただきました!