五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想

2016年04月28日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2016年6月号

 

 表紙は、おねむなタローとさくらと、読書なミカちゃん。
 暖かくなってきましたし、うとうと暁を覚えずといった感じでしょうか。
 他にも、ゲスト作品や、人気作、最終回を迎える作品から、色々!

 
 今月~来月あたり、かなり忙しくなりそうですので、
 しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
 感想を書けていない他の作品も、色々と面白かったです。

 

 今月の「一体どうしちゃったんで賞」は、『お姉ちゃんが来た』より、一香さん!

 

 コミックス7巻は、5月発売! そんな今回、一香さんに異変が・・・?

 朋也くんが寝坊して起きると、一香さんから遅刻すると注意を受けています。
 しかも、「朋也くん」なんて呼ぶものだから、何かがおかしい。

 一香さんが、なぜかまともになっていて、学校では、ルリルリさんたちも驚き。
 そうした異変が面白かったお話でしたが、一香さんがまともになるだけで、
 こんなに変わるものなのだと、興味深かったかもしれません(^^;

 ただ、同時に「姉」としてのふるまいも変化してしまい、そのことで朋也くんが
 ショックを受けていたのは、彼が一香さんをきちんと「姉」であり「家族」であると
 受け容れていたことの証でもあるのですよね。

 そのあたりの心情が、じんわり伝わるお話でした。
 「変な姉」と言いつつも、その姉の個性が、今ではしっくりくるということですね。

 

 

【最終回!】

●ポイズンガール (瀬野反人 先生)

  

 6月17日、コミックス3巻が発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、GWの予定を話し合う桃子さんたち。
 相変わらず、桃子さんの毒舌が、おもにツン子さんに突き刺さってます(^^;

 そんな中、4人で互いに、普段やっていることをやってみようなんて話になり、
 沢田さんの筋トレを委員長が、委員長のマネを沢田さんが、
 桃子さんの毒舌をツン子さんが、ツン子さんのおバカを桃子さんが、することに?

 なんてお話が、それぞれの個性を取り換えた内容になっていて面白かった!
 委員長はひ弱すぎ、というか、沢田さんスゴイ。
 ツン子さんはおバカすぎて毒舌が再現できてないというか、ヒドかったし(´▽`;)

 そんな様子が楽しかったりでしたけど、前回明らかにされた桃子さんの毒舌、
 その発生原因の欺瞞には驚かされましたね~。

 いや、毒グモにかまれて毒舌になった設定とは、いったい何だったのか?
 我々はその真相を探るべく、アマゾンへと飛んだ(ぇ

 本作は、桃子さんの毒舌を中心に、それに振り回される人々の姿が、
 面白おかしく描かれてきたわけですけども、そんな毒舌少女にも友人が存在する
 というあたり、イイ話風味だったのかもしれませんね。

 コミックス完結3巻は、6月17日発売とのこと。
 ラストの唐突なオチに大笑いしつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【短期集中連載!】

●ファーストクラスニートましろ (えきあ 先生)

  

 セレブなニート少女のお話。

 銀崎さんは、家政婦さん。
 彼女の勤め先は、大富豪の娘の邸宅ですが、そのお嬢様がぐうたらニートで、
 のんびりぜいたくに暮らしている様子が、可笑しな4コマ作品になってます。

 というか、うらやましい(ォィ
 布団にくるまり、雑誌を読んで、お菓子を食べているお嬢様。
 ロールケーキごっことか、わけわからないことを言っているのが、愉快です。

 けれど銀崎さん、そのくるまっている布団を干したいため、
 強硬手段に出ていたのは、笑゜(*゜´∀`゜)゜ ロールケーキお嬢様、可愛かった。

 それにしても、人の話は聞かないわ、気ままにマイペースだわ、
 お嬢様の個性が面白味になっていて、そこに銀崎さんのお世話が加わることで、
 奇妙なまったり感が生まれていますね。

 そんな2人のやりとりが、ちょっと奇想天外に楽しい本作品。
 短期集中連載とのことで、次回も期待です!

 

 

●ひより日和 (長田佳奈 先生)

  

 30独身男と、姪っ子さんの2人暮らし物語。

 姉の娘・ひよりさんを預かることになった、三十路手前のいっちゃんさん。
 思春期の少女が相手ということで、遠慮がちに接していたものの、
 ひよりさんは屈託ない態度で、なかなか楽しい。

 そんな2人の様子が描かれる4コマ作品です。
 はじめは、変に遠慮されたり、ありがちな思春期少女の拒絶にさらされる
 なんて心配していたいっちゃんさんでしたけど、そんなこともなく、ひと安心。

 ひよりさんの明るく素直な人柄が、良い空気を作っていて、
 三十路男の独り暮らしに、花の咲くかような楽しさが生まれている感覚が、
 心地よい雰囲気でありました。

 何ともないけど、生活に明るさが加わるこの空気感。
 なかなか素敵でしたし、3号連続ゲストとのことで、期待です!

 

  

【その他】  

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、コミックス6巻が、5月7日発売!
 そんな今回、なんかもう、色々カオスで面白すぎでしたね(^^;
 世紀末を悟る清少納言と紫式部とか、たまらん(ぇ

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 コミックス3巻は、5月20日発売! そんな今回、人間関係に変化が・・・?

 ハルさんと徒然くんが、何となくギクシャクしていると感じる紅さん。
 それを聞いて、ストレートに質問しに行くクリスくんには笑いましたけど、
 彼は彼で、何かに気付いている様子・・・

 そこで、クリスくんが紅さんを誘い、徒然くんについて知っている話を聞かせ、
 「親愛はなんでも越えられない」なんて言い出していたのは、シビアでしたが、
 納得のいく話でしたね。

 ただ、そんなことすら、紅さんは無関係とばかりに、強い一面を見せていたのが
 爽快でありました! だからこそ、クリスくんも「ついで」の話を持ち出せた
 のではないかな~なんて思います。 新たな一歩を踏み出す2人に、乾杯ですわ。

 

●うしろのご先祖さま (勇人 先生) 

 菜々緒さんの実家話、つづき~。

 ということで、シオンちゃんが宿題の絵日記をしたり、お祭りに参加したりと、
 楽しく過ごす様子が描かれていました。

 そこで出逢った少女は、なぜかシオンちゃんに冷たかったものの、
 その少女が冷たい理由を察し、対処すべく行動できるシオンちゃんが、
 素晴らしかったですね~。 そして仲良くなる所が、これまた楽しかった!

 

●となりのエロチカちゃん (後藤羽矢子 先生)

 勝呂さん、恩納くん攻略の糸口をつかむ!?

 それはコスプレ! 自分が2次元に近づくことで、恩納くんの気を引こうとする
 なんて、適切な行動ではあるものの、友人は「変な方向」に努力していると
 呆れ気味だったのは笑゜(*゜´∀`゜)゜

 これが予想以上に功を奏し、恩納くんの反応も上々というので、
 成果に喜ぶ勝呂さんでしたけど、一方で、そんな2人を眺めていたエロチカさん、
 何やら思うところがあった様子なのには、思わずニヤリでしたね~。
 恩納くんではなく、エロチカさんの方が揺さぶられる展開は、珍し面白かったかも。

 

●ナノレンジャー (渡辺伊織 先生) 

 先生が学校を離れることに、ショックを受ける姫くん。

 引きこもりがちになった彼を、不動くんとドン子さんが迎えに来ますが、
 窓から侵入しようとしていたのは愉快! けれど、引きこもる姫くんに、
 不動くんは本気の説得姿勢を見せていたのは、面白くも頼もしかった。

 不動くんから見た姫くんの「男らしさ」。
 そのことを言葉にし、互いに必要とし合う関係であると語りつつ、
 互いの“名前”を呼び合う2人が、素敵でしたね。

 そこから、大きく踏み出す姫くん、そしてドン子さん。
 2人の行方が気になりますが・・・ なんと、次回で最終回~!!??

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

 アゲハさんの過去話・・・

 新人さんが「とんだ」なんて話が出ていますけど、夜のお店にはありがち
 なのでしょうかね、黙って辞めてしまう=バックレは。

 そこで、アゲハさんもモンローをやめかけたなんて話が出てきたのは驚き。
 過去、当時のモンローの社長にお金を預けたところ、「とんだ」らしく、
 そりゃ、辞めるのも当然と思ったのですが、そこからの再起話は面白かったですね。

 モンローの立て直し、【当時はバブリー】とはいえ、困難なことは間違いなく、
 それでも、アゲハさんとボーイさんの2人で奮闘したというのは、凄まじいお話です。
 モンローはアゲハさんと、あの人なしでは語れないといった所でしょうか。

 

  

【新人4コマ杯 3月期月間賞】

・お風呂の神様 (とく村長 先生)

 

 お風呂の神様と少年と・・・

 長く大事に使われてきた物には神様が宿る。
 なんて話から、本当にお風呂の神様・ゆあみちゃんがいるというお話で、
 そんな神様と、その家の少年・ユウヤくんのやりとりが楽しそうな作品です。

 でも、お風呂に入るとき、裸のユウヤくんを眺めることになるわけで、
 そのことを恥ずかしがるゆあみちゃんが、けっこう可愛らしかったりも(ぇ

 編集部コメントによれば、ラストシーンがやさしいとのことで、気になりますし、
 下ネタが多いというのも、私としては面白そうと感じます(ォィ
 なので、きちんと読んでみたいものですね~。

 

 「月間賞までもう一歩!」の作品は、『体育会系!生物部』(一日一種 先生)
 剣道部の先輩・藤原さんに、憧れる宮村治くんですが、先輩は昆虫博士になりたい
 とかで、その変わり者っぷりが面白味になりそうな作品ですね。