五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想

2016年04月02日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2016年5月号

 

 表紙は、『Aチャンネル』より、トオル&ナギ!
 カラフル&カジュアルな雰囲気が、やわらかな空気と、
 「はるらんらんらん♪」な春の訪れを感じさせますね。

 
 今月は、かなり忙しくなりそうですので、
 しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
 感想を書けていない他の作品も、色々と面白かったです。

 

 今月の「7月号より連載開始で賞」は、『黒髪巫女とマリアウィッチ』

 

 今回、マリアさんの妹・クロエさんが登場!

 できた妹さんらしく、優秀な魔女のようですが、姉大好きっ子。
 ゆえに、頼子さんにお姉ちゃんをとられないようアピールをしたり、
 軽く対抗心を燃やしたりする様子が、可愛らしかった~。

 頼子さんを敵認定しつつも、彼女の黒髪に見とれてしまったり、
 褒められてドキッとしたり、敵対しきれないあたりも、微笑ましいですね。

 そんなこんなで、結局はツン微デレな感じで、仲良くなれた・・・かな?
 といった風味が、たいへんよろしゅうございました。
 マリアさんが、ちょっとジェラシーな感じだったのも加えて(^^;

 そして、7月号より連載開始とのことで、大いに期待です!

 

 

【コミックス7巻、発売中!】

●Aチャンネル (黒田bb 先生)

  

 夜の都会は危険がいっぱい?

 今回、夜の都会へ、お出かけする4人。
 ユー子さんは出発前、妹ケイ子さんから「東京は怖い所」と注意されてますが、
 たしかにエスカレーターの立ち位置の違いは怖いですよね(ぇ

 るんさんは、母上から心配されてますけど、心配の方向性がおかしくて、
 でも、納得できる内容だったのは面白かった(´▽`;) 兄たちよ・・・

 そして、夜のお出かけにテンションの上がる一同。
 待ち合わせのユー子さんに、やたらとノリノリで攻勢かけていたのは笑!

 途中、時間をつぶすためにゲームセンターに寄りつつ、
 クレーンゲームに挑むトオルさんでしたが、はかどらず、そのストレスを
 太鼓ゲームで発散していたのは、なんだか可愛らしかったかも(^^;

 また、スカイツリーを見に行って、ある人物を思い出していたのは、
 大きさに圧倒されたからなのですよね? 名前から何かを連想したわけでは
 ないですよね? ・・・いや一瞬、勘違いしたもので(ォィ

 それから、スカイツリーからの眺めを堪能したりと、
 楽しい夜のお出かけでありましたが、最後、トオルさんに届いたメールが、
 出かけるときの寂しさを吹き飛ばすものだったのは、素敵でしたね~。

 などなど、4人でのお出かけは安心感のあるものでしたけど、
 姉や娘を心配する家族の想いが、あたたかく感じられたお話でありました。
 そんな雰囲気に、しみじみしつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中~!】

●異なる次元の管理人さん (榊先生 先生)

  

 異世界へ迷い込んだ男性が出逢ったのは、異次元の管理人さん!?

 サラリーマンのスズキくんが、ある日、とつぜん異世界へ。
 そこにいたのは、次元を管理するポラリスさんで、
 他にも、剣士や王女様など、異次元の住人たちが・・・

 くたびれた社会人の青年が、異世界へ迷い込み、
 その生活にふれつつ、楽しく暮らしている雰囲気の4コマ作品です。

 今回は、発情期の終わったフェイエルさんでしたが、
 スズキくんに対して、少し恥ずかしがっている様子。

 それを見たパルム姫、フェイエルさんがスズキくんを好きなのだと考え、
 何とかしようと、ノナさんに協力を持ち掛けますが、ロゼさんは懐疑的。

 そこへ、ポラリスさんまで現れて、恋愛話に花が咲く一同。
 恋愛した自分をイメージして、盛り上がるポラリスさんやパルム姫が愉快!

 しかし、相手にイメージしたのがスズキくんだったため、
 本人を呼ぶと言われて、照れてしまう2人は、可愛らしかったですね~。

 そこからパルム姫は、フェイエルさんの気持ちに何となく気づけて、
 恋愛感情というのは思い込みだったかも、と考えていたのは、なかなか誠実。
 何だかんだで、話もきちんとまとまっていたのは、楽しかったです。

 などなど、恋愛話(すべては想像)で盛り上がった今回。
 ポラリスさんやパルム姫の乙女心が可愛らしくて、素敵でありました。
 そして、コミックス1巻が発売中とのことで、今後もますます楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●きらきらスタディー (華々つぼみ 先生)

  

 コミックス1巻、5月発売ゲスト! お勉強する少女たち。

 「まんがタイムきらら」より、2号連続ゲスト登場!
 難関大学をめざす美崎真零さんと、幼なじみの間城満さん。
 さらに、能津千代さんや稲庭乙葉さんも加え、受験勉強することに・・・

 といったお話。
 今回は、お外で勉強する面々。

 真面目な千代さんは驚くものの、真零さんはお花見を楽しみたいらしく、
 受験勉強どこいった!? な雰囲気が、面白おかしかったり(^^;

 勉強苦手だけど明るい真零さんに、そんな真零さんのお世話をしたい満さん。
 マジメなクラス委員の千代さんに、和菓子屋の娘である乙葉さんといった
 4人の少女の勉強風景(?)が、楽しい作品になっていますね。

 しかし、源氏物語の話から、「光源氏ってロリコンさんなんでしょ」
 とか言い出した真零さんには笑゜(*゜´∀`゜)゜
 正確にはマザコンで、想い人の面影を幼女に見たとかだったような?(ォィ

 それはともかく、真零さん以外はそれなりに勉強しているものの、
 真零さんは勉強からそれてゆくあたり、面白味になっているようで(^^;

 そんなこんなで、お勉強する少女たち。
 コミックス1巻が5月発売で、2号連続ゲストとのことで、次回も楽しみです!

 

 

●はやしたてまつり♪ (高坂曇天 先生)

  

 新聞部の少女たちが取材に行ったのは、お囃子の演奏家さん。

 佐倉桜波さんは、新聞部の新人記者。
 2年生のふーちゃん先輩とコンビを組み、和太鼓の演奏家・龍谷巌さんに
 話を聞きに行きますが・・・

 と始まるお話。
 男性だと思っていた龍谷巌さんは少女で、でも怖い人・・・かと思いきや、
 人見知りで緊張していたため、表情が恐ろしくなっていたのだとか(^^;

 そんな彼女に、はじめ怯えるふーちゃん先輩でしたが、
 桜波さんの屈託ないアプローチのおかげで、互いに打ち解けていたのは好感触。

 さらに、巌さんからお祭りの話や、太鼓の演奏を聴くことで、
 グイグイと引き込まれていった桜波さんは、大いに感激していて楽しそう。
 巌さんの演奏するときの笑顔も楽し気で、とても良い感じでありました。

 それだけに、新聞記事にする際、もっとよいものを書きたいと考える桜波さん。
 そうした情熱が、ひしひし伝わってくる所も素敵でした。

 はたして、ここから少女たちがどのようにお囃子に触れ、交流を深めるのか。
 連続ゲストとのことで、期待です!

 

 

【最終回!】

●ばーどすとらいく! (もず 先生)

  

 4月27日、コミックス2巻発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、ダジョン星と地球の交流が始まろうとしていますが、
 そこに忍び寄る不穏な影・・・ といった内容。

 両星の親善式典には、あいさ先生の妹ということで、あとりさんが代表として
 出席するものの、そこにクルさんの姿はなく、何となく寂しい気分に。

 けれど、総統さんとの会話と握手から、ダジョンの人々(鳥たち)が
 舞い降りる場面には圧倒されてしまって、まさに「すげぇ・・・」でしたね~。

 
 そして、そこへやって来た1匹の鳥。
 あとりさんの肩にとまったその鳥は・・・?
 なんてお話が、ささやかな再会の喜びを感じさせてくれて、素敵でした。

 ところが、そこへやって来た不穏な影。
 地球との共存ではなく、武力制圧を考えるヘロン参謀長の魔の手が、
 総統に向けられることになりますが、飛び出したのは、クルさん!

 総統をかばい、負傷した彼女の運命やいかに・・・!?
 と気になる展開となりましたけど、ラストはダジョン星の人々との共存風景が、
 穏やかに描かれてのシメとなっていました。

 
 姿かたちは鳥そのものなので、普通に日常に溶け込んでいる
 とはいえ、4本足で立ち、しゃべる鳥という所が、面白いのですが(^^;

 そして、その日常の中に、1人の少女も溶け込んでいて、
 友人たちとのやりとりが、本当にやさしく感じられる最終回でありました。
 優しさに包まれる少女の笑顔が、平和と親交を象徴しているかのようですね。

 などなど、ついに最終回を迎えた本作品ですが、
 当初は、地球へ潜入調査をおこなうクルさんの、人類とは異なる価値観や
 生活習慣などが、彼女と人間である友人たちとの断絶となっていた気がします。

 が、それがしだいに混ざり合いつつ、友好を感じさせてゆく流れが自然であり、
 その過程に、振り返ってみれば大きな面白味があったと思えますね。

 そんなことを感じつつ、コミックス完結2巻は、4月27日発売とのことで、
 楽しませていただきましたー!

 

  

【その他】 

NEW GAME! (得能正太郎 先生)

 7月よりアニメ放映開始! キービジュアルなど出てますが、
 原作寄りの絵になっていて、正直ちょっと驚きましたね~良いです。

 今回は、女王様のデザインに悩む青葉さん。
 コウさんやりんさんに相談しつつ、最後は葉月さんへの相談から、
 突破口を開けていたのが面白かったですね~。

 女王様のキャラクターを詳しく知り、掘り下げることによって、
 その外見も定まってゆくというのは、実際のデザインでも重要そうです。
 そして、あっさり良い案を出してくるコウさん、さすが。
 青葉さんの反応も愉快でした!

 
 2本目は、「ムーンレンジャー」のライブチケットが欲しいはじめさん。
 しかし、なかなかつながらず・・・ といったお話でしたが、
 仕事中の時間だったため、ゆんさんに怒られたり。

 けれど、そんなはじめさんのために、ひふみさんもゆんさんも、
 気をつかってくれていたのは、良い人間関係でうらやましい所です。

 そして、子供たちと一緒にはしゃぐはじめさんの可愛らしいこと。
 好きなことではしゃげるのって、良いことだと思いますよ。
 ゆんさんのおかげということもあって、感謝を述べるはじめさんもよかった。
 また、ひふみさんも楽しかったですね~。

 

●ブレンド・S (中山幸 先生) 

 女子高生に呼び込みかける店長さん、キザったらしくて笑!

 そこを秋月くんに見られて、話は苺香さんのことになりますが、
 さらに、ひでりちゃんに店長が苺香さんを好きなことを知られて、
 レクチャーがおこなわれることに・・・

 割と、ひでりちゃんの助言はまともだと思いますけど、
 店長がズレているのと、苺香さんの受け取り方がおかしいのとで、
 妙な感じになっていたのが、面白すぎでした! 店長のヘタレさも楽しかった!

 

●まちカドまぞく (伊藤いづも 先生)

 妹ちゃん無双の巻。

 桃さんから借りたパソコンの調子が悪いとのことで、桃さん家へ行く
 シャミ子さんと妹・良さんでしたが、妹には桃さんが魔法少女であることは秘密。

 だったのに、何かとバレそうになる展開が愉快でした(´▽`;)
 そして、ついにバレることに・・・と思いきや、良さん、妙な誤解をしていて、
 桃さんですらタジタジになっていたのは大笑いでしたよ! 良さん最強かッ!

 

●すわっぷ⇔すわっぷ (とめきち 先生) 

 今回、秋穂さんと冬美さん、初めての入れ替わり話。

 小学6年生の頃、学校を休みがちな秋穂さんにプリントを届ける冬美さん。
 その役目を嫌がっているのは彼女らしいのですが、ケーキやゲームで
 一転してご機嫌になっていたのも、また、らしい感じで(^^;

 そして、2人で映画を観ていた所、キスシーンがあって・・・
 という流れからのキスというのは、いかにも子供っぽいのですが、
 冬美さんが秋穂さんだからこそ「キスしたいの!」と述べていたのは、愛ですね。
 2人の絆の深さ、見せつけられた気がします。

 

●リトル・リトル・アリス (神無月羽兎 先生)

 何やら可愛い格好をしているキルシュさんですが・・・

 リデルのために、人間になる方法について情報収集していた所、
 酒場でなぜか働くことになっていて、何ともかんとも(^^;

 そこで、きわどい衣装や可愛い格好をさせられるキルシュさん、よいぞよいぞ(ォィ
 いや、割と真面目に、キルシュさんの新たな魅力に気づかせてくれた話でしたね。
 それにしても、「ロリコンの拡大解釈」「過激思想」とは一体・・・深い世界だ(ぇ