2015年9月号
今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
表紙は、マキ&エノ!
藤女生徒会の要2人が、水着姿で向き合っている姿が可愛らしい。
他、りん子さんや、近藤先生&中辻さんも水着で、夏っぽい!
今月の「ことの真相で賞」は、『可愛い上司を困らせたい』!
1話目から、ベッドイン・朝チュン状態で始まった本作品。
しかし、めぐみさんには覚えがなく、いったい何があったのか・・・
ということが、ついに青木くんの口から明らかに!?
真相は、何というか、「は?(威圧)」と言いたくなるものでしたが、
青木くんはそれでよかったのか!!?? と、気になることしきり。
それだけ、めぐみさんを大事には思っているということなのでしょうかね(^^;
でも、こんなところから始まる交際もある・・・のかも?(いや、ないだろ)
何にせよ、めぐみさんはタイトル通り、可愛い上司さんなので、
彼女と青木くんの今後の行方に、注目ですね!
【8月7日、コミックス1巻・発売!】
●みずいろミュージアム (あさみゆとり 先生)
水族館の日々!
水族館に就職した、岩井沙夏奈さん。
新人だった彼女も、よき先輩や生き物たちに囲まれて働きつつ、
充実した日々を送っています・・・ そんな姿を描いた4コマ作品です。
今回は、「透明な生き物展」が開催中!
そんな中、沙夏奈さんは館内案内をしていたのですが、そこへ声かけてきた女性が。
ハンドルネーム「おさかな」でブログを書いている沙夏奈さん。
それを読んでくれたようで、沙夏奈さん、ちゃんと読んでくれる人がいたと、
感激しているのは、気持ちわかる気がします(^^;
しかも、ブログを読んで、この水族館の魅力を感じてくれたらしく、
沙夏奈さんも、より嬉しそうだったのが印象的でした。
そして、七夕の短冊を選別する作業の最中、沙夏奈さんが水族館を好きになった
きっかけについて語られていたのですが、これが、もう何というか、沙夏奈さんらしい。
はじめは、水槽の魚に魅せられ、水族館へ通っているうちに
飼育員のお姉さんと仲良くなり、色々と教えてもらったことで興味の幅が広がった
というのは、理想的な“入口”になっていたんじゃないかと思えます。
人とのつながりが、沙夏奈さんの世界を広げる。
それは、この水族館に来てからも同様で、あの新人だった頃から考えても、
彼女はさらに活動的になれている気がしますからね。
けれど、まだ「やりたいこと」が明確には見えてきてない沙夏奈さん。
そこで館長からかけられていた言葉は、とても素敵なものでした。
要は、今やれることをしっかりやっているうちに、おのずと見えてくるものがある
ということでしょうけど、それを見守ってくれる上役がいるのは、果報なことです。
などなど、沙夏奈さんの水族館との“つながり”が描かれた今回。
最後、わずかに見えてきた彼女の道は、やはり彼女らしい素敵なもので、
ゆえに読み手である私も、その行く先に期待せざるを得なくなるのですよね・・・
辛いこともあるけれど、楽しく日々をすごす沙夏奈さんをはじめとする水族館の人々。
その姿が、あたたかく描かれた本作品のコミックス1巻が、ついに8月7日発売!
ということで、ますます今後も、楽しみです!
【ゲスト作品】
●同姓同盟 (幾花にいろ 先生)
同姓同名の少女2人が、同姓同盟!
伊東勇貴さんと、糸生優希さん。
字は違うけど「イトウユウキ」な2人は仲良し・・・なのですが、
何かと比べられたりと大変なようで、そんな姿を描いた4コマ作品になっています。
冒頭、糸生さんに告白に来た男子が、「優しいカンジの方」のイトウユウキさんを
呼んだところ、伊東さんの方が返事していて笑! 優しいと自認してるんだ(´▽`;)
でも確かに、外見は悪っぽく見える伊東さんですが、購買が混んでいると、
突撃していって糸生さんの分もパンを買ってきてくれたり、優しいのですよね~。
まあ、周囲からは「勇ましい方」なんて評価を得てましたが。
さらに、お弁当を自分で作ってきたり、色々できる一面も・・・
ただ、それが昔から比べられてきた糸生さんへの対抗意識から出ているあたり、
なかなか2人の関係は、面白いものになっている印象です。
勉強も、優秀な糸生さんに追いつこうと努力した結果、成績上位にいたり、
逆に、糸生さんも伊東さんに追いつかれまいと、より努力するという
良いコンビになっているのも、好感触でしたね。
友人たちと囲む昼食風景も、ゆるく楽しくといった風情で、魅力的。
これはもちろん、つづきに期待です!
【新人賞@まんがタイムスペシャル 拡大版】
●花棘チョコミント (真仁 先生)
欠伸と、夢毛玉と、悪夢と・・・
欠伸をすると「夢毛玉」なんてものが飛び出す世界。
ふつうは毛玉が出てくるだけなのに、葉茨六花さんの「夢毛玉」は、
なぜか小動物ばかり・・・ と、さらに妙な少年も降って来て!?
と始まる4コマ作品。
現れた少年ニナは、自分をナイトメアと自称しています。
六花さんの欠伸で出てくる動物たちと同じ世界の住人で、
その世界は、六花さんたちにとっての「夢の世界」「不思議の国」にあたるとか。
自分を「悪夢」であると言いながら、けっこうイイ人なニアさんと、
六花さんと友人2人・葉月さんと紫苑さんの交流が、面白おかしく描かれます。
ビジュアル面で惹きつけられる魅力を感じる作品になっていて、
絵柄や構図は抜群だと感じるのですが、それだけに4コマ漫画として、
ゴチャゴチャして読みづらい部分もありそうです。
まあ、この点に関しては、他にも同じタイプの作家先生がいますけど、
そちらはそちらで、4コマ漫画として見事に成立させていますので、
こちらの作品もそうなってゆくと、かなり秀逸なものになるのではないでしょうか。
そのあたりに期待しつつ、つづき読んでみたいですね!