五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のアルペジオ

2015年07月05日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2015年8月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)

 

 7月30日、コミックス11巻、発売!

 そんな今回、U-2501とレキシントンが戦闘開始。
 コンゴウ艦隊とイ401の戦いに介入しようとするレキシントンらを、
 自分たちの使命の妨げになることを理由に、阻止しようとするゾルダン。

 急速潜航するU-2501。
 沈みゆく艦から、レキシントンをにらみつけるゾルダンと、
 それを余裕の表情で受け止めるレキシントンさんと、緊迫ムードが高まります。

 レキシントンから放たれる弾幕を、的確に迎撃するU-2501。
 その後、発令所へ向かいながら指示を出すゾルダンなのですが、
 秒単位で魚雷の起爆を命じるなど、その能力の高さをうかがえましたね~。

 さらに、レキシントンから放たれた対潜弾に対し、
 フランセットとシンクロするように、タイミングを読みつつ、
 重高圧弾頭魚雷を扱う場面が、カッコよすぎでしたよ!
 目視ではなく、タイミングを計っての戦闘場面が、まさに潜水艦といった趣です。

 

 

 

 対潜シフトをとるレキシントン、フレッチャー、ラドフォード。

 ここで、レキシントンがニュージャージーと会話してましたけど、
 U-2501が“霧”の艦としては異質であることについて語られていましたね。

 というのも、U-2501がまさか駆逐艦のコアを使っているとは驚き。
 だとすると、メンタルモデルが形成できることに、疑念がわいてしまうかも・・・

 ヴァンパイアはレパルスから、ユキカゼはヤマトから、
 それぞれ演算力を与えられることで、メンタルモデルを持てているのですから、
 U-2501も、おそらくはムサシあたりから、力を借りているのかと考えられます。 

 ニュージャージーはムサシのメンタルモデルが1体しか確認されていないことが
 関係しているのかも、と述べていますけど、さて・・・?

 それにしても、U-2501のコアの元となった艦。
 こちらのゲームでも登場しているドイツ艦ですので、彼女を潜水艦スタイルにした
 イラストなどが出てきたら、面白いかもですね~・・・なんてね(チラッ

 

 

 

 ゾルダン陣営の団結力。

 レキシントンの動きに合わせ、対応するゾルダン。
 そんな中、フランセットから、この対レキシントンの行動が、
 何のためであるかと問われています。

 一見、千早群像を助けるためとも思える行動。
 しかしゾルダンは、「我々のため」と明言し、翔像より与えられた
 自分たちの使命=千早群像を倒すためであると語っています。

 ここで気になったのは、あの場所=ロリアンを守らなければならない
 と、ゾルダンが述べていたこと。

 フランスに同地名があるようですが、そこのことなのでしょうかね。
 それは、ゾルダンたちにとって特別な場所であるようです。

 そして、彼らが戦禍をくぐり抜けたこと、
 その果てに、翔像のもとで訓練を受けたこと、
 それらの日々を無駄にしないためと、強い意志を感じさせる様子で語るゾルダン。

 その想いを、フランセットもロムアルドも理解しているようで、
 あえて「我々のため」と言うゾルダンの真意を、汲んでいる素振りを見せていたのは、
 何と言うか、よき仲間といった趣でよかったですね~。

 北米方面艦隊のレキシントンと戦うことに、明確な利があるわけでもなし。
 しかし、それでも、やらねばならないと考えるゾルダンに、
 2人が異を唱えもせず付いてゆくあたり、人望あるじゃないですか、艦長さん。

 

 

 

 一方、コンゴウ艦隊と401の戦いの場へ向かう群像たち・・・

 でしたが、ヒエイに捕捉されてしまいます。
 気を緩めるわけにはいかない危険な状況。
 そこで、ヒュウガがヒエイの前に飛び出して、意識をそらすことに。

 何やらヒエイを挑発するようなことを言ったりして、
 自分に意識を向けさせることに成功したヒュウガ。

 「メンタルモデルの話」をすることで、さらにヒエイを食いつかせています。
 ここで面白かったのは、メンタルモデルも人間のようにミスをするというもので、
 機械のままだったらミスしないようなことでも、メンタルモデルになるとミスする
 といった話は、なかなか興味深かった。 

 

 

 

 しかし、ヒエイさんもバカじゃない。

 これが、ヒュウガの時間稼ぎであることを看破します。
 気を引き締めたヒエイの表情が、コンゴウそっくりであるのは、
 やはり姉妹艦というつながりがあるから、なのでしょうかね。

 そして、コンゴウであれば、もっと早く気づいていたと述べるヒュウガ。
 ヒュウガによる、コンゴウへの評価がうかがえて興味深いですけども、
 ここで時間稼ぎの末の秘策が、ヒエイに炸裂!

 まさかの“一騎打ち”状態となったヒュウガ vs ヒエイ!
 ド肝を抜かれる超接近戦の行方やいかに・・・!?

 北米方面艦隊とU-2501、コンゴウ艦隊とイ401、そしてヒュウガとヒエイ。
 それぞれの戦いはもちろんのこと、第4施設をめぐるハルナ組とタカオ組の衝突も
 気になりつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 アド探、最近お休みですけど、アワーズGHで連載中の「タカオ部」は絶好調!
 今回は、さくらさんに文化祭のことを尋ねるタカオさんでしたが、
 「文化」って何なのでしょうね・・・(哲学の領域へ)

 また、タカオさんの学院生活を描いた『ソルティ・ロード』1巻も、
 コミックス11巻と同じく、7月30日発売となっています!
 今月号では、タカオvsズイカクの流れから、402お母さんと対立する
 娘2人(タカオ&ズイカク)が愉快でしたよ。 コミックス、楽しみです!
 

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