五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想①

2015年04月06日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2015年5月号

 

 表紙は、ブランコしているらいかさん!
 緑の鮮やかな背景が、暖かさを感じさせてくれますね~。
 他、太一くんや、ゆーこさん達、パトラちゃんに、孔明ご夫妻も楽しげです。
 
 

 今月の「コミックス2巻、5月7日発売で賞」は、『黒い大家さん』

 

 先月号にて最終回を迎えた本作品、番外編で登場です。

 と言っても、最終回その後といった感じの内容で、いつも通りなのは安心感(^^;
 大人になった千花さんが会いに来た華織さんですが、昔と変わらない所は、さすが魔女?
 でも、同じように変わらない河辺さんの話から、華織さんの“正体”がうかがえる気も・・・?

 なんて感じに、久方ぶりに会った千花さんと華織さんを中心に、楽しい番外編でしたけど、
 千花さんの旦那さんとのなれそめ話など、ロマンスっぽいのに、ショートカットされすぎて、
 ちょっともったいないかも(´▽`;) まあ、この作品での男性は、枠外ということでしょうけど。

 

 

【新連載!】
●ゆーこさんと魔法のマント (橘紫夕 先生)

  

 北欧で買ったマントは、不思議なマント?

 白石ゆうこさん(31)が、北欧で身ぐるみはがされ、さまよっていたところ、
 親切なおばーさんから、高価なマントを購入!

 友人の上條みもりさん(31)は「バカなの!?」と、その値段に驚きますが、
 このマント、実は不思議な力が宿っていて・・・?

 そのマントを着ていると、マイナス30度の中でもへっちゃらで、
 濡れても平気というから何とも奇妙な話なのですが、さらにマントの中から、
 妖精さんまで出てきてしまって、もう何が何やら(^^;

 けなげで可愛い妖精・エイルさん。
 彼女おかげで、マントが不思議な力を発揮していたようで、
 ちょっと頼りなさげなゆうこさんを、きちんと守護している様子が、けなげで面白い。

 でも、自分は「しもべ」だと、へりくだるエイルさんに、ゆうこさんは対等な関係を望み、
 優しく語りかけている所が、良い人風味で気持ちよかったですね~。

 そんな感じで、ちょっと抜けてて頼りないゆうこさんと、けなげなマントの妖精エイル。
 この2人がどのような交流をしてゆくのか・・・ 連載開始ということで、楽しみです!
 
 
 
 

【4月7日、コミックス4巻・発売!】
●天国のススメ! (宮成樂 先生)

  

 橘くん、大ピンチ!? の巻。

 登校してきた橘くんですが、いきなり災難が降りかかり、ひどい目にあってます。
 太一くんがみた所、守護霊さんに異変が起きていて・・・?

 と始まった今回、守護霊さんが不調になった理由には笑いましたけど、
 お休みをとって、いったん天へ帰ってしまったため、太一くんが橘くんを守護することに。

 また、橘くんがやたらと災難に遭うのは、ご先祖様が受けたという呪いのためで、
 常日頃、守ってくれていた守護霊さんのありがたみが、よ~くわかりましたねえ(´▽`;)

 そんなこんなで、呪いによる災難が降りかかるも、コミカルな雰囲気で重苦しさはなく、
 太一くんも橘くんもお疲れ様といった所でしたけど、最後は、呪いをかけた張本人さえも、
 決して悪いモノではないということが伝わって来て、優しいシメになっていて、よかった!

 などなど、守護霊不在の橘くんを、呪いから守る太一くんのお話でしたが、
 2人はもちろん、橘くんを心配する桜沢くんや、守護霊さまに呪いの主、そうした人々の
 あたたかさに感じ入るものがありました・・・ なんて感じつつ、今後も楽しみです!
 
 
 
 

【ゲスト作品】
●おみくんちはね (むんこ 先生)

  

 父子3人暮らし4コマ!

 「むんこコレクション」が4月20日発売とのことで、ゲスト登場!
 おみくんは、父親と妹と3人暮らしをしている園児。
 そんな彼を含めた家族での暮らしぶりが、面白おかしい4コマ作品です。

 モテモテ園児のおみくんですが、帰宅すれば、ふつうの子供・・・
 というには、やや、しっかりしている感じもあるでしょうか。

 父上が、子供の面倒はきちんとみるものの、がさつで大雑把な所があって、
 家のカギの場所を文章で示したり、落ちた食材をそのまま拾って使ったり、
 そんな姿を見ながら育っているためでしょうかね(´▽`;)

 まあ、そうした父上の行動も面白味になっていて、
 家族3人ですごす姿が、にぎやか楽しい雰囲気を醸し出しています。

 また、母上も健在で、おそらくは単身赴任っぽい?
 向こうから連絡を入れているので、悲壮感のようなものは感じられません。

 などなど、タイトル通り「おみくんち」を舞台にした家族4コマ作品。
 何と言うか、とくに何があるというわけではないのだけれど、
 その何でもない日常を、楽しく描いている印象の作品ですね~。
 「むんこコレクション」に掲載されていますので、興味を持った方はぜひ!
 
 
 
 
●のちの真田幸村である (真田寿庵 先生)

  

 「日本一の武士」と呼ばれた真田幸村・・・ の幼少時代を描く4コマ作品。

 真田幸村(信繁)は、徳川家康に死を覚悟させたともいわれる武士。
 そんな彼の幼少時代、幼名=弁丸(6歳)の可愛い日常が描かれます。

 まだ武田信玄が存命の時代、甲斐の国(山梨)で暮らしてる弁丸くん。
 父(真田昌幸)や、姉・於国さんに愛されつつ、妙に負けず嫌いな性格を発揮して、
 ふるまう様子が面白かったり、やたらと可愛かったりしますね~。

 負けず嫌いゆえに「日本一」という単語に大きく反応するあたり、
 のちの“真田幸村”を予感させる雰囲気も、楽しげでした。

 ちょっと歴史に詳しい人などの中には、真田「幸村」と呼ぶだけで「信繁」が正しい
 と指摘してくる方もいらっしゃいますが、そうした細かいことは置いといて、
 幼き頃の「幸村」の可愛らしさを愛でるのが吉でしょうね。

 姉・於国さん(後の村松殿?)も、側室の子であることに卑屈精神を発揮する様子が、
 湿っぽくはなく愉快な感じで描かれてますし、他の兄弟の存在も気になる所・・・
 なので、ぜひとも、つづきに期待です!
 
 
 
 
【最終回!】
●スカートダーリン (カワハラ恋 先生)

  

 コミックスは、5月7日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、自分の中の「男」と「女」に揺れる新宿さん。
 進路に悩んでいるのかと思いきや、ヨーコさんに癒される自分に
 「男」を感じて、落ち込んでしまっている様子ですが・・・?

 そんな新宿さんの姿をみたヨーコさん、「男」に戻って来てくれればと期待するも、
 新宿さん自身は「男」に戻りたくはないと思っているようで、だいぶ複雑な心境。

 しかも、男性にはときめかないけど、ヨーコさんをはじめとする女性にはときめく
 とか言っていて、どう考えても中身は「男」じゃないかとなりますけども、
 そこでヨーコさんが新宿さんに向けた言葉が、大ヒットしているのは驚きましたね。

 男から女になった新宿さん。
 カワハラ恋先生の作品『東京!』では、彼女の未来の姿が描かれていて、
 そこから考えますと、このラストは、ちょっと意外だったかな~と感じたり。
 (設定等、異なっていたりましたかね?)

 でも、単独の作品としては、ヨーコさんとしても、新宿さんとしても、
 良いシメになっていて、そのあたりでは、安心感がありました。

 などなど、元男の新宿さんが、女としてふるまう様子や、
 彼女にふり回され気味な周囲、その交流が楽しかった本作品・・・
 楽しませていただきました!
 

②へつづきます。