五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想①

2014年08月20日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2014年10月号

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 表紙は、りんご飴をなめる浴衣姿のミカちゃん!

 タローもお面を付けていたり、夏祭りな雰囲気が楽しげです。

 他、新連載作品や、ゲスト作品なども!

 

 

 今月の「ラーメン食べたいで賞」は、『ラーメン大好き小泉さん』

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 コミックス1巻が10月発売! 「まんがライフSTORIA」より、再びゲスト登場の本作品。

 クールだけど、ラーメン大好きな小泉さんの食べっぷりが素晴らしく、

 見ているこちらまで、食欲を刺激されてしまいますねえ・・・ “気仙沼ラーメン”の潮味かあ。

 今回は、可愛らしいドイツ少女・ハナちゃんもいっしょに、ご満悦な様子が気持ち良い!

 

 

 

【8月27日、コミックス1巻・発売!】

●ポイズンガール (瀬野反人 先生)

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 イイ子だけど毒舌な少女を描く4コマ作品!

 薬丸桃子さんは、性格“天使”な少女・・・

 でしたが、ひょんなことから毒舌体質となってしまい、周囲に毒を吐きまくり!

 そんな「ポイズンガール」な日常が、愉快に繰り広げられます。

 

 今回は、夏バテでまいっている委員長。

 少食になった彼女に、さっそく「新しいダイエットのフリ始めた訳じゃなかったんだね!」

 と、ぶちかます桃子さんですが、こんなのは軽いジャブ(^^;

 「デブ」に装飾語を付けて、委員長を追い詰めてゆくさまが、まるで悪魔でしたよ!

 それでも一応、取り繕おうとしているあたり、桃子さんがイイ子だとわかるのですけど、

 口にすれば、すべて毒舌になってしまうのだから、難儀なものです。

 

 そんなこんなで、委員長の夏バテ対策に乗り出す一同が面白かったわけですが、

 これだけ毒舌かましても、委員長もツン子さんも、決して桃子さんを見限らず、

 (今回登場しなかった)麻曽谷くんは別枠としても、沢田さんだって何だかんだで

 輪に加わってるし、それだけ桃子さんの人柄が素晴らしかったのだな~と想像できます。

 でなければ、こんな毒舌少女、相手にされんでしょ(;´∀`)

 

 などなど、毒舌体質な桃子さんの言動を中心に、面白おかしい4コマ作品。

 毒も弱めれば薬になるって言いますし、ちょっとした刺激を楽しむのもアリかも?

 しかし当初の、毒舌バリアーを誇っていた委員長が好きだったので、

 最近、ふつーに毒舌でダメージ受けているのは、キャラクター的にもったいないかな~

 なんて思ったりもしますが、ついにコミックス1巻が発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

 

【新連載!】

●すずなの恋 (あづま笙子 先生)

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 男の子が苦手な少女のお話。

 小山内すずなさんは、「男の子が苦手」な少女。

 内気で人見知りなためか、小さい頃に男の子からいじめられていたため・・・

 と本人は言っていますが、そんな彼女が出会った涼城棗くんは、はたして?

 

 バスの中で乗り合わせた2人。

 けれど、すずなさんは何かと棗くんを気にしている様子。

 お? タイトル通り、恋の始まりってやつですか~??

 と思ったら、どうも違うらしく、同じ服を着たペアルック状態だったからとは(´▽`;)

 棗くんの方はペアルック状態に気づいておらず、すずなさんを挙動不審だと感じています。

 

 そんな2人の、バス内で“意識し合っている”姿が面白かった第1話。

 すずなさんはペアルック状態を気にし過ぎ、

 棗くんはそんな彼女の視線にあれこれ想像をめぐらせて、

 互いの内心がちぐはぐな所に、可笑しさが感じられました。

 

 すずなさんは男子が苦手だけども、棗くんのことを「いいひと」と評し、

 棗くんはすずなさんのことを「可愛い」と思っていて、今後の展開を期待させてくれますね。

 そして、偶然の出会いから偶然の再会へ・・・・・・

 さて、ここからどのような物語が繰り広げられるのか、

 連載スタートということで、楽しみです!

 

 

 

●たばたちゃん派 (みずしな孝之 先生)

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 無口だけど優しい少女・たばたちゃんの日常。

 千駄木たばたちゃんがすごす日々が、面白おかしく描かれる4コマ作品です。

 「まんがくらぶオリジナルにて」連載中!

 

 こちらでは第1話の今回、かき氷を食べるたばたちゃん。

 お母さんに「かき氷たべる?」と聞かれて、【たばた すでに】だったのは、笑!

 そして、【とまどいのたばた】では、かき氷を食べて、頭がキーンとなるたばたちゃん・・・

 と思いきや、本人はキーンとはしていないとのことで、

 どのような感じかを詳細に説明しているのが面白い!

 

 「キーンとなる」という感覚をわかっていないたばたちゃんが、

 その未知の感覚を、状況を示す言葉で表現しているのが興味深かったですね~。

 “こども”の初体験は、「キーンとなる」という一言では、言い表せないものだということかな。

 他にも、「皮がむける」に関するイメージが、脱皮のそれになっていたり、

 “こども”らしい未知の事柄への発想に、面白味がいっぱいあります。

 

 そんな風に、“こども”であるたばたちゃんの、様々なものに対する反応に趣がありますね。

 また、猫のミヤビと遊ぶ姿や、近所のほさきさんとの会話なども楽しいですし、

 「まんがライフ」でも連載スタートとのことで、ますます注目です!

 

 

 

【最終回!】

●ハレハレなおくん (ナカタニD. 先生)

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 昭和の子供ナオくんの物語、完結です!

 昭和46年、ナオくんたちは小学校1年生に・・・

 そんな帰り道、父上が帰ってくるということで、嬉しそうなナオくん。

 そこで、皆を引きつれて、父上に会いに行くことになります。

 

 といった感じの最終回。

 幼稚園時代の先生や、チコ姉ちゃん、前川くんなどなど、

 様々な人々も巻き込んで、にぎやかに迎えるラストとなりました。

 自分の父親について、どんな人なのか想像をめぐらすナオくんの

 ワクワク感が伝わって来るのが、よかったですね。

 

 終盤、黒服の男たちが並ぶ光景には苦笑してしまいましたが、

 ナオくんの父上の立場を知って、先生たちがどんな反応を示したのは、少し気になるかも?

 なぜなら、最終ページ枠外に書かれているナカタニD.先生の言葉が、驚きでしたから・・・

 「ほぼノンフィクション」とは、さすがに驚愕ですよ!

 

 本作は、まだ私が生まれていない時代の話ということで、

 その時代の空気を感じさせてくれるところに、大きな魅力を感じていました。

 時折、ノスタルジックに、過去を美化しているようなこともありましたが、

 「ほぼノンフィクション」であれば納得といった所でしょうか。

 子供時代の感覚は、それが祝福されたものであればあるほど、

 幸福と共に、体と心へと沁みつきますからね・・・ しみじみ。

 

 他に、子供(ナオくん)と大人(ショーちゃん)の描き方なども好きでした。

 大人の言葉は、子供にとっては説教臭い面もありますけど、

 それが素直に聞き入れられるような、2人のやりとりも、本作の見所であったと思います。

 好き作品だったので終了は残念ですが、コミックスは年末発売予定とのこと!

 願わくば、もっと私の知らない昭和の景色を見せてほしかったです。

 楽しませていただきましたー!!

 

 

 

【新人4コマ杯 7月期月間賞】

・性転換魔法少女ピース☆メロディ (アサナ 先生)

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 魔法少女物語・・・ だと思ったら大間違い(間違ってないけど)なんだぜ!?

 1人暮らしをしていた大学生・大輝くんのもとに駆け込んできたのは、幼馴染の和音くん。

 ニートな彼は、まるで働かずにいたのですが、とつぜん「魔法少女になる」と言い出して・・・

 なんて感じのお話で、性転換な魔法少女になろうとする和音くんが可笑しすぎ!

 ただの夢想かと思いきや、小さな妖精さんを捕獲していたり、ちょっとヤバめで面白い(^^;

 厳しめの講評で、平均点ほどの評価なのですけど、設定としては、かなり面白そうな作品。

 パワーアップしてのつづきに、期待したいです!

 

 

②へつづきます。