ヤングキングアワーズ 2014年3月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
横須賀を行く402・・・
その中、様々なことを考えていますが、
とくに気になったのは、戦術ネットワークの存在について。
今回は、この戦術ネットワークにまつわる謎に、注目すべき内容となっていました。
メンタルモデルの経験を、データとしてアップロードすることにより、
“霧”全体の情報並列化をおこなうシステムこそが戦術ネットワークなわけですけども、
これを“霧”から出て行ったイオナが使用できているのは、なぜなのか?
私はそーゆーものなのだろうと、あまり気にしてはいませんでしたけど、
このことは疑問形で語られることだったのですね・・・ ここにきて、気になり始めました。
ズイカクと合流する402。
“大量”の海産物を抱えてご満悦のズイカクですが、
どうも、以前から人間と交流があったらしいことが判明。
そのため、ズイカクの経験値が高めになっているというのは、興味深い点ですね~。
また、布団を所望したり、ズイカクは人間の生活をトレースすることを趣味にしている様子。
このあたり、初登場時の釣りや、ちゃぶ台での食事なども、同様なのでしょう。
ここでの402とズイカクの会話が、所帯じみているというか、人間っぽくて面白かった(^^;
イオナの夢・・・?
何やら不思議空間で、何者かと会話しているイオナ。
「姫」のような格好をしているのが、神秘性を高めていますね。
そして戦術ネットワークについては、イオナ自身もまた
自分がなぜ切り離されないのかをわかっていないようでした。
そして、そのことが群像に危機をもたらすのではないか?
・・・と気にしているあたりは、彼女の群像への感情を見れた気がしますね。
しかし謎の存在は、ここでイオナの根本的な“勘違い”を指摘。
これはいったい、どーゆーことなのでしょうか。
イオナの存在が特別であるらしい、と示唆されていたことは驚きでありました。
いわゆる無意識のような領域での会話で、イオナ自身はここでの内容を覚えていない。
「メンタルモデルが観る夢」なんて聞くと、有名小説のタイトルが思い出されますが、
テーマ的にも共通項がありそうですね。
太陽と月のモチーフ。
イオナと会話していた謎の存在。
そのシンボルのようですが、これ、どこかで見た覚えが・・・?
そう、ビスマルク! (コミックス6巻172ページより)
2人のメンタルモデルがぶら下げる飾りが、まさに太陽と月なんですよね。
ビスマルクは、アドミラリティコードの最後を見届けた者たちであり、
このあたりで“勅命”との関係がうかがえるわけですが・・・
となると謎の存在は、ビスマルク?
それとも、アドミラリティコードそのものだったりするのでしょうか?
そしてイオナが、これらとつながりがある存在であることも、気になってしまいますねえ。
まさか、アドミラリティコード自身であったり・・・ なんてことは、さすがにないでしょうか。
“夢”から覚め、コンゴウ艦隊との戦いへ・・・
何があったか思い出せないイオナですが、
何かあったことは、おぼろげに感じている様子。
しかし、そのことを考える暇はなく、戦いは新たなる局面へ。
狙うは、敵旗艦!?
ヒエイやミョウコウたちのいる前衛艦隊をくぐり抜け、
いきなり旗艦コンゴウを狙おうとするとか、思い切ったことしますねえ。
“仕掛け”を施したアクティブデコイを用いて、敵艦隊へ突入します。
本物の401と見分けるべく、デコイを迎撃する前衛艦隊。
ヒエイは、自分たちを混乱させて時間を稼ぐつもりだと考えていますが、
この攻撃で翻弄されてしまっているのが面白い!
デコイの“仕掛け”が功を奏しているのが痛快でした。
戦艦・重巡を、ここまで混乱させてしまうイオナ、すごすぎますよ。
それにしてもラスト、あそこまで効果を発揮するとは!
現時点では、イオナの狙い通りに進行しているわけですけども、
このままコンゴウにまで肉迫できるのでしょうか? はたまた、何か邪魔が入るのか?
アタゴの存在がまだ、表に出てきていない点も気になりますし、
この戦いの行方に注目せざるを得ません。 もちろん今後も、楽しみです!
今月のアド探~!
お正月を楽しむ“霧”の面々。
門松や凧揚げ、御札に破魔矢など、正月ゆかりの品々について、
うんちくを披露する402ですが、そのこと如くがどこか間違っているのが可笑しかった!
凧のヒラヒラ=スタビライザーには、声を出して笑ってしまいましたよ!
いや、間違ってはない・・・のか?(;´∀`)
それにしても、今回のアド探は何となく平和だったな~と感じたのですが、
もしかすると、超戦艦の方々がいないと、“霧”って平穏なのかもしれないですね(ぇ