五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想①

2014年01月10日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2014年2月号

 Manga_time_2014_02

 今月号は、なんと創刊400号とのこと!

 そこで表紙は、もちろん『おとぼけ課長』の課長さん。

 まさに、まんがタイムの「顔」といったドアップが可笑しくも、貫録ありますね~。

 

 

 今月の「400号で賞」は、『執筆作家コメント』

 Manga_time_2014_02_p029_2

 創刊400号の記念企画ということで、植田まさし先生をはじめ、

 まんがタイム連載陣の作家先生方が、コメントを寄せておられます。

 現在お休み中ですが、『みそララ』の宮原るり先生もいますよ~。

 長期連載されている先生はもちろん、今、この時に掲載されている方も載っていて、

 記念すべき誌面となっているのは、感慨深いものがあります。

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●秘書の仕事じゃありません (東屋めめ 先生)

 Manga_time_2014_02_p023 Manga_time_2014_02_p026

 ロボット部下ちゃん、大活躍の巻?

 仕事熱心な部下ちゃん、お掃除がんばってます・・・が、

 熱心すぎて、むしろ中田さんに負担がかかっていたり(^^;

 

 そんな今回、部下ちゃんに機能追加で、仕事もはかどる!?

 と思いきや、元からたくさんの便利道具が内蔵されていて、

 それらを使いこなす様子が面白かった!

 硬いネジをまくのに、いちいち部下ちゃんを持ち上げねばならない中田さんが、

 大変そうなのはお気の毒でしたけど、息を切らせる姿は色っぽかった(ォィ

 

 片手に包丁を取り付けた部下ちゃんは物騒だし、

 中田さんが「部下ちゃんは可愛いだけでいい」とか言い出すし、

 そしたら本当に可愛らしくなっちゃうし、中田さんは付き合わさて可愛いしで、

 いろいろと愉快でありました。

 

 などなど、今回は部下ちゃんの多機能さと、可愛らしさが面白味となっていましたね。

 中田さんの苦労は増しているようですが・・・ もちろん今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●週末すろーらりー (麻璃音 先生)

 Manga_time_2014_02_p047 Manga_time_2014_02_p048

 田舎へやって来た女子高生(?)のお話。

 呉羽百子さんは、都会から引っ越してきた女性。

 そこで出会った市野瀬一子さんや、その妹・二子さんと仲良くなり、

 田舎での生活を満喫しちゃう4コマ作品です。

 

 いきなり百子さんを驚かしたりする、明るく活動的な一子さんと、

 姉とは対照的にちょっと構えた感じの二子さんと、百子さんとの交流が楽しい雰囲気。

 百子さんを苦手なタイプだと感じているため、とっつきにくいかな?

 と思われた二子さんが、卓球好きな所から、百子さんに近づいてい行くのも面白かった!

 

 さらに、女子高生かと思われた百子さんが実は・・・ なんて展開には驚きましたけど、

 田舎のちょっとしたことにも感激してしまう百子さんの生活は、

 一子さんや二子さんと共に、楽しくなりそうです。 次号も連続登場とのことで、期待!

 

 

 

【最終回!】

●ほめよめ (黒渕かしこ 先生)

 Manga_time_2014_02_p095 Manga_time_2014_02_p096

 コミックス2巻、2月6日発売! ・・・ですが、最終回!?

 かのんさんの母上がやって来て、かのんさんをパリへ連れ帰ってしまう?

 そんな展開となりましたが、かのんさんはどうするのか・・・ そして智也くんは・・・

 

 かのんさんが帰るとしても、それは彼女自身の意志であり、

 兄なき今、止める資格などないと落ち込んでいる智也くん。

 それはそれで、かのんさんのことを考えていると言えますが、では、智也くんの気持ちは?

 あっこさんの指摘は、まさにその点をついていて、思わずニヤリでしたね~。

 「いなくなったら寂しい」というのは、止める理由にならないのか?

 ああ、まさにその通り。 少なくとも、その気持ちを伝えるべきというのは適切です。

 

 途中、「歌が下手なアイドル」とも合流しつつ、

 空港にて、かのんさんを捜すことになりますが・・・ といった感じの最終回。

 焦燥感にかられているのが、智也くんばかりというあたりが、

 シリアスながらも楽しかったわけですけども、まあ、かのんさんの選択は、

 わかりきったことでしたよね。 それでも、円満な解決が、さわやかでありました!

 

 などなど、かのんさんとの別れとなるのかどうかが、気になった最終回。

 本作は、ほめ上手で天然な兄嫁と、そんな彼女に戸惑う義弟くんを中心に、

 様々な登場人物との交流を加えつつ、面白おかしく描かれてきた4コマ漫画でした。

 未亡人な兄嫁という設定ではありましたけど、それで物語が暗くなることはなく、

 いつも笑顔でやさしくポジティブなかのんさんが、明るい空気をつくっていたように思えます。

 

 コミックス完結2巻は、2月6日発売!

 そして、次号よりさっそく黒渕先生の新作が登場とのことで、こちらにも期待ですね。

 そんなこんなで『ほめよめ』、楽しませていただきました!

 

 

②へつづきます。