4コマ漫画1巻作品です。
ジャンルはオビ文いわく「正しい意味でのホームコメディ」。 だいたいあってる。
考えてみれば、芳文社の4コマ作品は試し読みができるので、
そちらをご一読いただくとわかりやすいですよね(^^;
『うちのざしきわらしが』1巻 (てっけんとう 先生)
「やっかいかわいい、我が家の妖怪。」 (オビ文より)
大学生の学くんは1人暮らし。
そこへおばあちゃんから送られてきた謎の荷物。 中にいたのは、なんと妖怪・ざしき童子!
しかし、ざしき童子とは名ばかりの少女「わら」は、大して福ももたらさず、
甘い物をほしがったり、遊びまわったりと、さわがしい日々が始まったのでした・・・
そんな風に始まる本作品。
ざしき童子にもかかわらず、どちらかといえば学くんに迷惑をかけることが多いわら。
手がかかるコドモと一緒に暮らしているのと変わらない生活にとまどう学くんでしたが、
ウマいことあしらったり、なんだかんだで絆を深めたりと、淡々と共同生活をこなしています。
そんな2人のやりとりが楽しいのですが、そこに学くんの関係者である
女性陣が参加することで、いっそう面白味が増してゆきます。
なぜ学くんはモテるのか!? ・・・わらのおかげ、というわけではないよね?
アパートの大家・あかりさん、その娘で小学生の光ちゃん、その友達・夏子ちゃん、
そして学くんの大学の後輩・夕美さんなどなど、なぜ女性ばかりが集まってくるのだー!
この中に2人、学くんにほれ込んでる人がいるんだから、世の中は不公平ってもんです(?)
こうした女性陣も加えての、アパート内でのホームコメディぶりが楽しい作品。
(わらはざしき童子なので、一定範囲内から外に出られない)
ドタバタしてるのだけど、絵柄がスッキリしているうえに作風が淡々としていて、
穏やかに読めて楽しめる4コマ漫画といった印象。
サラッとクセになりそな面白さです!