2011年3月号
「今月号の『笑って!外村さん』が面白かった!!」
というタイトルにしてもよいかも?
最近の「まんがホーム」って「まんがタイム・ラバーズ」とでも改名した方がよいんでない?
と思ってしまうほど、ラブコメってる気がしますね~。
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
今回は、「まんがタイムスペシャル」でのネタばれも含みますので、重ねてご注意を。
●笑って!外村さん (水森みなも 先生)
今回はお試しという感じで、画像を用いた特別感想にしてみます。
「笑わない外村さんを笑わせること」に燃える男・三雲くん! 彼が今回の主役です。
外村さんが笑わないのは環境のせい⇒環境を変えてチャレンジ!
・・・という感じでしょうか。
そこで彼がとった行動は、なんと外村さんと一緒に下校すること。
でも、それって何と言うか、フツーに「意中の女子をねらってます」アピールじゃないのか!?
もはや笑いをとるという目的のためには、手段を選ばなくなってますよ、三雲くん(^^;
彼の「笑いをとる」ということへの意識の高さと、
皆から怖れられる外村さんにも果敢に挑みつづける心意気には、感服せざるを得ない
・・・かもしれない。
一緒に下校する男女、三雲くんと外村さん。
男子と並んで歩く外村さんって、
弟・冬馬くん以外では初めて
・・・でしょうかね?
外村さん、慣れない状況に
「ドキドキするな」なんて顔赤くしてます。
これは、もしかすると?
・・・なんて考えてしまいたくなりますけど、
一応オチはついてました(^∇^;
でも、2人で歩きながらの会話が、外村さんと三雲くんのズレを示してくれます。
この2人の断絶は、ボケ・ツッコミがちぐはぐである、という点に大きな問題がありますね。
三雲くんの単なる質問に、「ノリ」で応えてしまう外村さん。
三雲くんの遊びの誘いに、「ツッコミ」を入れる外村さん・・・いろいろ間違ってるよ!
かと思えば、外村さんの素の言葉を「ギャグ」ととらえる三雲くんと、
互いが互いの言っていることを誤解してしまうところが、2人のちぐはぐさになっています。
通じ合えないもどかしさ。
そんなディスコミュニケーションの連続で、よく会話が続くな~、この2人。
というか、普通にお茶したりして、じゅうぶん仲いいじゃないか! こんちくそー!! ←?
まあ男女の仲なんてものは、こうした断絶をのりこえながら
信頼関係を築くものとも言えますけどね(ぇ
そして、今回最大のポイントは、三雲くんの変化・・・
「外村怒ってない時は 意外と美人だよな」
外村さんの横顔をながめながら、
ふとそんなことを考える三雲くん。
これはもしや?なんて考えてしまいますけど、
オチが・・・・・・つかなかったー!!??Σ(゜Д゜;)
ある意味、カワイイ三雲くんがオチと言えなくもありませんけど・・・
外村さんの魅力(ただし外見的なもの)に気づいてしまった三雲くん。
以前、初詣の際に外村さんの「やさしい笑顔」を目撃していたこともありますけど、
考えてみれば、転校してきてから真っ先に、異性の外村さんに声をかけていますし、
はじめっから外村さんが好みのタイプだったりしたんじゃないですかね~
・・・なんて考えたりも。
しかし、これが今後どのような展開を見せてくれるのか、楽しみでしかたない!
男子で初めて外村さんと仲良くなるのは、三雲くんということになるのでしょうか?
てっきり私は、そのポジションには小沢くんが来ると思っていましたから、少し驚きです。
「まんがタイムスペシャル」2011年3月号での小沢くん。
同級生から、外村さんが靴に何かしてたと
聞かされる小沢くん。
外村さんがよからぬことをしていたに違いない、
とでも思っているのか心配そうな同級生。
それが外村さんのイメージとはいえ・・・
しかし、小沢くんの下駄箱にはチョコが!
(この回はバレンタイン話でした)
小沢くんは、それが外村さんからの物であると
考えますが・・・・・・
小沢くんといえば、外村さんのことを「本当は普通の女の子なのでは?」と考えていて、
いつも彼女を気にかけているクラス委員。 根がまじめそうなタイプですね。
そんな彼だからこそ、このチョコを素直に外村さんからの物と考えられた、とも言えます。
そう考えると、一緒に下校したのが三雲くんではなく彼であった場合、
外村さんの素の言葉を、そのまま受けとめていたのではないのかな~、とも考えたり。
小沢くんはマジメ君だから、外村さんに対する「誤解」は解消していたかもしれません。
だからといって三雲くんが悪いとかそういった話ではなく、個性の違いということでしょうね。
私は三雲くんも好きなので、彼にもがんばってほしいものです。
というか、外村さんの魅力にとらわれてしまったのは三雲くんの方なわけで、
今後の彼の外村さんに対するアプローチがどう変化するのか、かなり楽しみですよ!
小沢くんも、うかうかできませんな。
ちなみに三雲くんと小沢くんは、それぞれ外村さんのある「初めて」の相手になっています。
(三雲くんは一緒に帰った相手として「初めて」ですね)
ゆえに2人は外村さんから見れば、どちらも同じくらいの位置にいるんだと思うのですよ。
それがこれからどんな展開を見せてくれるのか、期待したいところです。
あ、でもこの人には要注意。
「姉ごを守るために 腕を鍛えなくちゃ」
外村さん大好き、“舎弟”ゆかりさん。
三雲くんと小沢くん。
彼女の磨きに磨かれた木刀術によって
ボコボコにされぬ気をつけてほしいものです。
本当にやりかねんからなあ、この娘・・・おーこわ。
(引用)
「まんがホーム」2011年3月号 P.017 P.020 P.022
「まんがタイムスペシャル」2011年3月号 P.058
コミックス1巻 P.092