in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

ハイチで活動する難しさ

2011年11月09日 | Haiti
ハイチで活動する難しさを聞かれると、ちょっと前までは、「安全確保」、「インフラ不整備(一日に数時間しか電気が来ない、水道が整備されてない、とか)」、「現地スタッフの質(教育水準)」をあげてた。

最近は上記よりも問題なのが、外国人スタッフの質だとようやく気がついた。何も文句を言うつもりはなく、自分もその一人になるんやろうけど、「ハイチに活動しに来た人らが皆、人道支援をめざしてきてるわけではない」ということを痛感する出来事に最近多く直面する。

その理由は、
生活環境や仕事環境が厳しいので、他国よりも適任者を見つけることが難しく、(要求水準を落としてでも)ハイチに赴任してもよいという人材の中から選ばれること。
国際機関の月収は、いわゆる先進国のそれとそんなに大差がない(と思う)が、途上国の場合は平均年収に匹敵するケースがあり、そんな場合、途上国出身の人は職にしがみついていることが多いこと。などがある。

もちろん、どんな業種、会社や役所であっても、熱意だけではやっていけないであろうし、何でこんな人が務まっているの?というケースもあるから、国際人道支援の業界だけがこうではないのであろうけど、志気を削がれる事が起こるたびに、理不尽に思うのであった。

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2 コメント

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Unknown (Ethan)
2011-11-14 13:38:03
いるいる、そういう人、沢山。前の職場にもぞろぞろいましたよ。キミのいいところは英語がネイティブなだけ?とかもいたけど、個人的には途上国出身の国際スタッフがひどかったなぁ。ランカ人スタッフでその後国際スタッフでスーダンとかあちこち行った人たちを知ってますが、似たようなことしてるのかなぁ?とたまに思います。頑張れ。
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Ethanさんへ (gitan)
2012-01-08 10:40:13
こんな思いをしたのは私だけではなかったのですね。なんせ口達者な人がなにかと評価されるので、自分が埋もれないようにする努力を強いられます。そんな一方で、めちゃくちゃ頭の切れる人々に出会えるととても嬉しいです。
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