Day27 家づくり

午前中にポルトープランス市内の仮設住居の建設予定地を再度訪れ、建設中に必要な水の確保、材料の保管場所等の確認を行って、スタッフへの指示用に検討項目を作成していく。

もう何年も繰り返しやってきたことなので、国が変わっても、資料やメモをみなくても、工程にあわせて、何が必要か、何が問題となりそうか把握できる。経験のないスタッフに、いちいち説明する時間も労力も今は惜しいが、ここは辛抱強く答える。

サンプルの方は、壁のパネルが完成し、数十メートル離れた建設場所へ人力で移動（写真）。デザイン過程で、あまりにも周りがハリケーン対策をと騒がしい（しかも、非技術者に限って、口うるさい）ので、安全側で少々太めの木材を使用した結果、かなり重い。

ふと見ると、図面のときもそうだったが、いかにも子供の絵画にでてきそうな『家』の形をしている（と思う）。刻々と出来上がっていく喜びに疲れも帳消し、にはならないが、明日への活力にはつながっている。仕事がやっと面白くなってきた。