うちの部署によって、もうすぐ7,000棟の仮設住宅が完成する。住宅の引渡し後、数ヵ月たってからうちの事後評価チームが全住戸を回って、きちんと住んでいるか、住宅の不具合はないかチェックする。数は多くないが、様々なことが起こっており、彼らの生活の困窮さを知ることになる。
今日スタッフが報告した例は、仮設住宅に移った後に旦那が亡くなり、その仮設住宅が建つ敷地の所有者から未亡人が借りた葬式代が払えず困っているというもの。仮設住宅はその遺族の所有なので、仮設住宅を借金の形にしたらしく、借金が返済できなければ出て行かねばならない。現金収入のない被災者にとって、期日までの返済は難しいようだ。
入居後の被災者と地主のやり取りなので、正直なところ、うちの機関が間に入ることは難しいというかUnfairになるので、弁護士スタッフに知恵を借りて、力添えができるかどうか検討した。
その話題から、葬式代がいくらか、謝金をしてまでなぜ葬式をしたのか、とうちのスタッフ間で議論が展開した。ザンビアのM姉さんは故郷で闘病中だった姉をこの3月亡くしたばかり。親戚や地域の慰問客全てに食事を振舞うので、とんでもない額になるという。
遺体を弔うお金を工面するために、遺された子供らが生活する住宅を抵当(mortgage)にする是非について意見が分かれた。
(写真は内容と関係ないのだが、仮設住宅地のまわりで遊ぶ子供ら。後ろの子はフルチンで走り回っていたので、カメラを向けるとすかさず友達の背後に隠れた。そのユーモラスさにこちらまで笑みがこぼれる。)
今日スタッフが報告した例は、仮設住宅に移った後に旦那が亡くなり、その仮設住宅が建つ敷地の所有者から未亡人が借りた葬式代が払えず困っているというもの。仮設住宅はその遺族の所有なので、仮設住宅を借金の形にしたらしく、借金が返済できなければ出て行かねばならない。現金収入のない被災者にとって、期日までの返済は難しいようだ。
入居後の被災者と地主のやり取りなので、正直なところ、うちの機関が間に入ることは難しいというかUnfairになるので、弁護士スタッフに知恵を借りて、力添えができるかどうか検討した。
その話題から、葬式代がいくらか、謝金をしてまでなぜ葬式をしたのか、とうちのスタッフ間で議論が展開した。ザンビアのM姉さんは故郷で闘病中だった姉をこの3月亡くしたばかり。親戚や地域の慰問客全てに食事を振舞うので、とんでもない額になるという。
遺体を弔うお金を工面するために、遺された子供らが生活する住宅を抵当(mortgage)にする是非について意見が分かれた。
(写真は内容と関係ないのだが、仮設住宅地のまわりで遊ぶ子供ら。後ろの子はフルチンで走り回っていたので、カメラを向けるとすかさず友達の背後に隠れた。そのユーモラスさにこちらまで笑みがこぼれる。)