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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

白杖を持った人々と。

2011年05月14日 | Switzerland
昼過ぎのパリの地下鉄のホームで、白杖を持った女性に声をかけられ、応えようとするのだけれど、自分の乏しいフランス語に加えて、地下鉄の路線そのものがわからない。代わりのパリ人を探そうにも、なかなかつかまらず、「ごめんなさい」して、その場を去った。

深夜2時過ぎのジュネーブの街をホテルに向かって歩いていると(プレゼンが無事に終わって飲みに出た)、白状を持った大学生くらいの男性に声をかけられた。フランス語は無理だとわかると会話が英語になって、友達とはぐれて今どこにいるかわからない、という。かなり酔っている。ほっといても、時候がよいので凍死することはないだろうと思いつつも、そいつに自分の腕を持たせて地元の人が居そうな場所を探して歩く。結局、そんな時間に開いてたのは"Cabaret"という名前の店で、その前で客引きをしていたおっちゃんに事情を説明して、呼んでもらったタクシーで帰らせた。

ハイチでも白杖をついた人を見かけるが、自分は必ず車で移動しているので(安全のため)、普段は接する機会がない。