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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Facebook

2013年04月23日 | Haiti
一応、Facebookのページを5年ほど前から持っている(当時のアシスタントが作ってくれた)のだが、自分ではほとんどアクセスせず、友人達(Friends)のコメントが載ったり写真がタグされて、かろうじて更新されている。それなので、「Facebookにメッセージ残したから見ろ」というメールがたまに来る。メールで内容を書いてくれたらいいのにと思いつつ、チェックしてみた。

送られたメッセージは他愛のないものだったが、Friendsの中に先週15日に現場近くで昼休みに射殺されたスタッフSの笑顔の写真が眼に入った。すると自分の中で押し殺していた感情が、一気に溢れ出てしまい、どうしようもなかった。他のスタッフを気遣う中で、どうやら自分も相当精神的に参っていたようだ。

住めば都

2013年04月20日 | Haiti
ハイチの自宅で5週間ぶりにゆっくり週末を過ごす。午前中を家でゆっくりした後、ジムで体を動かして、スーパーで買い物をして、友人らと夕食をする。戻ってきてほっとしている自分に『住めば都』とはよく言ったものだと実感。

まちで見かけた工事中の建物の床スラブのうすさが気になる。

小型機

2013年04月15日 | Haiti
1週間ぶりの事務所で所用を片付けて、夕方にサント・ドミンゴへ向けて飛ぶ(写真)。日本でやったら、最終便で上京して2日後の始発便で帰阪するなんて日程は珍しくないけど、ハイチで同じように行動してたら、何をそんなにせかせかしているのかと思わずにはいられない。それにしても、今月はいったい何カ国を訪問するのだろうか。

為替相場

2013年03月18日 | Haiti
さまざまな国の政府や団体から支援を頂いているので、その資金管理に絡んでどの為替レートを使うかは、とても重要。詳細はうちの会計や本部のドナー・リレーションズが関わっているのだけれど、見積もりをする側として、また予算を執行する側として、その動向を把握していくのは必須。

というのは、大まかに言うと1米ドルがあたり1円の差が出たら、例えば1億円の事業では約95万円の幅が出る。なので、為替レートの振れ幅によって、事業規模を後半で調整する必要がある。さらに支援金が、ユーロだったり、カナダドル、豪ドル、スウェーデン・クローネだったりするので、ちょっと複雑になる(らしい)。

うちでは月ごとに毎月1日にレートを調整するのだけれど、今月は世界各国の相場レートの激変に対応して15日でそのレートを調整するように通達があった。

ちなみに、米ドルとハイチ・グールドの相場は今月はそのままだった。しかし、昨年からグールド安が続いており、多くの食品や生活品を輸入品に頼るハイチでは徐々に物価上昇が見られる。

日常の風景

2013年03月16日 | Haiti
自宅への帰り道で道端に溢れんばかりの人々。野菜を売る人、ちょっとした生活用品を売る人、それらを買う人、目的地に向かって歩いている人、などなど。とてもきれいと言える町並みではないけれど、皆が必死に生活している熱気が感じられる。

以前は、ちょっと目を背けたくなる(なかったことにする、というか自分の中でこんな生活環境に身を置く人々のいる存在をどう捉えてよいかわからなかった)気持ちばかりだったが、最近はこんな環境でもめげない人々の強さと前向きに捉えられる。

さよならBBQ

2013年03月02日 | Haiti
来週日本へ帰国する知人の送別会を兼ねて、邦人の方々を中心にバーベキュー大会。「バーベキューしたことないんです」と衝撃発言する幹事さんの電話を受けて、買出しから手伝うことに。って、たいしたことはせず、人数に合わせて買う品目と分量を決めるだけ。大きなスーパーに行ったので、輸入品も結構手に入った(写真)。

火をつけ出してから、酒も入りながら、だらだらと6時間ほど楽しむ。始終、曇り空だったので、快適な時間を過ごした。

カーニバル

2013年02月03日 | Haiti
今年のハイチのカーニバルは来週に北部Cap Haitianという町であるが、その前夜祭というか1週間前にJacmelやPetion Villeでもカーニバルが行われた。イベントが盛り上がる夕方から夜にかけては、身の危険を感じるぐらいの群集ができる。その中に紛れて大変なことになっても困るので、今回はそのパレードが始まる前に、スタンバイしている人々のコスチュームを見に行く。

踊っている時は何かにとりつかれた様に激しい動きを見せる彼らだが、本番前の表情や会話は普通の好感が持てる若者らだった。『写真撮ってもいいけど、Facebookに載せてぇ』と言われて思わずふきだしてしまった。

安全対策連絡協議会

2013年02月02日 | Haiti
先月、邦人が犠牲となったアルジェリアでの人質事件を受けて、日本大使館で安全対策についての協議会が開催された。ニュースなどで知ってはいたけれど、詳細や外務省ならではの報告内容に、自らも気をつけないとと思った。もちろんそういう趣旨の会だったわけだが。

カーニバルの季節再来

2013年01月13日 | Haiti
先週は震災3周年に加えて、うちの社長が本部からやってきたので、稀に見る忙しさだった。日曜日の今日はのんびりテレビを見ていると、復興特集もちらほらあったが、2月中旬のカーニバルに向けて、音楽番組ばかり。

過去のカーニバルの様子もビデオで振り返っていて、当時歌手だった現マルテリー大統領の様子も写っていた。昔はステージで尻を出していた人間が大統領になって、訪日時に天皇陛下と歓談するとは、何でもありやなこの世界は、と思った。

買い物で外に出ると、大型スピーカーを山ほど搭載した車輌が夕方のパレード(プレ・カーニバル)に向けて調整されていた(写真)。とても気が早い。早すぎる。

震災3周年

2013年01月12日 | Haiti
震災後3周年の今日は土曜日。昨年と一昨年は祝日となり、町中はひっそりしていたものの、今日は普通の土曜日とあまり変わらないような印象を受ける。

3ヶ月前に引き渡しをしたPermanent Houseの家族を訪れる(写真)。晩御飯用の豆をザルに取って下ごしらえしているところや、洗濯物が軒先にかかっていたりと、生活感が漂っていて少し安心した。今年前半はこのモデルをもとにうちの団体が少なくとも100棟建設予定なので、改善点もチェックする。

復興は進んでいるものの、テント生活者は昨年末時点でまだ34万7千人と、避難所解消には程遠い。国内のラジオやテレビが特集を組んでいたが、海外メディア組はほとんどお目にかかれなかった。

ハイチ、大地震3年で追悼式典 犠牲者しのぶ(共同通信)