朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

ワイン Monthelie

2010-07-21 | 食べること、レストランなど
このワイン、Monthelie モンテリと読むそうです。



 LAから来訪した友人がおもたせでプレゼントしてくれたので、ありがたく一緒に楽しみました。

 フランスのブルゴーニュの芳醇な赤でした。

 以前、ジュネーブ駐在だった時代になんども、このブルゴーニュ地区にある特級ワイン街道を訪問していくつかのドメーヌ(ワインの醸造家)を訪問して試飲を楽しんだことをおもいだしました。

 昔読んだワインの本によれば、ブルゴーニュは「父」のワイン産地で、ボルドーは「母」だとか。うろ覚えなので文献に当たろうとしたのですが、件の本が手元にはありません。

 ボクの印象からいうと逆なので、やや奇異に感じたので記憶していますが勘違いかもしれません。(ブルゴーニュは一般に色が鮮やかで香り豊か。ボルドーは重めでやや渋み酸味があり色も濃いとの思い)

 いずれ又、両方の地区をゆっくりと訪問してみたい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遊牧夫婦

2010-07-20 | 外国の風物
近藤雄生さんの異色の「脱力系ノンフィクション」。



 自らの経験談を、軽快なタッチで紹介していきます。Amazonでは一時的な品切れ状態だそうで。

 ”Amazonランキング 3位 ─ 本 > 旅行ガイド > 紀行文・旅行記”


 テレビの海外観光番組の文章化や観光ガイドブックとは、まったく違う世界が広がっていました。ややシリアスな著者の内面の葛藤も時々出てきます。

 いまから30年くらい前までは、IATAの規制などで高価な正規運賃しかなかった時代、海外旅行は普通の人にとって高値の花でした。暇と時間のある学生とか特別なひとは、船でナホトカ(ロシア・シベリア)にわたり、ソ連のシベリア鉄道と国内航空路線(アエロフロート)を乗り継いでヨーロッパにむかった時代がありました。

 近藤さんは、航空路と地上(車、バイク、船、バス)をうまく組み合わせて旅行しています。ふしぎな滞在型の旅のようです。

 相棒の「モトコ」さん、実際はどんな方なんでしょうか。

 ミシマ社のウェブに連載の無料エッセイと連動するスタイルをとっています。新しい書籍マーケティングのやり方になるかもしれません。

Amazonの画面を見てみると、なんと「中古本」が定価の約2倍で販売されています。”いますぐ読みたい”人向けにプレミアム価格をつけるとは、なるほど自由経済です。
 新刊書では、初めてみました。




 この本は彼の第2弾の著作です。第1弾は「旅に出よう――世界にはいろんな生き方があふれてる」 (岩波ジュニア新書)。こちらも、Amazonの岩波新書ランキングで堂々と上位に入っています。

 ”Amazonランキング 1位 ─  本 > こども > 学習・図鑑 > 社会”

 こういった良い本が沢山売れるのはうれしいことです。(ランキングは7/19 9:45pm現在)




== 追記(2010-07-26 21:35)

Amazonでのランキングが上昇しています。



 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPad 習うより、慣れろ

2010-07-19 | 社会貢献(仕事)
iPadに組み込まれているプレゼンテーション・ソフトは「Keynote」と名づけられています。

 くだんの模擬授業でのプレゼンに使うために、ここ数日間、Keynoteと遊んでみました。

 設計思想つまりユーザーインタフェースが、Windowsの「パワーポイント」と基本的に異なっています。なので、最初はどうしたら、なにができるのか、戸惑ってしまいました。ハウツー本も買ったのですが、最近のこの手の本は「その本を買わせるため」なんでしょう、ビジュアル(画面写真)ばかりが紙面の多くを占めているのですが肝心の操作方法の説明がいまいち。

 結局、同僚のプロの方に差し向かいで30分ほど操作してもらいました。あとは想像力を駆使して、あちこちタップしたり、長くタッチ、二本指タップとかしてなんとか。




 そのイベントは、まずまずの参加者がありまして無事終了しました。そのうちに大学webにuploadされるでしょう。

 スライドはこんな感じに作りました。

 

 写真の貼り付けが、楽しいですね。わざと「写真印画紙」が少し浮き上がっている様子になります。傾けて張るすることも実に簡単。もっと凝って、多数の写真を分散配置から集積するアニメーションもできます。(大谷大学)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨明け

2010-07-18 | 京都の文化(夏)
昨日7月17日は祇園祭山鉾巡行、ついに梅雨明けしました。
 少し雲はあったのですが日差しの強いとても暑い日で、関東、関西などは「梅雨が明けたとみられる」と発表されました。



 日没直後の愛宕山周辺の山並みです。

 これからしばらくは、安定した真夏の天候となるのでしょうね。山登りには最適ですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祇園祭 宵山

2010-07-17 | 京都の文化(夏)
17日の山鉾巡行は見ごたえのある偉大なお祭りです。それはそれでいいのですが、前日までの3日間各鉾町では宵山が開かれ、極めて身近にお祭りに接することができます。

 山鉾の上に乗せてくれるところもあります。粽(ちまき)という厄よけを買うこともできます。

 烏丸、四条通などは夜になると歩行者専用となり、夜店も多数出店してまさにお祭り天国状態となりました。夕方まで激しく降った雨があがり、午後6時頃からは祭り日和となりました。



 外国の人も沢山くりだしています。この人はゆかたに「刀」を背負っています。実は傘かもしれませんが。



 まず四条、大丸の隣にある「長刀鉾」を見物。





 金魚すくいの夜店も。



 浴衣姿の若い人がとても多かった。



 夜店屋台で買い食いも自由。大人でよかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミシュランガイド 京都大阪2010

2010-07-16 | もろもろの事
昨年秋、騒がれて出版されたこの赤い本を中古書店で安く入手しました。



 東京編と同様に、見開き2ページで一つの店の紹介記事となっています。掲載されている料理店と旅館ホテルは、一つ星以上のところだけ。星のつかない優良店は掲載されていません。星の数の最高は三つで6店。

 記事の文章スタイルは冗長に思えますし、写真も中途半端な情報しか伝えていないと感じました。

 結局、フランスにおけるこの本の権威を単純に延長して、格付けを過大視したこと。それが騒ぎの原因でしょう。

 この本に掲載された店で行ったことのあるところは4軒くらいなので、その評価や文章表現が正しいのかどうか論評できないのが残念ですが。




 上の写真「ギド ミシュラン」は、フランス、イタリア、スイス編です。

 これらの本での記事は、一つの店の紹介を2~5行程度で表現し、店名、住所、電話、価格、料理の特徴を極めて簡潔に記述し、いくつかのシンボルを定義して見やすく工夫してあります。星のつく店でも淡々と料理内容を1、2行にまとめてあります。星の付かない店のほうが多いのですが、どの店も優良店として定評があります。

 アルファベット順に市町村ごとに店舗情報をリストする編集となっていて、詳細で明確な市内地図があり、そこに掲載した店やホテルを記号で示しています。

 まったくシンプルで、明解。

 日本編も、このようなスタイルで作成してほしいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おしゃれな蕎麦屋

2010-07-15 | 食べること、レストランなど
西陣の町家で開業しているそば屋に行きました。(蕎麦屋にこら)



 店内のインテリアは和風できれいにまとまっていました。畳の和室はなく、全てテーブル席とカウンター。

 壁にかけてあるモダンなアートが素敵です。

 まっとうなザル蕎麦やカケ蕎麦もあるのですが、せっかく来たのだからと、珍奇なメニューを注文しました。



 甘きつねに梅のジェリーをのせた十割そば。

 それなりに美味しいのですが、量が少なくて、とても良い値段でした。



 一緒にいったお仲間は、からすみと温泉たまごのそば(冷たい)。
 
 京鴨と九条葱の南ばんそば(暖かい)。

 他の人のそばのほうが、もっと美味しそうでした。

蕎麦屋 にこら そば(蕎麦) / 今出川駅鞍馬口駅北野白梅町駅

昼総合点★★★★ 4.0



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鏡容池

2010-07-14 | 京都の文化(夏)
龍安寺には広い境内があり、鏡容池が後背の衣笠山を写していました。





 ゆっくりと散歩すると、こんな柔らかい苔の緑に木漏れ日が差し込んでいました。





 この変わった樹木は「台杉」。

 北山杉として磨丸太を切り取ったあとの杉の木から脇枝が成長したのが発端だったようです。その樹形が往時の文化人に気に入られて、独自の発展をとげました。現在では、幼木のときから専用に育成されています。 

 こんな新緑に囲まれた庭園は、永遠に受け継ぐべきに至宝だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍安寺

2010-07-13 | 京都の文化(夏)
数年ぶりに、この石庭を拝見しました。

 最近まで、向こう側の土壁とその屋根を修理していたのです。土壁の「古びた色と昔の修理の跡」が、侘びの世界。その部分は元の風合いを維持しているようです。



 梅雨の時期なので普通の観光客は多くないのですが、その分、修学旅行生が続々と入場してきました。

 米国人の家族が来訪していて、男の子が「ヨガ」なのか、「Zen」なのか、縁側の端で瞑想していました。



 白砂が激しく白いのです。とても自然の砂とは思えない。

 この日は晴れていたので私の目にはまぶし過ぎ。侘びさびを感じることはできませんでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松明、納涼床

2010-07-12 | 京都の文化(夏)
神輿洗いのため、先導して進路を清めた松明(たいまつ)。



 路上に消し炭を残しました。

 これを頂いて家内に祭ると、一年間無病息災のお守りになるとか。



 法被姿町衆のおじさんが拾って、沿道の見物客に分けてくれました。


 さて一段落したので、のどを清めるため、四条川端の角にある洋食ビルの屋上ビアガーデンにて夕涼みしました。



 先斗町の納涼床にも電灯がともり、初夏の夕暮れを楽しむ人々の姿が見えました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする