朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

遊牧夫婦

2010-07-20 | 外国の風物
近藤雄生さんの異色の「脱力系ノンフィクション」。



 自らの経験談を、軽快なタッチで紹介していきます。Amazonでは一時的な品切れ状態だそうで。

 ”Amazonランキング 3位 ─ 本 > 旅行ガイド > 紀行文・旅行記”


 テレビの海外観光番組の文章化や観光ガイドブックとは、まったく違う世界が広がっていました。ややシリアスな著者の内面の葛藤も時々出てきます。

 いまから30年くらい前までは、IATAの規制などで高価な正規運賃しかなかった時代、海外旅行は普通の人にとって高値の花でした。暇と時間のある学生とか特別なひとは、船でナホトカ(ロシア・シベリア)にわたり、ソ連のシベリア鉄道と国内航空路線(アエロフロート)を乗り継いでヨーロッパにむかった時代がありました。

 近藤さんは、航空路と地上(車、バイク、船、バス)をうまく組み合わせて旅行しています。ふしぎな滞在型の旅のようです。

 相棒の「モトコ」さん、実際はどんな方なんでしょうか。

 ミシマ社のウェブに連載の無料エッセイと連動するスタイルをとっています。新しい書籍マーケティングのやり方になるかもしれません。

Amazonの画面を見てみると、なんと「中古本」が定価の約2倍で販売されています。”いますぐ読みたい”人向けにプレミアム価格をつけるとは、なるほど自由経済です。
 新刊書では、初めてみました。




 この本は彼の第2弾の著作です。第1弾は「旅に出よう――世界にはいろんな生き方があふれてる」 (岩波ジュニア新書)。こちらも、Amazonの岩波新書ランキングで堂々と上位に入っています。

 ”Amazonランキング 1位 ─  本 > こども > 学習・図鑑 > 社会”

 こういった良い本が沢山売れるのはうれしいことです。(ランキングは7/19 9:45pm現在)




== 追記(2010-07-26 21:35)

Amazonでのランキングが上昇しています。



 
コメント (3)
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