会議の合間を縫って、マレーシアにおける仏教について調査を敢行しました。(観光ではない、きっぱり)
実は、それではなく自然環境の実態についての調査を意図して、学会会場の前からタクシーに乗ったのですが目的地ペナンヒル(六本木ヒルズのようなビル群ではなく、島内で一番高い丘の上が環境保護区になっていて野生の猿などの動物を保護し観察するためのスカイウォーク(樹冠の人工的金属歩道)があるらしい。オランウータンは別の島の保護区だとか!)~ところが、そこに上るケーブルカーが先日の悪天候で運行停止になっていました。で、運転手のススメで仏教寺院に行ったのです。汗
極楽寺。 鶴山極楽禅寺、実に立派な漢字名称です。
乗ってきたタクシーは、ほぼ自動的に数時間貸し切り状態となり運転手はお寺の駐車場に車を止めて、「はい、行ってきなさい、ここで待ってます」という感じでした。この国は昔英国植民地だったせいか英語がまあまあ通じます。
本堂のご本尊さま、観音さまかなと思われます。写真OK。
中国福州市の僧侶が建立し、建築は1893年から1904年に第1期の工事を完成。清の光緒帝は極楽寺のために7万巻の経典や石碑を贈ったとか。現在も拡張中のようです。
仏像だけでなく、その装飾も全て金と赤ですねえ。
なんとか童子かな。
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さて、このお寺はペナン・ヒルの中腹に建立されているので境内は石段ばかりです。ピンクのユリが立派で美しい。
いくつものお堂が斜面に立ち並んでいました。
ブッダ、その弟子たちのレリーフが飾られています。
お線香、中国のお寺と同じです。太くて長い。根本に竹ヒゴがついています。
熱帯なので植物も豊かです。
丘の上にはこんなパゴダが造られています。八角形の塔で7層からなり高さ30mだそうです。
石門を潜って進みました。
信者グループが引率されて参詣しているようです。
石段の途中にある岩には文字が彫られていて赤く色が埋められています。
眼下の眺望を楽しみながら、まだ登りました。
多数の仏像群。
。。。むむ、美的感覚の違いですが、京都三十三間堂の千体千手観音像が好ましいと思います。
布袋さんかな。
寄進されたろうそく、、
中頃までいくと、突然、土産物店の奥からこのケーブルカーが現れました。若干の有料料金が必要。
乗りました。
お線香,たくさん。
丘の上には、大きな観音像がありました。スコールの雨が強く降ってきたのですが20分くらいで小降りになりました。
下りはケーブルには乗らずに、下山道を歩いて帰りました。本堂の駐車場ではタクシーが待っていたので、問題なく学会ホテルに戻りました。タクシー料金は事後交渉でしたが。言い値はリーズナブルでした、2000円相当くらいだったかな。
意図しない(けれど興味深い)寺院見学となったのですが、楽しい時間を過ごせました。