朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

温泉宿の再生

2016-01-21 | 国内各地の風物

ふと思いついて、湯快リゾート 白浜御苑の温泉に来てしまいました。(2週間ほど前の経験談)

京都から、湯快リゾートの貸切バスを予約。運賃が安く、楽ちんです。



ランチタイムは、和歌山の黒潮市場で自由に食べ物や食事を選べます。食べなくてもいい。



この巨大なホテルです。

この「湯快リゾート」は、全国の温泉地で古い大きな温泉旅館を買収して、大衆向けにリニューアルし運営方法を大幅に合理化して、低価格を実現しています。集客も新聞折込チラシ、インターネット、電話予約だけで運営するので、旅行代理店のマージンを排除しています。

有名温泉地の大きな旅館がダメになった理由は、団体旅行が激減したためでしょう。例えば、社員旅行(会社の課や部のほぼ全員が半ば強制的に宿泊つきの旅行に行って宴会をする、あるいは町内会や老人会、学生でもクラスやサークルなどが、あたかも修学旅行ののりでグループツアーをやっていました。

現代では、それらが激減しました。

よく新聞折り込みで見る格安のバス旅行の温泉宿と違うのは、お一人様でも価格差がないことです。これから、独り者の老人が増えることが予想されるのでとてもよい戦略でしょう。もっとも、一人客は、眺望の良くない部屋や狭いところを割り当てられるです。以前の団体バスの運転手やバスガイド用の部屋だったかもしれません。温泉に来た目的からは、眺望の良さは二の次なのでOK。



お風呂も大きく、露天ブロ、サウナがあり、温泉の質に満足。カメラ不可なので写真はありませんが。



カニの足と牛ステーキが食べ放題のビュフェ方式。期間限定。





食べ損ねたものも多数でした。満腹満足。

~~

温泉旅館の「再生」については、「星のリゾート」も有名です。

「星の」は富裕層向けに高価格、高品質を狙って、むしろ客数を絞っています。京都嵐山にも古い川沿いの一番奥の場所にある料亭を買い取って、全くリニューアルしました。とても宿泊価格が高いので手が出せません。

今朝、NHKテレビのニュース番組でこんな報道をしていました。

伊豆の温泉旅館を、中国人企業が「爆買い」しているとのこと。

中国人団体旅行向けに、運営方法をすべて変更し、改造して成功しています。

中国人支配人の満足そうな表情です。この温泉街では、増加する中国人客を受け入れるため、旅館組合としても協力するそうです。(画像引用:NHKテレビ2016-01-21)

その結果、日本人宿泊客向けのサービスレベルが低下し始めているようです。

 

コメント
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