朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

天使突抜

2016-01-22 | 京都の文化(冬)

「てんしつきぬけ」と読む京都市下京区にある地名です。

コインパーキングの看板にも、このとおり!

マンションの名称にもなっています。

なぜこんな奇妙な地名ができたのでしょうか?

”京都市内、下京区の西洞院通と油小路通の間の南北に走る狭い通りが通称 ”天使突抜通” です。今の通の名前は "東中筋通” もともとは平安時代にこの地域に弘法大師が創建した五條天神社があり、”天使の社”と呼ばれていたそうです。ところが、豊臣秀吉が京都の町の大改革の際に強引にこの神社の中に道を貫通してしまったそうで、天神様を信仰していた人々は、あきれて”天使を突き抜ける”という名前を町につけたそうです” (引用:ここ

住居表示では、こうなっています。

その大元の五條天神社(天使の社)はこのような小さな境内となっていました。

その敷地は月極の駐車場となり、隣接地に高層マンションが建っています。社務所の窓口がそのマンションの1階にあったので、神社を維持するために敷地にマンションを作ったのかな。

梨木神社や下鴨神社の景観保護などとは違うのでしょうか。時代背景か、御所の隣(梨木)、世界遺産(下鴨)・・・

社務所で、この日本最古だといわれる宝船の色紙を頂こうと思って探して来たのですが、窓口は閉まっていました。残念。

2月3日、節分には行事があって御札をいただける模様です。

コメント
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