1月が、もはや27日となり終わってしまいそうです。
実家に戻った折に地元銀行に行きました。そのATMの横に置いてあった広報雑誌をもらってきて眺めていたら、三重県のお雑煮特集でした。
それほどは広くない三重県ですが、こんなにも多くの種類のお雑煮があるようです。
「花びら餅と豆腐のお雑煮」伊賀地域(伊賀市玉瀧)
記事の中にかかれていますが、伊賀には様々な文化圏があります。山に囲まれた盆地の地形ですがこんなにも違いがあります。
名張地域で紹介されているのは、「きな粉でいただく味噌仕立てのお雑煮」です。ウチでは、きな粉はお雑煮とは関係なく、餅を焼いてお湯につけてその後にきな粉か、焼いて醤油をつけて焼き海苔で挟む食べ方でした。
子どものときに父の実家で食べた記憶では、丸餅、味噌汁、大根、里芋、人参は入っていたと思いますが、豆腐はなかったような。
私自身の家では、母が子どもの時に育ったのが宮城県仙台だったので、切り餅を網で焼いて、味噌汁、具は大根の細切りだけでした。
伊勢市は、すまし汁に丸餅で具材は正月菜のみだとか。餅は焼いたり煮たりせず、お湯で柔らかくするのだそうです。
「甘さがごちそう ぜんざいのお雑煮」志摩地方(鳥羽市神島)の写真も載っています。
「大ぶりの根菜入りで食べごたえのあるお雑煮」中勢地域(津市丸の内)
「たっぷり具材で満足感ありお雑煮」南勢地域(多気郡多気町土屋)
(引用:「すばらしき”みえ”」 189号 2015.12発行 百五銀行)