朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

足助 伊那街道の中継地

2014-11-24 | 国内各地の風物
紅葉だけではもったいないので、足助の古い町並みを散策しました。



尾張・三河から信州を結ぶ伊那街道が通り、沿岸地域で作られた塩を峠を越えるために詰め替えて「足助塩」という名前ができ、信州からは薪炭や農産物が馬を使う「中馬」により運ばれました。

「中馬」とは、江戸時代、信州馬稼人同業組合の名称です。


(引用:足助観光協会資料

この重要な交易ルートは、明治44年に国鉄中央線が開通すると衰退してしまいました。



こんな古い町並みが保存されています。



米屋の軒先や、



別の家の軒にも、こんな稲わら束がぶら下がっています。

地元の人に聞くと、10月に開かれる「足助まつり」で火縄銃が披露されるので、その時に火縄を縛ったものがマスコット化して「厄除け」となって家に飾られるようになったとのことでした。





細い脇道も情緒があります。



でも。紅葉の地域は混雑していましたが、この旧市街は閑散としていました。店も開いているもところが少ないし、飲食店も数少なくてうなぎ屋、そば、喫茶、おにぎり屋くらいしかありません。



こんな展示会があったので、



ここ「足助中馬館」に入ってみました。元銀行支店を保存して小さな資料館にしています、入場無料。

歌人白蓮が生前、といっても戦後、この町に数日滞在して歌会に参加した時の自筆の短冊や掛け軸が相当数展示してありました。ご本人が写っている写真も数葉。



高級清酒「玉の輿」の琺瑯看板が、なにか興味を引きました。まだ作っているのかしらん。

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トリビアルなクイズ: 「玉の輿」とはどんな意味か、答えなさい。


コメント
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