朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

散りもみじ

2008-12-23 | 京都の文化(冬)
まだ、残っていました。
 北白川の鎮守の森、北白川天神宮(てんしんぐう)の参道石段に雨で濡れた落ち葉が敷き詰められていました。昨夜(21日)木枯らし交じりの雨で最後の紅葉が落ちたのでしょう。(てんじんぐう、ではなくて!)
 百数十段ある石段を登り本殿にいくと、境内の落ち葉の掃除をしていた宮司さんが、手を止めて、神社の由緒を話してくれました。相当に格が高くかつては礼儀作法に厳しい神社であったとのこと。本殿が西向きに建てられているのは、大変珍しい。普通は南向きだそうです。その由来も伺いました。本殿の後背から日が昇るようにしました。
 神社の直ぐ前には白川が流れていて、昔は麓には白い砂が広がっていたので素足で参拝した。(今はコンクリートで箱型に護岸された掘割になって流れています。この流れが祗園まで続いています)
 比叡山南側の峠を越えて滋賀県大津に抜ける道が通じています。
 「白川女」の里ですね、都に花を売りに行った伝統があります。一方、男は石工だとのこと。滋賀県側の坂本にも石屋の歴史があります。木造建築が主体だった中世近世において、加工の難しい石材を使用した建築技術は当時のハイテクであったのでしょう。 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする