朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

駅弁

2008-12-20 | 食べること、レストランなど
新幹線に乗って東下り(あずまくだり)しました。
 夕刻に列車で移動したので京都駅にて駅弁を購入。
 実に、各種があり迷いました。売店も沢山あります。こんな「文化」は欧米にはありませんね。アジアの駅にもなかった、といってもアジアで鉄道に乗ったのは中国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイと韓国だけですが。欧州の鉄道にはいっぱいのりましたね。欧州の鉄道駅には売店は有るけれど、フランクフルトソーセージ(この焼きたては美味しい!)、ハンバーガー、サンドイッチ(パサパサでまずいことが多い)、ホットドッグ程度。
 今回は「京のおばんざい」(1000円)にしました。
 薄味でとても結構でした。
 そのパッケージに添付されていたシールに「原材料」が延々と記述されていて、最近の食品問題を反映しているのでしょうか、とても長い:
 原材料名 ご飯、玉子焼、お魚がんもどき、南瓜の縦弟煮、鰆西京焼、高野豆腐、大豆とひじき煮、椎茸、切干大根煮、薩摩芋レモン煮、黒豆、人参、蒲鉾、昆布巻、栗、蓮根、牛蒡醤油煮、ちりめん山椒、しば漬、ずいき酢漬、胡桃甘露煮、白花豆、隠元、松茸、(以下に、もっと原材料;小麦、乳、牛、。。。の列挙があり、さらに保存剤調味料等として、アミノ酸等、pH調整剤、グリシン、増粘多糖類、甘味料(トレハロース、ステビア、ソルビット、カンゾウ)、、、まだ4列書いてあって、さらに、熱量667Kcal、蛋白質25.4g、脂質13.6g、炭水化物110.3g、Na1485mg。そして最後の2列には、製造者の会社名、住所、電話が記載されていました。
 最後の2列は「重要」ですが、ご飯や玉子焼などは見れば分かるので、シールで表現する必要は無い、むしろ玉子焼の原材料や原産地が知りたいのです。
 詳しくは知りませんが、数ヶ月前に、この表示に関して、記載順序が違うとして「違反」との報道がありました。順序は、重量的に多い成分から書くルールだとの由。
 でも「原材料」が、玉子焼(玉子や砂糖が材料じゃないの?)、お魚がんもどき(なんの魚?)と、ちょっと変な記述がいっぱいです。ある意味、完全主義に偏りすぎていて(多分、法律と省令などが)、自明な情報が延々と続いていました。瑣末で無意味なことでも書き物に記述するとなると、何人かの担当者が個々に重量測定し原稿を作り上司の決済書類を作り承認を得て印刷業者にシールを発注し検品して、最後にその製品に添付する作業(人件費)が発生しています。

 
コメント (2)
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