HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Ustream あったのだった~“YOLOSHUWOSS IKINAHARLEY" FoZZtone at Sole Cafe in Kyoto

2011年12月11日 | FoZZtone
ということで、長々と書いたSole Cafeの感想。
別に読まずともUstreamを見ればわかるという。

しかも自分の記憶の混乱が見事に
感想には書かれていて、ここで訂正。

菅野さんを呼び込んだ時はネギではなく
新曲なのか♪家族の風景~っていう歌。

竹尾さんを呼び込んだ時が4Dで
それにのって登場した竹尾さんが
ボーカルをビジュアル風にとったということ。

あと、Sir Issac!の前に竹尾さんが
突然Hello C.Q.Dのイントロ弾いて
みんながえっとなったところが

ごちゃごちゃしてましたね(私の記憶)

あと、バスの揺れ方のは何の曲?
誰かがスピッツと言ってたような。

スピッツは好きだけれど
全て知っているわけではないので。

まあ、百聞は一見にしかずであります。

ということでよろしゅうに。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“YOLOSHUWOSS IKINAHARLEY" FoZZtone at Sole Cafe in Kyoto

2011年12月10日 | FoZZtone
12月7日(水)

この日の京都は前日とはうってかわって
まるで春のような温かい1日でした。

去年初めてFoZZtoneの渡會さんと武並さんの
アコースティックライブをSole Cafeに
見に行ったのですが、その場所は
以前にも書きましたが、いわゆる私の中学時代の
フィールド(笑)内にありました。懐かしい友達の
家なんかをバスに乗りながら探しつつ、
時代の流れを感じました。

その日は平日のど真ん中なので
もちろん仕事はあったのですが、
なんとか早めに出れそうな日だったので
本当によかったです。これはまれなこと。
だいたいは7時なんてすぐにまわっちゃう仕事なのです。

この日が京都っていうのがよかったです。
市内ならなんとかタクシーを飛ばしても
行ける範囲ですから。

まあ、その心配もなく地下鉄とバスで間に合ったのですが。
到着した時はそんなに早いわけでもなかったけれど
やっと到着したであろうFoZZtoneの車が
止まってて、機材の搬入をしているところでした。

そういえば、以前99RadioServiceの時もこんな感じでした。
忙しそうに動くメンバーのそばに行くなんてことは
できないから、道の反対側から眺めつつ、どう時間を
つぶそうかなんて考えて周囲を見回しても
本当に何もない場所。本当は時間をつぶせるはずの
カフェでライブなんですものね。(笑)

客は圧倒的というかほとんど女性でした。
男性もいましたけれど。
それがいいのか悪いのかわからないけれど
フォズのファンにはあまり「目に余る」タイプの
人はいなくて、みんな落ち着いた感じで
音楽好きなんだろうなっていう人が多い気がします。

もちろん渡會さんが好きで好きでとか
竹尾さんが好きで好きで
菅野さんが好き過ぎて困るみたいな
渋いところで武並さんが好きなひとも
いるのでしょうが、それがひかえめに
漂うところがまたいいなと思うわけです。
私は本当はちょっと声をかけてみたいなと
思うのですが、気が小さいのでその勇気は
飲み込んでしまいます。

会場のキャパは40~50人ぐらい?

一列に10人ずつぐらいだったかな?
座って4列ぐらい?で、ドア付近に少しずつ
いすが置かれる感じ。

学校の教室の半分ぐらいかな?もっと狭い?
そこにおいしいカフェオーレをつくってくれる
キッチンとカウンターそしてトイレに
ステージもいっしょにある感じ。

ほんと家のリビングにいるような感じがします。

だからたとえ最前でなくてもふつうのライブより
かなり近い距離。同じフロアにいる分
対面式って感じで彼らが見れるわけ。

ここはアジカンのゴッチとか結構たくさんの有名どころが
ライブしている小さいのに濃いカフェなんだけれど
こういう空間を作ってくれるっていうのが素敵ですよね。
かなりレアなライブ空間だと思っています。
京都にあってよかった。

19時半開演だったけれど、ほんの少しだけ
遅れてまずは渡會氏が登場。

最初チューニング中に(記憶はすぐ薄まる人なので→私)
ネギっ、ネギっ、ネギっ、フラメンコ~♪をしたようなしてないような。

彼にとってもはやネギは一体化してるのじゃないか
思うぐらいのネギというwordはあちこちに挿入されていました。

話を戻しますが、客側から向かって右側に彼の場所がありました。
アコギで曲を始める前に

「この曲は作ってよかったなと思った曲です。
いろんな事があったけれど、自分の曲に
救われたというか。」みたいな事を話してくれました。

ライトはほんと控えめなのではっきりくっきり
彼の顔とかが見える感じではないのですが
あったかいぬくもり感のある雰囲気がステージに
漂っていました。

そこで始まったのが
「Shuni-Hum-Yoro-Kobiwo」

この曲ってシングル「黒点」の中に入っていた曲。
何度か聞いた人もいると思うけれど,私は初めてでした。
大好きな曲なので、初っ端にこれが来たのでぐっと
来てしまいました。

たとえば、劇場で上演される色んな悲喜こもごもが
展開される人間劇のエンディングに流れて
出演者が全員手をつないでおじぎをするイメージが
あります。「よかったな」って思って
帰らせてくれるそんな心にひとしずくの
元気の素をたらしてくれる曲なんです。

あ~明日からがんばるぞみたいに感じられる曲なのです。

この歌詞は自分の家族への思いとかいろいろ
入っている曲なんだろうなって思いました。
「黒点」というある意味ロックンロールをやるぞと決めて
放った曲のカップリングに入れたところに彼の
決意表明と家族への感謝への思いが感じられた曲でもありました。

この日、今年の最初だったかにお亡くなりになったという
おばあさまの話が出て、そのおばあさまに自分は
他の兄弟(姉妹)とはちがっていつも「人を殺めたらだめだ。
自分自身も殺めたらだめだ。」と言われていた。
というような事を話されてましたが、この曲の歌詞に
そのくだりがありましたよね。ってその時は知らなかったけれど
この日、そのおばあさまの話とそれが繋がりました。

偉大な父、寛大な母

英語にするとたぶん
Great father, Generous mother
それが

Mama said "Yes!" Papa said "Go!"
になった気もしないではないです。


もちろん今回のはアコギバージョンなんだけれど
このCDの音源を聴いて驚くのは
これは2007年の作品で4年程前にリリースされたもの
だけれど、そこのギターワーク(インスト)が
最近出たばかりのthe HIATUSの「Deerhounds」
の空気感と一緒なのです。

♪芯にあてろ

の次のインストですが。

こういうインストはきっと人の心に安らぎを
与えるのでしょうね。フォズはもうずっと前に
それを知っていたのですね。そしてthe HIATUSの
細美さんはやっと今自分の本当に好きな音楽を
束縛から放たれて素直に出せることができたのですね。

確かこの日は少し歌詞を替えて
ネギも登場したましたね。

自分の歌に救われるっていうのは
ある意味最高ですね。

これはミュージシャンにしか
体験できない素晴らしいこと。

そんな渡會さんを本当にうらやましく思えるし
そんな歌を作ることができた天才にも乾杯です!

この曲が終わった後に
ドラムの武並さんを呼び、その時も
ネギ、ネギでしたっけ?

渡會武並コンビは前回の黄金コンビです。

いつもひょうきんな雰囲気でおどけた
キャラを演じている武並さんですが
メンバーをしっかり見て、空気を読んで
きっちりと仕事をされるプロだと
いつも感じています。

前回もやった「Black Sheep Dog」
を2人で演奏。

永久のような一瞬を見た♪

私はいつもライブの時にこれを感じます。

君が俺の琴線に触れる♪

まさに渡會さんの歌は私の琴線に触れます。


で、ここでとりあえずセットリスト

「Shuni-Hum-Yoro-Kobiwo」
「Black Sheep Dog」
「BRUTUS( Et tu, Brute?)」
「レインメイカー」
「Heartbreak Hotel」
「TV game(仮)」(インストナンバー)
「Sir Issac!」~「Stone In The Black Boots」~「Sir Issac!」
「麺屋パンヤ(仮)」→次の日に「Blow By Blow」となる。
「Tough」(タフ)
「ホールケーキ」
「音楽」

en)「Jumping girl」
 「 I play the guitar」

ここまででだいたい想像つくと思いますが
これからまた長々と書きます。
読んでもいいよっていう方は読んでいただけたらうれしいけど
ほんとレポっていうより、自分が感じたことを
辿っているだけのものなので許して下さいね。

3曲目の「BRUTUS」ではベースの菅野さんの登場です。
ふつうのウッドベースじゃなくてあのスリムなの。
どういうのかわからないので、イメージはサカナの骨みたいなの。
それを立って菅野さんが弾いてくれました。
いつもはエレキベースなのでダブルベースというのかを
弾いてる彼を見るのは初めてでとても新鮮だったし、
かっこよかったです。実は私の身内にコントラバスを弾く人間がいて
あの感覚的な指のポジショニングの難解さを見て来たので
それをさりげなくしかもかっこよくやってのける彼は
当たり前のことですが、選ばれた人なんだなと感じました。

そして、いよいよ4番目の曲にて
竹尾さんの登場です。

ここでそれぞれの場所を言いますが

客席から向かって左が竹尾氏、その斜め後ろがカフォーンにすわる武並氏
そのすぐ横にウッドベースを持って立っている菅野さん。
そしてその斜め前方、客席から右が渡會さんです。

そういえば、2曲やった時に、武並さんだけまずビールを注文。
渡會さんはまだ自分的に仕事をやった感がないので水で我慢とのこと。
3曲やった時も菅野さんはビールを注文。
キリンの小ビンです。そこでもまだ我慢してた渡會さん。
まあ、何曲かされた後で注文されましたが。

竹尾さんはウイスキーを希望したようですが
無かったようで、他の何かガラスのコップでもらって飲んでいました。

ライブでお酒飲みながらってふつうはしないから
いいのかな~っていいつつ楽しんでいました。

最後ひとり待っていた竹尾さんはかなり裏で寒かったようで
体をお酒で暖めないとっていう感じで飲んでいました。

でも、指ならしというのか「4D」をちらりと弾き始めて
え?って感じでメンバーがしたけれど、それはお遊びだったようです。

そこでだったかな?
竹尾さんが「バスはどうでしたか」みたいな話をして
バスの揺れでどうとかみたいな歌を渡會さんが
そこかどこかで歌ったような記憶があります。

それがなんの曲かわからなかったのですが、
「ターミナル」じゃないですよね?
私は知らないので。

で、竹尾さんが加わって4人全員そろって
やったのが「レインメイカー」です。

いろんなトークがチューニング中とかいろんな時に
入ってくるので、これがいつ言われたことかとか
覚えてないのですが、竹尾さんのしもやけの話が
ありました。子供の頃からしもやけがひどくて
両手両足計20本の指がしもやけていたそうです。
お医者さんから大人になったら治るよと言われて
治ったのは去年だよ!って笑いながら言ってました。

やっと大人になれたのですね。(笑)

あと、渡會さんが「音楽とお酒があればいい大人には
なれないけれど、ダメな大人にはなれるよ。」って
言ってました。

まあ、大人っていうのはどこで境目なのか
こんなに歳を重ねている私ですら
いまだにわからなくなるけれど

「誰かを何かを守りたい。」って真底思えるようになったら
大人になったってことじゃないかなと思います。

もしかするとまだ10代でもそんな大人がいるかもしれません。

このライブの特徴というのか本当にその時の感覚で
次やる曲が何か決めてないようなのですが、
「あれやる?」とかそんな感じで進行していくライブです。

「Heartbreak Hotel」を生で聴けたのは本当にうれしかったです。
これすっごく聴きたかったから。

そして次は新曲ということで仮タイトルが「TV game」という
インスト曲でした。これをアコギ2本とウッドベースとカフォーンで
やるのですから、結構レアです。
アコギであんなに指を動かして弾くっていうのはかなり大変だと
思いますが、お二人掛け合いながら(ギターで)素晴らしい演奏を
展開してくれました。

タイトルは終わってから聴いたのですが、その演奏を聴いている時に
私の頭の中に浮かんでいた映像はたとえるなら
映画「マトリックス」のように上から下へ電子の光のようなものが
ザア~っと雨のようにどんどん落ちてくる感じで、無機質な
ザラザラした風景が浮かびました。
あとで「TV game」って聴いてなるほどなぁ~ってその音が
それをちゃんと伝えているのに驚きました。
この曲すごく好きです。全員が新曲なのにすでに一体化してたし
すごく楽しんでいたのが印象的でした。かっこよかったです。

竹尾さんと渡會さんがお互いにギターをネックから
何かのビームを出すかのように向け合うシーンが好きでした。
ってこれはこの曲に限らず、いろんな曲でありました。

「Sir Issac!」はアコギではかなり大変な感じでした。
渡會さんが何度も指や手首が痛いって感じで手首をふってましたもの。
竹尾さんの勝ち誇ったような顔が今でも忘れられません。

この曲の途中でディープパープルの「スモークオンザウオーター」や
ナックの「マイシャローナ」も入れ込み、そしてそのまま
「Stone In The Black Boots」に流れて感動しました。
そして、また「Sir Issac!」へ戻って来て、終わったという
メドレーのようだけれど、2曲はしっかりやったという演奏的には
かなり技術のいる圧巻のものでした。

次に新曲やる?みたいな感じで披露されたのが
仮タイトルが「麺屋パンヤ」でした。
このタイトル聴いて私が思い浮かべてしまったのが「アンパンマン」でした。
というのも中国ではアンパンマンのことを「麺超人」というと聞いたことが
あったからです。まさに麺とパンで(笑)

曲自体は♪the wind for you blows~っていうフレーズが頭に残る曲だったのですが
渡會さんの最初の解説によれば、風が吹けば桶谷が儲かる的なところから生まれた曲だということ。

すなわちある 事象の発生により一見すると全く関係の無いような思わぬ所・物事に対して影響が出る
というような事で、この曲では風が吹いたことにより「結婚しよう」ってことになるという
歌だということです。

その間の事象をすべて省略して「風が吹いたから結婚しよう」なんて言われたら
意外とドキッとしそうですね。というかロマンチックというか。

曲の感じはそれこそ次の日にジェフベックのアルバムタイトルからもらったという
「Blow By Blow」の中の曲をふと彷彿するものであったし(その京都で初めて聴いた時に)
カラパナも彷彿しました。でも、それは遺伝子だけ入っていて完全にフォズサウンドなのです。
で、とっても新しい音楽だなと思いました。あるようでなかった今までの日本の曲ではって
感じでした。どこでどうやったらこんな曲生まれるの?って感じでした。

「Tough(タフ)」という曲はタイトルは武並さんが読んでいたマンガによるものだとか。

ここに出てくるトゥトゥトゥ~っていう(うまく字にできませんが)ところが
会場を巻き込んでやるのですが、楽しい。ここは「シェリーにくちづけ」風というのか
ジャクソン5の「The Love You Save」風というのか
その部分だけですが、やはり前向きな曲だったように思います。
これも新しさが溢れていました。こんなの初めてみたいな。

このあと、竹尾さんがクリスマスがもうすぐだから
それに合う曲やろうって言い始めて、それが何か
武並さんがいまいちわからなかったようで
ファイルを一生懸命めくって探してました。
そこでヒントをいうべく、菅野さんがHKと
言ったのですが、渡會さんだったかな?
HCだろう!って言ってみんなに受けてました。
そう

ホールケーキのことです。

この時期にこれが聴けてなんかうれしかったです。
なんか目の前にケーキが出て来て
ろうそくが消されるイメージが
この日のステージには漂っていました。
アットホームな感じです。

この4人が演奏しているのを見ていて
なんか外国の映画か小説の中に自分がいるような
気持ちになりました。確かに日本人なのですが
服装もいつものジーンズにTシャツな感じなのですが
まるで正装して演奏している小楽団のように
見えて仕方がなかったです。その演奏する姿とか
お互いに顔を見合わせながら笑顔でやっている様子が
なんか映画みたいでした。

私はリアルなSole Cafeの観客ではあるのですが、
一瞬そういう外国のミュージックホールで
見ている客になっていました。
ちょうどライティングもそんな感じだったし。

楽団、まさに小楽団でした。

竹尾さんは「おれは音楽の話をするのが好きなんだ。」
と言ってましたが、私も実際そうなんです。
音楽の話なら何時間もずっとできます。
ギターのコードのsusとかそんなこんなことでも
何でも大好きなんです。とにかく音楽にかかわる
ロックに関わる事を話すのが好きなんです。

そういえば言い切ってましたね。
とある音楽について
「あれは音楽じゃない!」って

私もそう思っています。

ラストは「音楽」でしめてくれました。

そして、いったん下がってから
アンコールでふたたび登場。

そこで去年もコール&レスポンスが
このようなカフェでもできるのかという
実験が成功したので、今回もと
「Jumping girl」をみんなと歌いました。

そして「I play the guitar」では
まずはstand by meをカバーして
その合間に渡會さんは「悲しみは雪のように」を
入れ込み、またstand by meに戻り
菅野さんはベースで「ゲゲゲの鬼太郎」
の曲をやり、竹尾さんと武並さんは
即興かジャムセッションをしてくれました。
なんてゴージャスなひとときだったでしょう。

アコースティックライブでしたが
長時間で、大阪でのイベントライブと
変わらない時間に終わってました。

なんかもったいないくらい
素敵な時間を共有できた幸せを
まだ今も抱けているのは
本当にうれしいです。

余談ですが、間で渡會さんが
「アジカンの後藤さんのフューチャータイムスが置いてある。」
と言ってくれたので、うっかりもらい忘れるところ
思い出させてくれました。
準備号はもっているのですが、創刊号はまだ持ってなかったし
細美さんのインタビューもあるのを知っていたので
行く前は絶対にSole Cafeでもらうぞって思っていたのに
到着するやいなや忘れてしまって(フォズで頭いっぱいで)
おかげで手に入れられました。

これを手に入れられる場所って限られているもので。

自分の地元(もとではありますが)で
こんなスペシャルなライブが毎年見れたら
ほんと幸せだと思うので、是非また
どんどん来て下さいね。












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

A World Of Pandemoniumについて~2

2011年12月03日 | 細美武士/the HIATUS
今日まで何度くりかえし聴いただろうか。
聴けば聴く程全身に滲み渡る音楽だ。

もうツアーは始まっているんだね。
これらの曲が実際のステージではどんな風に
再現されるのだろう?なんて考えている。

私が行くのはまだまだ先だ。
運良く一般発売日に何度もエラーではねられて
なんども「ただ今混み合っています」で
表示されず、やっと画面が出て最後のところで
ボタンを押すとまたエラーになって
「the HIATUSに私は嫌われているんだろうか?」って
思った瞬間に奇跡が起ったんだ。
突然開いた画面。そしてまだ×じゃない△だ。
まだ行けるかもしれない。そしてそこで今度は
エラーになりませんようにって祈りながら
進んで行き、最後にボタンを押したら
完了!ホントうれしかった。
どうやら最後の最後で取れたようだ。
その後はまた繋がらなくて繋がったらもう×になっていた。

神様ありがとうって本当に思った。

で、私が行くのは新年1月の大阪だ。
超後ろだけれど、それでも構わない。
同じ場所でその生音を聴けるだけで。

それにこの間の京都のボロフェスタでは
すぐそばまで行けたんだから。

あんな近くも奇跡だけれどね。

そして新年のワンマンの前に
年末のRADIO CRAZYにも彼らは出るんだ。
そして見に行く!今年はなんと2days行くんだ。
すごいメンツだから、ほんとお菓子の家みたいだ。


さて、アルバムの話に戻すけれど

「Deerhounds」はフォークテイストのロックというのかな。
でも、アメリカのそれとは違ってやっぱりイギリスや
アイルランドのそれだと感じた。
あるいは北欧の空気感。
早朝に起きて戸外に出るとそこに霜のおりた草原が
広がって、そこで犬が走り回っている姿が見えるようだ。
息が白くなる。
なんだか温度とか皮膚感とか感じられる曲だなって
思った。オートミールがついている唇をなめるって
いうのがすごい描写だって思った。

アメリカのアーティストだけれどBRUCE HORNSBYって
いう人がいて(今もいると思うけれど)その人が
THE RANGEっていうバンドをひきつれて出した曲に
「THE WAY IT IS」っていうのがあるんだけれど
その曲の空気感をちょっと思い出した。

あるいはアイルランドのCORRSも思い出した。

そして時にKATE BUSHの空気感もこのアルバムには
漂っていた。

それにしてもPandemoniumっていう言葉
難しい言葉だよね。日常でそう当たり前みたいに
使わない言葉な気がする。細美さんの歌には
結構そういう単語が入っている。それは
どこから来るんだろう?それこそ降りて来た言葉の
音を綴るとそういう言葉になるのかな?
それとも彼が読んでいる本の中に出てくるのかな?

この詩もすごく心に滲みた。

「Superblock」はthe HIATUSらしい曲だと思った。

この歌詞はこの今の社会、原発やいろいろな事を
歌っているように感じた。

Where'd they go?
Where's we go?

まさにそうだよね。
細美さんはあまりメッセージとか考えないで
作ると以前聴いた気がするけれど
ここには今の彼のこの国あるいは世界に対する憂いを感じた。

私はまだ彼のインタビューとかを読んでいない。
読んでしまうと自分の第一印象が変わるかもしれないから
とりあえず、最初に感じたことをここに
こうして主観的ではあるけれど先に書き連ねることで
偽りのない自分の心の動きを残したいから。

「the Tower and The snake」
このタイトルだけ見るとまるでイギリスやヨーロッパの
どこかのお城にある塔やら石碑を思い浮かべてしまう。

この歌詞は
恐怖で安らかな夢を見れない人たちに
自分がそばで守ってあげるから
安心して眠ってっていうように
聴こえた。

きっとこれもこの曲を作った時の彼の思いなんだろうな。
彼のブログを見ると何度も「どうか眠れますように」
というような被災地への人に向けての言葉が
書かれているから。

今回のアルバムがすべて英語詩なのは
きっと英語の方がある意味ふんわりと
伝わるからなんだと私自身は感じたし
彼がいつも言うように今回は英語詩しか
降りてこなかったのかもしれない。
メロディが探したWORDSはすべて英語だったんだね。

もちろんこれらの曲がすべて東北へ向けてだけではなく
ある意味普遍的な世界中で苦しむ人たちへの
歌でもあることはわかっているつもりだ。

「Souls」
Jamie Blakeとのこの歌は本当に心に滲みる。
私は昔からこういう男性ボーカルと女性ボーカルの
かけあいというか歌が好きだ。
そして、このヨーロッパ的な感じが
特に好きだ。アイリッシュの香りがする感じも
ほんと大好きだ。

曲調は明るいのに歌詞はちょっと悲しい感じだけれど
それでもどこか光の見える歌だよね。

「Bittersweet/ Hatching Mayflies」と「Snowflakes」は
以前のCD発売の時に書いたのでここでは書かないことにする。

「Broccoli」
この曲もいつものthe HIATUSっぽい曲のような気がした。
なぜにブロッコリーというタイトルがついたのか?
それを考えてしまう。
ブロッコリーが彼のどこかの場所できっとなにか印象的な
思い出を残しているんだと思う。

This is sold outって何がだろう?
探している言葉なのか?
探している思いなのか?
それとも愛なのか?

わかんないけれど感じる何かがそこにあった。

「Flyleaf」
この曲を最初聴いたときスティングを思い浮かべた。
スティングが好きそうな曲だなって。

このタイトルをつける人は絶対に読書家だと思う。
本読まない人には思いつかないと思うから。

本の最初と最後の何も書かれてない白紙のことを
Flyleafって言う。

偶然なんだけれど先日SEKAI NO OWARIの
藤崎さんのブログのタイトルが「Flyleaf」だった。
これにはいろんな深い意味があるんだね。

実はこの歌詞を読んだ時に思い出した絵本がある。
アンドレ・ダーハンの『Camilla's Dream』という絵本だ。
残念ながら日本語訳は出てないと思うし、英語版も
なかなか手に入らないような気もする。

それこそ手紙が飛んで行くんだけれどね。
ものすごくあったかい絵に溢れた本なんだ。
手紙がウサギのように長い耳を持って自転車で
運んだりして。思わず笑顔になってしまうような。

この歌にある
I wanna see a smile back on your face.

という言葉は彼のすべての辛い思いをしている人への
願いなんだね。

付け加えるなら私もそうだし、そして細美さん自身の笑顔も
ずっと見ていたいと思っている。

「Shimmer」

とても静かなトーンのメロディから入ってくる曲だけど
そこにある言葉たちはあきらかに原発事故などの
人間が起こすいろいろな事に対する警鈴というか
彼のメッセージだと感じた。

英語で歌うことでこれは日本だけじゃなく
いろいろな国にも伝わると思う。

彼の凄いところはいかにもっていう直接的な言葉で
何かに対して反なになにを言うのではなくて
それを彼自身の言葉で伝えることで
多くの人が感じれるというところだ。

そこには彼の人間的な温かさがあると思う。
直で攻撃することは時として多くの人をも
傷つけるし、悪がすべて悪ばかりで固まっていると
いうわけではなく、善であっても悪にいつの間にか
とりこまれて気がついて絶望することもあるんだから。

そういうことも考えた上で彼は歌う。
だから素晴らしいと思う。

「On Your Way Home」
ラストのこの曲はとても明るい感じで
ジミーイートワールド風な感じで
すがすがしい気分になれる。
とても好きな曲だ。


1曲1曲の感想を書くなんてばかげてるって
思う人もいるだろう。確かにそうかもしれない。
でもなんか書きたいんだ。

1曲目が早朝のイメージでラストも朝のイメージ。
なんだか一日がこの歌に詰まっている気がした。
当たり前の一日が一番大切なんだって
なんか感じさせてくれる気がした。

このアルバム全体を通して
くりかえしフレーズを歌うところが多い気がした。
いつもそうだったっけ?
今まではあまり気にしてなかったけれど
今回はそれが残って行った。

Licking my lips

Licking my lips

I'm looking up to common skies
I'm looking up to common skies

We're racing fast to overtake
We're racing fast to overtake

など、とにかくすべての歌に
同じフレーズがくりかえされる。

これらが彼の伝えたい言葉たちなのかな?って

あるいはよく出てくる単語は

again
soul
day
night
come
wake up
call
mind
echo
you
me

もちろんそれらはよく使われる言葉なのかもしれない。
でも、今回はこれらの言葉が印象に残ったんだ。

彼の今一番願っていることなのかもしれない。

そして本に関係するbookとかflyleafとか
なんだか震災後に彼が読んでいたdonation(寄付金)や
チャリティの本のことを思い出した。
彼がどれだけいろんな本を読んで震災後に
自分がどのように動けばいいのかを悩んで考えたのかが
想像できる。

今回のこのアルバムは全体的に優しい。
音ひとつひとつにこういう言葉は嫌われるかもしれないけれど
慈愛っていうのが溢れている気がした。

それが嘘っぽくないところがthe HIATUSの音楽力なんだと思う。

細美さんだけじゃなくて他のメンバーそれぞれの音自体も
同じ場所を見ているというか共有し共鳴しているから
このようなサウンドや歌が生まれたんだと思う。

なんてこんなこと長々書いていても
実際のインタビュー読んだら違ったりするんだよね(笑)

だからこそ、自分はこう感じたってことだけを
いわゆる覚え書きしてるので
読まれた方は「あっそう。」ぐらいに流して下さい。

こういう感じ方のやつもいるぐらいに。













コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする