HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

点と点を繋いで線にしたのは他ならぬ君の脳

2011年12月27日 | FoZZtone
つい最近のSEKAI NO OWARIのキーボードの藤崎さんの
ブログに興味深い内容があった。

というか、彼女のブログはいつも興味深いし
なんか共鳴できるところがたくさんある。

私は同時期にSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」と
the HIATUSの「A World of Pandemonium」を買ったのだけれど
彼女はそのthe HIATUSのアルバムを聞き、すばらしいと
綴っていた。なんかうれしかったし、同志のような気すらしてしまった。

その彼女が最近のブログで映画「マグノリア」について
語っていた。この映画は実のところ私はまだ見ていない。
とても長い映画でカエルの出てくるシーンがカルト的だと
話題になっている分、ちょっと躊躇してしまっている。
私は今は昔ほどではないけれどカエルが苦手だった。
雨の日になるとおバカなカエルたちが道路に飛び出し
著しく玉砕していくのをよけながら小学校へ登校する
身にもなってくれとその亡がらに目を背けたものだ。
とにかく、小さいのからでかいのまで
よくまあたくさん、車の餌食になったことか。
田舎に住んではいたものの、住宅街まで出て来たカエルは
車っていうものに無知だったのね。

とにかくテロにあったかのようにカエルたちはバラバラになり
それを踏まないように歩くのは至難の業だったのだ。

ゆえにあまりいい思い出はない。

が、FoZZtoneの渡會さんが以前この映画について
つぶやいていた。彼は気に入っているような気もした。
だいたい、ミュージシャンの人っていうのは
カルト的映画が好きな人が結構いるように思う。
真田さんだって、スプラッター系なのか
恐い映画をよく見ているのを昔のブログから感じた。

私は見て残酷なのはだめだ。あと幽霊系もできれば見ない。
夏になると稲川さんの恐いのが出るけれど、
NICO Touches the Wallsの古村さんはこういう系が好きなので
こういう彼とかだったら、絶対いっしょに映画とか見たくないと
思うだろうね。

家に恐い映画のDVDがあるっていうのだけでもいやだから
恐い映画はスカパーで見るかレンタルしか見ない。

話を戻すけれど、藤崎さんはこの映画をデザイナーのヒロカズさんと見ながら
いろいろ話していたようだ。

そこで出て来た言葉

「偶然ってさ、宗教的なことだと思うんだよね」
「例えばどういうこと?」
「偶然が起こった時に、神のお導きのような気分になるでしょう」


「でもそれは、人生の一瞬の点が線になるという瞬間な訳で、
それを線と捉えるか点と捉えるかは、その人の姿勢次第なんじゃない?」

「そうだね。線で捉えていくことは、人間にしか出来ないことで、
偶然を必要以上に線で捉えて『運命』と呼ぶことは、結構素敵なことだけどね」

(引用元 http://ameblo.jp/sekaowa/entry-11115990362.html)

これを読んだ時、はっとした。
こういうことをかつて言われたことがあったって。

それを言ってくれたのは渡會さんだった。

私の好きな人たちはみんな感性が似ているのかもしれない。
そういえば、藤崎さんと最初お会いしてお話した場所と
渡會さんと初めてお会いしてお話した場所がいっしょだ。

案外この二人が会えば、話が合うかもしれない。
というかそのヒロカズさんと一番話が合うかもしれないね。

音楽をやる人でも理系の人やら文系の人やら
体育会系の人、アート系の人などいろいろいる。

私はどうやらアート系の人を好きになる傾向にある。
たとえば、細美さん。彼は実は絵とかアートにすごく関心があるし
実際に自分でも絵を描くとかつて言っていた。

遠い昔、栄喜さんが元気をもらったという石井竜也さん(米米クラブ)
もとことんアートの人で私も展覧会に行ったことがある。

マイケミカルロマンスのジェラルドも絵を描くし、実際
コミックにも携わっている。

クイーンのフレディは美術大出身でアルバムのアートワークも
彼がやっている。

そして、FoZZtoneの渡會さんもフォズのアートワークの
ほとんどを手掛けているし、そういうアート集団に属してもいる。

私は子どもの頃スーラという画家が好きだった。
彼は点描画という点をいっぱい描いて、それを遠くから見たら
人や風景を浮かび上がらせる手法を使って表現する画家だった。
まさに点を見る側には線にさせるわけだ。

ものごとのひとつひとつは点に過ぎないし、
一瞬で終わることかもしれない。

でも、それをどこかへ繋げられる人は
きっといろいろなできごとに意味を見いだせて
それがしんどいことや辛いことでも
プラスに変えて行ける人なんじゃないかと
最近思うんだ。


実際は運命でもなんでもないまさに自分の脳が
つないだ点にすぎないのだろうけれど
それが自分を幸せな気持ちにさせるのなら
素晴らしいことなんじゃないかと思うし、
最初にそういうことを言ってくれた渡會さんには
感謝します。

そんな点を今年の行ったライブで振り返ってみた。

2月5日(土)2nd LINE (大阪)UESAのワンマンライブ
2月24日(木)MOJO(京都)Winnie&99RadioService シンクロナイズドツアー
4月17日(日)雲洲堂(大阪)片岡大志 唄会
5月22日(日)VIVA CITY彦根(滋賀)UESA インストアライブ
6月4日(土)2nd LINE (大阪)Winnie tower record アウトストアライブ
6月26日(日)2nd LINE(大阪)FoZZtone&Serial TV drama
6月27日(月)タワーレコード(京都)FoZZtone インストアライブ
7月17日(日)LIVE HOUSE D (大阪)真田暎人ソロ&片山遼
7月23日(土)タワーレコード(梅田NU)Magic Party&カジヒデキ
8月11日(木)心斎橋JANUS (大阪)99RadioService&門田匡陽
8月14日(土)Summersonic2011(大阪舞洲)the Down Town Fiction/
The PRETTY RECKLESS/One Night Only/The BAWDIES/
The GasettE/ Nico Touches the Walls/Korn/BEADY EYE/
Avril Lavigne/The Strokes
9月9日(金)LIVE HOUES D(大阪)bye bye circus/Jimmy hat/Saul拳
9月23日(金)梅小路 京都音楽博覧会(京都)くるり/10-FEET/小田和正/
        つじあやの/細野晴臣/石川さゆり/斎藤和義/フジファブリック/
        マイヤ・ヒラサワ
10月2日(日)梅田シャングリラ(大阪)FoZZtoneワンマンライブ
10月22日(土)KBSホール Borofesta (京都)the HIATUS/sleepy ab./曽我部恵一バンド/
         トクマルシューゴ/eastern youth
11月5日(土)28日(月)身内ライブ2本
12月7日(水)Sole Cafe(京都)FoZZtoneアコースティクライブ
12月8日(木)梅田シャングリラ(大阪)FoZZtone&カミナリグモ

で残すは12月29日(木)30日(金)のRADIO CRAZY!

ここで見る予定のMan with a mission/NICO Touches the Walls/SEKAI NO OWARI/NCIS/
ONE OK ROCK/ the BAWDIES/ストレイテナー/andymori/サカナクション/the HIATUS/N'夙川ボーイズ/
シャーベッツ/トライセラトップス/エレファントカシマシなどを見たら完璧だよね。

なんてすごいバンドのライブばっかりなんだろうって今年は感動する。

もちろん遠征とかたくさんライブ行っている人からするとすごく少ないのだろうけれど
どれもが充実していてなんだかスペシャルだったので私自身は十分満足しているんだ。

もちろん残念なお知らせもあった。
UESAが来年の2月で活動休止するというお知らせ。

私が彦根でのインストアライブの感想を書いた時に
「来年の今頃にはVIVA CITYで会いたいとは思わないというか
来ちゃダメだと思っている。」と綴っていたが
そうなっちゃったね。でも、それでいいんだと思っている。

本当のスーパースターにならないとね。
街のスーパースターじゃなくて。


ライブは点と点なんだけれど
そこで出会った新しいバンドとは線で繋がって行く。

99RadioServiceと今年出会えたのはほんとそれだ。
ただ、正直彼らはやっぱり英語詩の方がフィットするし
彼ららしい気がする。来年またライブに行きたいな。
ライブは本当に素晴らしいから。

ライブには行けてないけれどフォズを通じて知った
小南泰葉さんも素敵な音楽を届けてくれた。
来年こそ絶対にライブに行く!

くるりのオリジナルメンバーすべてに今年再会できたのも
線で点と点がつながったから。
そうカミナリグモはフォズ繋がりでそこに森さんがいた。

bye bye circusはこれからのバンドだけれども
真田暎人がいるかぎり、絶対に星をつかむはず。

細美さんはやっと自由に羽ばたけるようになった気がした
今作。そして、彼は震災と向き合うことで自己を見つめ
そして存在意義レゾンデートルをつかんだように思える。
今年はごく近くで笑顔の彼を見れてほんとうにうれしかった。

FoZZtoneのおかげで私は公に自分の作品を出すことができたし
賞はとれなくても、素敵な言葉とオリジナル賞をいろんな方からいただいた。

植田さんの素敵なお母様には言葉をいただき
ここにはカウントしていないあるショービジネス界のシンガーの
コンサートでは楽屋裏で感動的な言葉を聞いた。

すべては点から始まっている。
でも、それがすぐに繋がる時もあれば
長い年月を経て繋がることもある。


それを繋げて行くのは自分自身しかいないのだ。

















コメント
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