HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Mama said "Yes!" Papa said "Go!" by FoZZtone at Osaka

2011年12月12日 | FoZZtone
12月8日(木)大阪梅田シャングリラ

雨模様。
でも、私が職場から速攻で帰宅して
家を出た時には雨はすでに止んでました。

Mama said "Yes!" Papa said "Go!"
フォズ企画。そして2マンライブでカミナリグモと対バン。

まずはカミナリグモ。

彼らのことはサワオさんが育てているっていうような
イメージで知っていたし、ちょっとだけ音楽を
聞いたこともあります。

でも、そんなに詳しく知っているわけじゃなかった。

だからほとんど白紙状態。

最初に登場した彼らだけれど、
カミナリグモは2人のユニットのはず。
でもサポートが入ってバンドになっていました。

ギターベースキーボードとドラム。

私は本当に驚きました。

だって、だって、だって

森さんがドラム叩いてるじゃん。

奇跡的な再会。
何年ぶりかにそこにいる彼。

そう森さんは初代くるりのオリジナルメンバーです。

私が最初にくるりと出会った時にいた人です。

今年京都音楽博覧会で初代からのくるりの2人を見て
そして、この日初代のドラマーの彼を見て
同じ2011年にオリジナルメンバー全員に再会したわけです。

もちろんこの日はお話したわけじゃありません。
こっちが勝手に思っているわけです。
でも、音博の時に森さんはどうしているんだろう?って
思っていたから、こうして彼の元気な姿が見れて
ほんとうれしかったです。

こんなことで感動を初っ端からしていたのは
おそらく私ぐらいなのでしょうね。

くるりは私にとって初めて「日本のバンドのライブに行きたい」
と思わせてくれた人たちなんです。それまでは洋楽のライブしか
興味なかったし、日本の音楽を申し訳ないけれど低く見積もってました。
ところが、くるりの生演奏を聞いたときに、なんて素晴らしいんだろう?って
心にしみてきて、あ~ライブってこういうものなんだって
ギターの音がこんな風に聴こえてくるんだと思ったのです。
そこから私の今が始まりました。


さて、カミナリグモの上野さんは大阪の岸和田出身のようで

自分は変わり者だと思っていたけれど
ライブに来るような人も変わりものだろうから
なんか自分と近い人たちが来てくれると思うと
楽しくなってきたと音楽を続けている理由を
語ってくれました。

フォズとは面識はなかったようで
初めてだったようですが、
渡會さんとは4月だったかのチャリティーイベントで
ボーカリストが集まるっていうので上野さんは
いっしょだったそうですが、
ちょっと近寄り難い雰囲気(恐かったらしい)があって
結局お話できなかったそうです。
でも、ステージの渡會さんはその日、お世辞ではなく
一番素晴らしいと思ったそうです。本格派というかと
言って、その言葉にみんな反応しましたが。
すなわち、音楽職人ということなのでしょうか?
純粋培養の音楽家ということでもあるのでしょう。
私は渡會さんを正統派ロックミュージシャンだと思うし
竹尾さんも菅野さんもそう思います。

アコースティックのライブの時は
渡會さんはギミックもはったりもなにもなく
素でまっすぐな音を出し、歌を歌います。
だから添加物0の100%天然音楽を聴ける安心感を
いつも私にくれるわけです。
いい音楽は心身を健康にしてくれる気がします。

カミナリグモの曲はYOU TUBEで見たものしか
知らないのですが、ライブでやってくれた
すべての曲がよかったです。

どれもすうっと抵抗無く私の中に入って来ました。
心地よいというか、私の周囲にはカミナリグモの
ファンらしき方がいたのですが、私もカミナリグモの
ファンのように乗ってました(笑)

ときどきピロウズが見えたり、ちょっとバンプっぽかったり
するけれど、ほどよい加減の気持ちがよくなる音楽です。

アルコールがちょっと入った感じの自分を思い描いて下さい。
あるいはスポーツした後にちょっとドリンクを飲んで
あ~さわやかって感じた瞬間を思い出してください。
そんな雰囲気が溢れていました。

終演後物販に上野さんが出ていて、みんなCD買ってサインとか
もらっていましたが、私は時間がなくて、残念ながら
すぐにシャングリラを立ち去りました。
きっと彼らはこれからもっとでかくなりますね。

さて、FoZZtoneの新たなツアーというかページの始まりです。

Yes!とGo!

メンバーが言う「前向き族」のための言葉。
渡會さんはバカっぽいとか言ってますが、大事な言葉だと思います。
この言葉は大人だけじゃなく、子供にもよくわかるし
実はこどもはYes!とGo!っていう言葉がすごく好きなんです。

ある時、YesとかGreatとかHotとかTopとNiceとかそういう言葉の
シールがあって、子どもたちにあげようとしたとき
子どもが一番欲しがったのはなんだと思います?

Yesなんですよ。おもしろいでしょ。この現象。

セットリストは

01.JUMPING GIRL
02.Stone in the black boots
03.4D
04.blow by blow(新曲で麺屋パンヤが仮のタイトルだったもの)
05.Black Sheep Dog
06.水際
07.Tough(新曲)
08.ENEMY
09.NIRVANA UNIVERSE
10.音楽
11.LOVE(新曲)

en1.TVゲーム(仮)(新曲のインストナンバー)
en2.黒点

梅田のシャングリラは私の好きなライブハウスのひとつに
なりました。
あの劇場風なところ。シャンデリア。段差のある傾斜。
だから全体的に見やすいライブハウスです。

ここで見るフォズはほんとうにいつも心に滲みます。

毎回BGMで思うのですが、the MUSICとかアークティックとか
が流れるのはこのシャングリラのスタッフさんのセレクトでしょうか?
それともフォズ?私が見に来るのはだいたいフォズだからどっちなのかな~って。


JUMPING GIRLから始まりましたが、
やっぱり私はロックが好きなんだな~って
前日の京都では最高だと言いながら
こっちの方がより楽しいな~って思ってしまいました。
全身で動き回れるのがやっぱり好きなようです。
ジッとしているのはいい時もありますが、
暴れたくなる時はロックなライブが一番ですものね。

Stone~は私の大好きな曲のひとつなので
最初からテンションがあがりまくりました。

そして4Dという流れ、王道って感じ?

新曲のblow by blowはまたアコギバージョンと
違う感じでしたが、アコギは入っていたので
まったく違うという感じではなかったです。

でも風を感じられる曲なのは確かです。

the wind for you blows~

あなたの為の風が吹く。

なんか明日は明日の風が吹くっていう言葉より
温かい言葉ですよね。どうにかなるさではなくて
きっとどうにかなるよって感じで。

そうそう、京都では歌詞カード持ち込まれてましたね。
その時は最初大阪でするつもりはなかったようですが
するって言ってしまって、やることになったよう。

京都では武並さんはファイルにちゃんと楽譜を
いれていらしたけれど、渡會さんは
そのままのA4ぐらいの紙を床にぱらりと置いてたり、
なんかギタースタンドに無理矢理置いたりして
歌ってましたね(笑)

武並さんは血液型はA型かAB型なのかな?
渡會さんは典型的O型ですね(笑)

ちなみにUESAの時の真田さんもファイルに入れる派で
やっぱりAB型はきちんとしていますね。

さて、風が吹くと桶谷がもうかるのていで
できたのは京都での話で書きましたね。

Black Sheep Dogはアコギでは2回聴いていたので
今回エレキで聴けたのはとてもうれしかったです。


水際がその次に来た時はなんか感情が
ぐわ~ってなりました。

この曲初めてライブで聞いたって思うと
なんか泣きそうになりました。
(実際、涙ぐんでいる人もいました。)
この曲はやっぱりFoZZtoneの原点のひとつだと思います。

フォズトーンをそのまま音楽にしてしまったら
この曲に変身してしまうんじゃないかというぐらい
フォズトーンです。だれにも変身できないフォズトーンです。

彼らの歌はどこか外国の遊園地の空気感があります。
もちろん、それは私の主観。
クイーンのブライトンロックに出てくる遊園地
ブルース・スプリングスティーンの歌に出てくるコニーアイランドの遊園地
映画「第三の男」に出てくるウィーンの遊園地
フランス映画に出てくる遊園地

そういえば、この日シャングリラ近くのスカイビルで
メリーゴーランドが設置されてました。
クリスマスのために。

もちろん、水際の歌詞から遊園地を思い出すわけじゃなくて
音楽の空気感というかカラフル感というかヨーロッパの香りというか
そんなものをどうしても感じてしまうのです。

何も知らないのは今も同じさ♪

そうすべてを知るなんてできない。
だからそこにある音楽を信じるのみ。

新曲Toughもアコギバージョンとはまた違って
とてもいい感じの明るい曲で、きっと聴くたびに
どんどん発見があって、好きになっていく曲なんだろうなって
思います。前向きな曲です。

NEW WORLDからは珍しく曲は少なかったですが
(って最近までほとんどがこのアルバムからでしたけど・笑)
大好きなENEMYが聴けてよかったです。
これはほんとに客がぎゅうぎゅうで男子が多かったら
絶対ダイブやモッシュの嵐になる曲です。
もう血気あがるって感じですから。

そして
NIRVANA UNIVERSEってなんていう素敵な流れ。
これもすごく好きな曲。最初のイントロからやられます。
70年代~80年代のロックサウンドっていう感じのところが
好きです。ちょっとノスタルジックになる曲です。
これを主題歌の映画が作りたいと思うぐらいです。

昭和も似合う音楽かもしれない。
きっと吉井和哉氏が好きな音楽だと思います。

で、音楽。

この曲はCDよりやっぱりライブの方がいいです。
ステージと会場との一体感を味わえる曲だからです。
そして、全身でこの曲は浴びるべきだと思います。

この曲も第二期FoZZtoneを形にした歌だと思っています。

で、NEW WORLDは第三期FoZZtone。音楽を絵画でいうなら
フォズトーン・ルネッサンスの時代。

そして、次はアンディ・ウォーホールみたいな音楽をやるのかな?
Mama said " Yes!" Papa said "Go!"っていうのがそういう近代アートを
思い浮かばせるから。

本編最後は新曲「LOVE」

今年の6月にCDに書いてもらった言葉。

この曲もどんどん育って行く歌だと感じました。
これから何度も聴いていきたいな~って思いました。

We will rock you.のような曲になっていくといいですね。



そして、アンコールは
京都でやってくれたインストのエレキバージョン。
すっごく好きです。このインストナンバー。
京都で聞いた時は「これって、次の課題ですか?」って
思いましたけどね(笑)

あと、このインスト演奏中に渡會さんのギターを弾いている姿が
一瞬ナインインチネイルズ(トレント・レズナー)に見えました。
どうしてだろう?


そして、締めの締めは「黒点」

これを聴かなかったライブはあまりないほど
いつも聴かせてもらっています。

そして、私のFoZZtoneの中の一番の曲。
フォズといえば「黒点」
一目惚れしたのは「黒点」だったから。
いわゆるフォズの曲の中での私の初恋の曲なのです(笑)

だから、ほんと幸せでした。

この日の選曲はある意味バラバラだったのかもしれません。

ある意味、ロードストーンツアーはコンセプトのあるものだったから
そこから解放された感じのライブだった気がします。

マイケミカルロマンスが「ブラックパレード」を出した後に
急にカラフルにバラバラな曲をアルバムに納めたような
そんな感じがこの日の曲の選曲に感じられました。

すっごく自由な感じがして
のびやかな感覚を味わえました。

これからもいろんな意味で楽しみなバンドです。

では長々と読んで下さった方ありがとうございました。









コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする