HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

茶の花

2008年07月16日 | FoZZtone
ほんの少しだけしかまだ聴けないんだけど、23日に出るFoZZtoneのミニアルバムに入っている「茶の花」聴いて、やられた~って思った。

ほんとやられた。


ど真ん中直球って感じ。


今まで出ているアルバムやシングルで見つけたCDは買ったから、音源化しているものはだいたい今持っているとは思うんだけど、すべての曲にはずれがない。そしてすごくバラエティに富んでいる。

最近知ったんだけど、メンバーの好きな音楽というかアーティストはいろいろで、ジャンルもバラバラなんだけど、不思議とメンバーすべてと私の好きなアーティストが一致している。

まず、ギターの竹尾さんはジェフ・べック、リッチー・ブラックモアそしてグレイプバインが好きということ。他にもあるけど。

ベースの菅野さんはミスチル・スピッツ・エレカシ・トライセラトップスって、どれも家にCDあるバンドばかり、洋楽ではレッチリにミューズにウイザーってそこに山崎まさよしって・・・はずれなしぐらいにいっしょの音楽聴いてる。

ドラムの越川さんはスートンズ、ツェッペリン、イエモン、くるりにやっぱりグレイプバインそしてクイーンって・・・・うれしくなっちゃうよね。


ボーカルの渡會さんにおいては、サザンに吉井さんにオアシス、バッド・レリジョン、ニルヴァーナ、ベン・フォールズ・ファイヴにくるり・・・もう音の配列やら言葉の重ねかたやら、歪み具合とか、リズムの立ち位置とか、なんかわからないけど、はまる部分が果てしなく近そうな気がする。



ゆえに、そんなのをいわゆる栄養にして、育ってきたバンドがどんなにおもしろい音や言葉を料理して差し出してくれるかは想像できるよね。

でも、実際はそんな想像をも超えちゃっている気がした。「茶の花」聴いた時。


すっごいバンドになるんだろうな~。


NICO Touches the WallsとFoZZtoneとの出会いはほんとまた音楽の未来をきらきらしてくれた。

そこにJet Lily Starが加われば、すごいトライアングルゾーンが日本の超ロック界にできるはず。

なぜに「超」ロックなのか・・・

だって、この3つのバンドはロックだけには納まらない、もっと超えたロックをやるんだもの。ちっちゃくまとまらないパノラマを描くBeyondなロックを

そう

Beyond Rock Generation

なんだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

傘がない

2008年07月16日 | 邦楽
 ♪ 行かなくちゃ  君に逢いに行かなくちゃ
  君の街に行かなくちゃ  雨にぬれ

この曲は井上陽水さんの曲。彼の代表曲のひとつだ。

私の父親の時代はフォークソング時代だったと思う。でも、私の父はどちらかというとジャズやなぜかハワイアンの方を好んで聴いていた熱心なタイガースファンであり、そんな父も最近はクラシックなんかを聴いている。

私は子ども心の中で、あまりフォークソングが好きでなかった。いつも暗い歌詞に単純なメロディ。軟弱な男の、それでいて無理な強がりの歌・・・っていうイメージだった。それより、華やかで明るくてポップなアメリカやイギリスのポップスが好きだった。ロックといわれるビートルズだって(ってたぶんもう解散してたと思うけど)楽しそうだった。


ゆえに

「日本の音楽はおもしろくない」

という印象が強くなり、それから邦楽に戻るのにかなりの年月を要したわけ。


ただ、暗くてじめじめしていて、軟弱な強がりソングの中で、どこか光や希望や何か強さや生きる力を感じる曲を作る人と出会った。それが井上陽水さん。なんともいえない風貌で、何考えてんだかわかんない感じで、でも声が素敵で・・・

唯一、彼だけがあの時代の人としては私の中では別だった。

といって、別にCDとか持っているわけではないんだけど。


この「傘がない」っていう歌は、すごく前に作られた曲なのに今の日本にすごくマッチしている歌詞で、今も新鮮だ。

そう思っていたら、つい最近、再発なのか新たにリニューアル発売なのかわからないけど、「傘がない」が新しくPVを撮って、今CSとかで流れている。

このPVすごく好きだ。

まあ、なんといってもオダギリ・ジョーが陽水役で歌うんだよね。モノクロで私がビデオカメラを回すときにとりたくなってしまう撮り方で、映画「ベルリン天使の詩」とか好きな人ならわかってくれそうな映像だ。

陽水さんもちらっと登場するそのタイミングもなんかすごいな~って思った。


あれって、かなり長いカメラショットだよね。駅前の風景がずうっとズームされてそして移動していくから、切れないというか・・・だから余計すごいというか。


一方で、オダギリ・ジョーっていう人はどんなシチュエーションでも絵にしてしまうし、いつ見ても素敵なオーラが放たれているな~って。

そして、陽水氏以外のフォークソングを今さらすごく好きにはなれないだろうけど、暗い歌詞や軟弱で強がりな男の人に対しては、子供の頃のような拒絶感はなくなり、今は大人の悲哀っていうものを受け止められるだけ、ちょっとは成長したのかなって思う。大人の世界はだいたいは泥沼だものね。そこを頑張って生きているすべての人に優しさを持てたらと思うと同時に、そこにいる私にも手を差し伸べてくれる人たちには感謝を・・・



「傘がない」


なんか忘れていた君を思い出しちゃったよ。


元気かな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする