♪ 行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の街に行かなくちゃ 雨にぬれ
この曲は井上陽水さんの曲。彼の代表曲のひとつだ。
私の父親の時代はフォークソング時代だったと思う。でも、私の父はどちらかというとジャズやなぜかハワイアンの方を好んで聴いていた熱心なタイガースファンであり、そんな父も最近はクラシックなんかを聴いている。
私は子ども心の中で、あまりフォークソングが好きでなかった。いつも暗い歌詞に単純なメロディ。軟弱な男の、それでいて無理な強がりの歌・・・っていうイメージだった。それより、華やかで明るくてポップなアメリカやイギリスのポップスが好きだった。ロックといわれるビートルズだって(ってたぶんもう解散してたと思うけど)楽しそうだった。
ゆえに
「日本の音楽はおもしろくない」
という印象が強くなり、それから邦楽に戻るのにかなりの年月を要したわけ。
ただ、暗くてじめじめしていて、軟弱な強がりソングの中で、どこか光や希望や何か強さや生きる力を感じる曲を作る人と出会った。それが井上陽水さん。なんともいえない風貌で、何考えてんだかわかんない感じで、でも声が素敵で・・・
唯一、彼だけがあの時代の人としては私の中では別だった。
といって、別にCDとか持っているわけではないんだけど。
この「傘がない」っていう歌は、すごく前に作られた曲なのに今の日本にすごくマッチしている歌詞で、今も新鮮だ。
そう思っていたら、つい最近、再発なのか新たにリニューアル発売なのかわからないけど、「傘がない」が新しくPVを撮って、今CSとかで流れている。
このPVすごく好きだ。
まあ、なんといってもオダギリ・ジョーが陽水役で歌うんだよね。モノクロで私がビデオカメラを回すときにとりたくなってしまう撮り方で、映画「ベルリン天使の詩」とか好きな人ならわかってくれそうな映像だ。
陽水さんもちらっと登場するそのタイミングもなんかすごいな~って思った。
あれって、かなり長いカメラショットだよね。駅前の風景がずうっとズームされてそして移動していくから、切れないというか・・・だから余計すごいというか。
一方で、オダギリ・ジョーっていう人はどんなシチュエーションでも絵にしてしまうし、いつ見ても素敵なオーラが放たれているな~って。
そして、陽水氏以外のフォークソングを今さらすごく好きにはなれないだろうけど、暗い歌詞や軟弱で強がりな男の人に対しては、子供の頃のような拒絶感はなくなり、今は大人の悲哀っていうものを受け止められるだけ、ちょっとは成長したのかなって思う。大人の世界はだいたいは泥沼だものね。そこを頑張って生きているすべての人に優しさを持てたらと思うと同時に、そこにいる私にも手を差し伸べてくれる人たちには感謝を・・・
「傘がない」
なんか忘れていた君を思い出しちゃったよ。
元気かな。
君の街に行かなくちゃ 雨にぬれ
この曲は井上陽水さんの曲。彼の代表曲のひとつだ。
私の父親の時代はフォークソング時代だったと思う。でも、私の父はどちらかというとジャズやなぜかハワイアンの方を好んで聴いていた熱心なタイガースファンであり、そんな父も最近はクラシックなんかを聴いている。
私は子ども心の中で、あまりフォークソングが好きでなかった。いつも暗い歌詞に単純なメロディ。軟弱な男の、それでいて無理な強がりの歌・・・っていうイメージだった。それより、華やかで明るくてポップなアメリカやイギリスのポップスが好きだった。ロックといわれるビートルズだって(ってたぶんもう解散してたと思うけど)楽しそうだった。
ゆえに
「日本の音楽はおもしろくない」
という印象が強くなり、それから邦楽に戻るのにかなりの年月を要したわけ。
ただ、暗くてじめじめしていて、軟弱な強がりソングの中で、どこか光や希望や何か強さや生きる力を感じる曲を作る人と出会った。それが井上陽水さん。なんともいえない風貌で、何考えてんだかわかんない感じで、でも声が素敵で・・・
唯一、彼だけがあの時代の人としては私の中では別だった。
といって、別にCDとか持っているわけではないんだけど。
この「傘がない」っていう歌は、すごく前に作られた曲なのに今の日本にすごくマッチしている歌詞で、今も新鮮だ。
そう思っていたら、つい最近、再発なのか新たにリニューアル発売なのかわからないけど、「傘がない」が新しくPVを撮って、今CSとかで流れている。
このPVすごく好きだ。
まあ、なんといってもオダギリ・ジョーが陽水役で歌うんだよね。モノクロで私がビデオカメラを回すときにとりたくなってしまう撮り方で、映画「ベルリン天使の詩」とか好きな人ならわかってくれそうな映像だ。
陽水さんもちらっと登場するそのタイミングもなんかすごいな~って思った。
あれって、かなり長いカメラショットだよね。駅前の風景がずうっとズームされてそして移動していくから、切れないというか・・・だから余計すごいというか。
一方で、オダギリ・ジョーっていう人はどんなシチュエーションでも絵にしてしまうし、いつ見ても素敵なオーラが放たれているな~って。
そして、陽水氏以外のフォークソングを今さらすごく好きにはなれないだろうけど、暗い歌詞や軟弱で強がりな男の人に対しては、子供の頃のような拒絶感はなくなり、今は大人の悲哀っていうものを受け止められるだけ、ちょっとは成長したのかなって思う。大人の世界はだいたいは泥沼だものね。そこを頑張って生きているすべての人に優しさを持てたらと思うと同時に、そこにいる私にも手を差し伸べてくれる人たちには感謝を・・・
「傘がない」
なんか忘れていた君を思い出しちゃったよ。
元気かな。
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