HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

すべては錯覚から始まる

2007年05月11日 | 洋楽
5月8日

ZEP大阪でグッドシャーロットのライブを体感してきた。

午後6時開場、7時開演だったのだけれど、先行グッズ販売は5時から始まった。いっしょにいった子はTシャツとビリーがデザインしたらしい前のツアーのペンダントを手に入れてとっても喜んでいた。

ゼップはサマソニでサリューを見て以来で、単独ライブではAshのライブ以来だからかなり時間がたっていた。以前はすごく広く感じたんだけど、この前インテックスでパンクスプリングを体感してしまったせいか、ちょっと小さく感じた。でも、2列ぐらいですぐに100人にはなる感じだから、やっぱりライブハウスクラスではでかいんだろう。

チケットの整理券ナンバーが結構前の方だったので、いっしょにいった彼女の希望どおりにほぼ前に場所をとれた。一番前ではないけれど、2列目でもだいたい前といっしょだ。なぜなら、始まるとおもいっきり押されるからだ。

とにかく私たちはビリーマーティン側にいた。前にも書いたと思うけど、その彼女はビリーの大ファンで彼女のギターもUSA限定モデルのビリーマーティンモデルという具合だから、至近距離で彼をそして彼のギター(同じだった・・・当たり前だけど)を見るというのは彼女の夢のひとつだった。私はそんな彼女の希望でその激しいゾーンに覚悟を決めて同伴した。

回りは女の子であったけれども、始まるとそれはすごいことになる。私って何本手があるんだろう?って感じに千手観音か・・・って思うほど背後から手が前にいっぱいやってくる。頭にもパカパカ当たってくるし、上の方にくくって上げていた髪の毛もその手たちにぐしゃぐしゃにされる。(ライブ後、ゴムをとって髪を下ろした時に、形状記憶のパーマ当てててよかったってこの時は思った・笑)

とにかくヘビーである。これはリアル10代か20代前半の人ならともかく、それ以上の人でこの激しいゾーンにいる人たちは「自分は10代だ」と錯覚した人ばかりだと思う。おそらく、私もある種そんな錯覚でそこにいるんだろう。じゃないとリアルな自分の年を考えると、ぶっ倒れるんじゃないかと思うぐらいパワーがいる。気を抜くと弾かれるから、力をずっと入れていないといけない。押されそうになったら、押し返す。まさにモッシュワールド。片腕はほとんど上に伸ばして、拳を握る・・・って実際下ろせないんだよね。身動きつけないというか・・・

とにかく最初の2、3曲でデス・・・って感じなぐらいの苦しさを味わって、そこから馴染みはじめる。不思議なんだけど、いつもそう。最初だけしんどくて、あとはその波の中でハイになっていく。最後は皆のテンションがもっと上がるけど、自分もそうなるので、相当ハイで楽しくなる。そして、終わったらサウナから出た状態になっている。


ってここまですべて自分のことで、グッドシャーロットのライブ自体はどうだったの?って声が聴こえそうだ。


すごくよかった。かっこよかった。彼らが大人になったのがわかった。昔サマソニで見た頃よりずっと大人になっていた。ベンジーが日本語で「僕は日本でいうなら28才です」ってなことを言っていた。そうなんだ。28才なんだ。TOKYO DROPのメンバーと同い年だったんだ。

私が今までみた海外のバンドの中で一番会場とのトークというか掛け合いのうまいバンドだって感じた。英語なのにちゃんと会場から答えが返ってくるし。一方で彼らも日本語で話したり・・・


ジョエルがモヒカンっぽい髪型になっていたけれど、なぜか大人っぽかった。結構近くまでよく来てくれて、私の勘違いに他ならないと思うけど、目があった。ビリーはほとんど前にいたので、かなり目があったように、これも錯覚した(笑)

思っていたよりビリーの雰囲気が明るくて、それが心を和らげた。あとベースのポールはだいたいは後ろの方で控えめにいるんだけど、ときどき前にくるので、それを見て「なんて愛らしい人なんだろう」って思った。体型はまるっこい人だけど。

新作からの曲がやっぱり多かったけれど、前のアルバムの曲やいじめ撲滅運動に使われた『ホールド・オン』なんかもやってくれた。

そうそう『THE RIVER』のAvenged SevenfoldのM・シャドウとシニスター・ゲイツのパートはどうするのかなって思っていたら、ジョエルが歌って、ギターはビリーがやっていた・・・まあそうなるのがふつうだけど、よかったのはM・シャドウの歌う部分を会場が歌ったことだ。大合唱になって・・・あれは楽しかった。

私の聞き違いだったら申し訳ないけれど、確か英語で「サマーソニックで今度は会おう」みたいな事を言っていたので、やっぱりサマソニに来そうだ。なら、今度は本当にAvengedとのコラボが生で見れるかもしれないな~って。そうなったら最高だ。


とにかく、肉体的にはかなりヘビーで全体的に男の子が多かったように思えたライブだったけど、ライブ自体はすごく楽しかったし、心に残った。


ただ、トータルバランスの起承転結度は前見たマイケミカルロマンスの方が高かった。それはコンセプトアルバムの曲を彼らがやったからかもしれない。それに対して、今回のグッドシャーロットは自由なスタイルだったから「とにかく楽しもうぜ!」みたいな雰囲気で楽しめた。


それにしても全身がかなり痛い。まるでかなりハードなスポーツをやった後みたいに。しかも平日の火曜日だったのでその次の日からの仕事がヘビーだった。

ゆえに今回の感想はこんな感じで、また日を改めて書くかもしれない。


またいいライブが見れてほんとうに幸せだ。
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NEW BEGINNING

2007年05月06日 | START FROM SCRATCH
ARABAKIフェスでもこの曲をやったのかな。

今日は雨降りの日曜日。でも、不思議とSTART FROM SCRATCHの曲を聴いていると晴れの日が心に広がっていく。

そういえば、5/2分のラジオのELLEGARDENの細美くんの夢の話を思い出した。私が夢のことをここのブログに書いていたから、またそれもタイミングよくマッチングしたものだと・・・

その彼の夢とSTART FROM SCRATCHからのイメージとが重なった。

寝ている細美くんの部屋の天井がだんだん透けてそこに青空が広がっていって、そして次にベッドが盛上がってきて、そこが砂浜に変わり、壁も透けてそこが一面海岸に変わっていくという夢。そして、そこが一番自分がいたい場所だったんだって思いっきり泣くという夢。


結局、私も太陽が好きなんだ。だから朝が好きなんだ。太陽を待っているから・・・


朝の歌を作るのがすごく上手くて、でも多分彼自身も朝が好きなんだと思われるTOKYO DROPの真田さん。彼の朝の歌は最高に詩的であり、リアルだ。彼も太陽を待っている人なんだろうか?


眩しい歌・・・それがSTART FROM SCRATCHの歌。


光がサンサンと注いで来る。反射してくる。光合成できる(笑)


でも、メロディと反して歌詞は太陽いっぱいではないんだよね。でも、背中を押してくれるそんな歌詞なんだ。

英語詩で、結構学校の英語の先生なら「これはちょっと・・・」っていう言い回しもあるけれど、そんなふだんのリアルな言葉が使われているからこそ、ストレートに胸に響く気がする。

「そんなことくそみたいなもんだ」みたいな(笑)言葉が出てきたりするけれど、ほんと世の中にはそう言いたいことがいっぱいある。


そしてこの歌で「昨日のことは忘れて遥かかなたに投げ捨てよう」「やってみるだけで目標に一歩近づくんだ!だからゼロからはじめよう」「大事なものだけつかんで走り続けよう」っていうフレーズがある。これは訳詞から引用させてもらったんだけど、これらがすごく胸に響いた。


私にはTOKYO DROPがいてくれて、ELLEGARDENがいてくれて、新たに太陽いっぱいのSTART FROM SCRATCHが加わってくれた。彼らの音楽に抱かれている限りはきっと私は大丈夫なんだと思う。

朝があって、海があって、青空があって、太陽があって、そして星が夜には瞬いて。

大好きな場所に大好きな音楽があること。

あなたたちと出会えたことに感謝!

そういえば、ブロックパーティの曲に「I love you in the morning~(朝の君が好き)」っていうフレーズがあったな。『SUNDAY』という曲の中に。

まさに今日はそのサンデー。やっぱり雨の日でもサンデーは太陽の日じゃなくっちゃ。心の中だけでも。





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I still remember

2007年05月06日 | Weblog
自分では冷静に落ちついた気持ちで書いているつもりでも、それを読んでくれた人たちにはすっかり見透かされているんですね。改めて自分の単純さを知った私です。かくれんぼしていてちっとも隠れてないじゃん・・・って感じですか(笑)


いろんな人に「発見!」されて、そして言葉をもらいました。自分以上に回りの人の方が私をわかってくれていて、それが驚きとともに心に滲みていきました。人からの言葉によって自分のわけわからない心理状態を説明解読してもらえるということ・・・不思議な体験でした。

言葉を下さった方たち、そして心でメッセージを送ってくださった方たちありがとうございます。


なんていうんでしょう・・・

私にも多少「プライド」っていうのが残っていたんだな~って。


誰にも「プライド」っていうのはあるものだと思いますが、私はここ数年、もうプライドなんてどこかへ捨ててきたって思ってたんです。自分なんてたかが知れているって・・・


ある意味まだ「プライド」が残っていてよかったというか。それによって「負けるもんか」っていう気持ちも出て来るわけで、それは自分にエンジンをかけるわけで。


ここ数日、いろんな方の言葉と同様になぜか多くのミュージシャンからメッセージをもらえた気がします。

ストレイテナーの『TRAIN』という曲の歌詞はすごく心に共鳴しました。

バンド名は忘れたけど「ダブゾンビ」さんだっけ。彼の言葉にも元気をもらえました。いろんな辛さや痛みは必要なんだ・・・っていうような彼の哲学。

VOLTA&THE ORIENTAL MACHINEのアヒトさんの「音楽を愛する気持ち」・・・あなたの熱心さが素敵でした。


そんな中でも

インターネットで聴いた細美さんのラジオの言葉。彼の言葉はいろんな人に向けて発しているわけだけど、あるいは時にご自分に向かって言っているんだろうなって思うけれど、今回は私にはすごく響きました。なんかタイミングがいいというか、ぴったりの状況の中、泣きそうになる言葉を下さって。しかも流れた曲が「虹」

まさに「虹」が今の私には突っかえ棒の役目をしてくれていたので、それを流してくれたのが(実際はネットでは出だししか配信されないんですが)うれしかったです。なんか見えないけれどわかってくれているような気がして・・・もちろんそれは勝手な個人の思いに過ぎませんが。


「頑張る」ってことはそんなに悪い事じゃないんだって・・・
「熱くなる」ことはそんなに悪い事じゃないんだって・・・

そして、

TOKYO DROPの真田さんの日記を読んでいて、涙が・・・

いつも素敵な愛のこもった言葉を本当にありがとう・・・って心から言いたいです。


今、『I still remember』を聴いてます。これはブロックパーティの曲。


列車の車両ごとに自分たちの名前を書いていくという彼女のことを思い出している男の子の歌。


明日からまた会社が始まります。

いつもの電車に揺られて・・・

私はそんな電車の中で私の大好きなミュージシャンの音楽を聴き、そこにいる人には実際には聴こえてないけれども、その空間をTOKYO DROPやELLEGARDENやその他の大好きな音楽でいっぱいにしたいって思います。聴こえてなくても、私が聴いているかぎり、その場にいる人たちはいつかこれらの音楽と出会えるそんな気がします。



コメント (2)
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あの~私はお払い箱ですか?

2007年05月04日 | Weblog
はい、お払い箱です。

そうですか。

って今は素直に言える気がする。

あっ誤解のないように。仕事をクビになったわけではありません。まだかろうじてクビがつながっていますので・・・

それとは違って、もっと抽象的なことなんです。

私は今までいろんなことをやってきました。でも、どれも中途半端。片手間にやっていると思われてもしかたがないこと。でも、もし今私が大学生ぐらいで自由人で、今の装置やら環境やらをそろえることができたら、私はきっとそれに没頭して、すべてをかけようと思ったかもしれません。

でも、現実の今が私の運命であり人生で、それをそのまま受け入れるしかないのです。それが幸せではないというのではなく、この今が私の幸せなんだと思う訳です。たとえ、自由に動けなくても、優先順位の一番がこの私が今いる場所で、それが私にとっての幸せなことなんだと・・・


たとえば、私は映像を撮るのが好きで、この日記にもときどき書いてたと思いますが、インディーズのバンドのライブ映像やらPVやらを撮らせてもらったことがあります。でも、それが何かに結びつくようなことは結局ありませんでした。それは、近所の人に「おいしくケーキが焼けたから食べてください」って持っていって、その近所の人に「ありがとうございます」と言われ、ただそれだけで終わるのと似ています。人によっては「あのこの間もらったケーキおいしかったですよ」って言ってくれる人もいるでしょう。でも、それで「ケーキ屋さんやったら」とか「今度うちでパーティするからケーキを焼いてくれませんか?」って言ってもらうには至らない・・・そんな感じで私が作ったDVDはそれぞれのバンドやアーティストの家に眠っているのか、あるいはたまには見てくれているのか・・・そんな風な感じで存在するわけです。

でも、それが嫌だというのではなくて、むしろそれでいいんだと思うのです。たまに「見ようかな」って思ってくれて、見てくれる。それだけで、私は報われるわけです。


そんな私なので、結局あれほど日記に書いてきたバンドやアーティストさんとうまく交流ができませんでした。別に私が飽きたとか、嫌になったとかはまったくなくて、ライブに足を運ばなくなっても、一度は関わったバンドやアーティストさんに対してはまだ心に留めているんです。たまに音楽的なことでチクチク私は書いてしまうこともあります。でも、それは本当にいい音楽をやってほしいと思うからで、実際はいい音楽をやっているんでしょうが、私の感覚とはちょっとズレを感じた時に素直にそれを伝えているだけで、悪気はないのです。

でも、最初あれだけ一生懸命だったのに・・・って思う人もいるでしょう。それは私の力だけではどうしようもないことで、「これだけやっても誰も認めてくれてないだろう?なのに一生懸命自分の時間を使って何しているんだ」っていう身近な人の言葉に負けてしまったのもあるでしょう。


たとえば、写真をいっぱい撮りたいと思っていても、その相手が撮ってほしい時に時間が作れないなら、私は役に立ちません。というか、私の現状を知っている人は先に遠慮してしまいます。それは寂しいけれど、仕方が無いことだし、やっぱりそれに集中してもらえるこれからの未来がある若い感性の方が素敵だし、魅力的だと私自身も思います。


でも、だからといって私はすべてをあきらめたり、放棄したわけではありません。今私には希望の光があります。その人の写真を撮ることがある種の希望です。それがいつの日になるかわかりません。でも、まだ撮ってないのに頭の中ではその人の写真がいっぱいです。その人は女性ですが、ほんとうにイメージどおりの人なんです。なんかその人の写真を撮ることがお払い箱になっている自分への希望のような感じです。でも、あせりたくないんです。ゆったりとやりたいんです。


まあ、自分が長生きできると希望して、そう思うのです。


実は最近「私は長生き出来ないよ」って誰かに言われる夢を見ました。それが頭から離れません。それが意味すること・・・「自分は長生きしたいからか」「夢に反して長生きできるってことか」
それともやっぱり「やばいのか」


毎年この時期に私には嫌なことがあって、それを超えるとほっとすることがあって・・・


でも、ジタバタしても人の運命なんて決まっていると思うから、できることを今やりたいなと思うのです。


私は改めていいたいです。

今まで私にライブ映像や写真を撮らせてくれたバンドやアーティストさんにありがとう・・・って。


それに言葉を渡して、それを言葉で返してくれたアーティストさんたちにも・・・



メールを書いて返事が無くても、私はこれからもきっと何かを感じたら一方的にメールを書くかもしれません。でも、とりあえず読んでほしいなと希望します。



私の人生において、私の言葉に対して丁寧に言葉で返してくれたSIAM SHADEの栄喜さんとエルレの細美くんにも感謝しています。

そして、いつも温かいTOKYO DROPのメンバーにも・・・


種を蒔いても結局、枯らしてしまって、実を結べなかった私ですが、これからも相変わらず種蒔きはやり続けると思います。いつか誰かがいっしょに花を咲かせてくれる日を夢見て・・・
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だんだん遠くなる、それとも近くなる?

2007年05月01日 | ELLEGARDEN
ここにコメント下さった方に教えていただいて、ネットでエルレのラジオを聴いてみました。25日分の・・・

すると彼が日記で書いていたことの一部がわかりました。ついに海外のレーベルからアルバムが出ることに・・・本格的に海外進出ですね。やっぱり・・・という感じで、そうでなくてはいけないとずっと思っていました。彼らの音楽はどの国の人が聴いても心に響くと思うからです。

ただ、これによってまた細美くんがストレスをためるということが心配です。本人が言ってましたから。またゼロから自分の方針を貫くべくレーベルの人たちやアメリカの業界の人たちと戦わなければならないっていうことで。

頑固ものはほんと困ったもんだ(笑)でも、だから私は彼が好きなんだと思います。自分というものをしっかりわかって持っている人だから。日本のファンはそんな彼を後ろから「がんばれ~」って押し続けると思います。で、たまに疲れて倒れそうになったらそのまま後ろに倒れていいと思います。日本のファンがしっかりと彼をささえるから。

世界に出て有名になろうっていう気持ちはおそらく彼にはないでしょう。彼はただ、自分たちの音楽をこの青い星に住む住人にどれだけ届けられるか・・・を考えているだけだと思います。それで元気をもらえる人がいるなら、そこへ届けようと・・・


私はいつも彼の笑顔が曇らないように、それだけをずっと願っています。



いつだって君の声がこの暗闇を切り裂いてくれてる・・・

今はその言葉は細美くんのもの。細美くんの声が切り裂いてくれて、光を射し込ませてくれるんです。心の闇に・・・


コメント (3)
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