HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

心の光

2007年02月28日 | 音楽・映画・本
フォレスト・ウィッテカーがアカデミー主演男優賞をとった。彼のスピーチはすごく心を揺らしてくれた。

「僕は人と触れたかったから俳優になった。人の心にある光をつなげていけば、みんなが幸せになれる・・・」って(少し違うと思うけど)彼は述べたけれど、これは「音楽」というものにも言える言葉ではないかと感じた。

人の光を見つけだし、輝かせ、つなげるもの・・・

それが「映画」であり「音楽」なんだ。

実はフォレストの出ている映画はいろいろ見ていて、私は彼が好きだった。いつもその人柄の内側からにじみ出る温かさがそこにあって、なんかあまりに温かすぎて涙が出そうになる、そんな役柄を演じるのが彼だった。

たとえば「フォーン・ブース」
たとえば「グッドモーニング・ベトナム」

他にも結構脇役で出ていたんだけど、どこか「温かさ」の残る俳優だ。


彼が賞を得たことはすばらしいことだと心から思う。もちろん、デカプリオにもあげてほしいけど、彼にはまだまだチャンスはあると思うから。最近のデカプリオは結構ひどいことを言われたりしているけど、私はずっと変わらず、好きだ。「ギルバート・グレイブ」の時から変わらず・・・

彼の外見とかそういうものじゃない。目には見えない、形にはならない何かが私にいつも感情の結晶を積み重ねる。説明できないけれど、すばらしいものが彼には見える。彼が太ろうが禿げようが、年とろうが、そんなもの何も関係ない。彼は彼でいい。そのままでいい。いつもそう思っている。


それにしても、アカデミー賞の時のそれぞれのスピーチはいつも感動をくれる。なんでかな~。

結局、皆は賞をとったということ以上に、自分が出たり、作ったりした映画をこよなく愛しているから、あんなにうれしいんだろう。勝ち負けじゃないんだよね。映画にしても音楽にしても、自分の大好きなものが人からも認められることが一番うれしいんだ。感動を与えられたことを実感する時が最高なんだよね。

だから、アカデミー賞やグラミー賞をもらえる人たちと同じぐらい、たとえば京都や大阪のライブハウスで音楽をやっているあなたたちだって、素敵なことをやっているんだ。

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