HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

「マーチ」は3月の歌なのか行進の歌なのか~UESA活動休止に寄せてvol.2

2012年03月03日 | 真田暎人/UESA
3月になって急に春の香りがしてきた。

昨日までいっしょだった人が
もう今日は別々に歩き出している。
不思議だね。

UESAは2月29日という「うるう年」の
この日に幕を下ろした。

4年に一度しかこないこの日。
考えようによっては4年後に復活するということも
あるのかもしれない。

まあ、活動休止は事実上解散だと言う人もあれば
復活すると信じている人もいて、そればかりは
きっとご当人たちもわからないのだろう。

11年ぶりにハイスタンダードが復活するなんて
想像してなかったし、突然期間限定でも
SIAM SHADEが復活するなんて誰が予想してた?

そう考えると
ELLEGARDENもどうなるかわかんない。
ただ、ただ、細美君の中には必ずいつか
復活しようという気持ちはあると思っている。
それは彼自身がいつも忘れないように
自分に言い聞かせている約束だから。

一日限りなのかもしれない。
でも必ずあると信じている。

UESAの場合も植田さんが「必ず戻ってくるからな。」
と言った以上、どこかで必ず戻ってくると思う。
ただ、それは一回限りになるのかそこからまた始まるのかは
わかんない。


さて、大阪でのラストのワンマンライブについて
期待にそえないかもしれないけれど
自分なりに感じたことを綴りたいと思う。

2012年2月26日(日)

日本史好きなら「あ、2.26事件の日だ。」って思うだろう。

私は歴史的な日っていうより宮部みゆきの「蒲生邸事件」
を思い出す。あれはタイムスリップして2.26事件の
真っただ中に行く青年の話だけれど、すっごく読み応えのある
そして感動がやってくる小説だった。

おそらく、今後は2月26日になったら
私は心をこの大阪でのUESAのワンマンにタイムスリップ
させるのだろう。

場所はLIVE HOUSE Dという梅田の泉の広場を上がって
歩いていくところだ。

結構歩く時間がかかるので
行くにはちょっと不便。

このライブハウスのことを植田氏も真田氏も
お気に入りのようだけれど、正直
私はいまいちだ。

本当は福島2ndLINEでラストをやってほしかったな。
まあ、UESAが一番好きなライブハウスみたいだからね。

<セットリスト>

UESAのテーマ
ハローハロー
プロペラ
真っ赤な糸
私の彼はギタリスト
shinin' on
ホワイト
スロウ
スターダストラブソング
ダイヤモンド
光の子
フリスビー
星のリンダ
大人になって
マーチ
パパリーナ
サマームービー
クラクラクラブ
楽園

En1) 誰かが君に恋している
En2) everybody needs somebody
En3) Where is love

東京の方が2曲多かったんだね。
そういう意味でもやっぱり絶対にファイナルは
東京になるからうらやましいな~。

一番好きな「Where is love」と
「スターダストラブソング」
そして「光の子」が聞けたからよかったかな。

この日初めて
「プロペラ」
「大人になって」を聴いた。
いい曲だったっていう印象だけ残って
今はすっかり忘れちゃっている。
残念だな。

またソロでやってくれればいいな。

Jet Lily Starの曲で初めて聞いた「yes」
は一度聴いただけでもう忘れられなかったけどね。


この日は晋平さんがドラムでサポートとして入っていた。
ある意味、純粋なふたりっきりではなかった。
でも、ドラムがあるのとないのでは違う。
私はやっぱりドラムが入っている方が好きだ。

この日は今まで聞いたMCの中で一番
心から笑えた。ほんと涙が出るほど。
こんなにうまく掛け合えたんだって。

真田氏の「もてお君」の話。
植田氏の「チャボ」の話。
晋平さんに無人島に連れて行くならどっちで選択を迫り
最終的には真田氏が選ばれたそのかけ合い。

この日は真田さんと植田さんの意気が本当に合っていた。
いつものグダグダ感がまったくなかった。
これが5年の歳月なんだろうか?

この日がラストで悲しくて泣くのではなくて
おかし過ぎて笑って涙があふれた。

真田氏が植田氏に何か言ってというと
植田氏は「あかん、言った言葉が自分に来てあかん。」って
言ってなかなか話さなかった。

最後の最後に話した時はやっぱり泣いてた植田さん。

「Where is love」では途中で声をつまらせた真田さん。

その頃には会場でもすすり泣く声や嗚咽が聞こえて来てた。

「みんな女の武器を見せないでよ。しまってよ。」って
言ってた真田氏。

この日のは武器じゃないよ。
それぞれの心の真珠を目に飾ってただけだ。
美しく二人を送るためにね。

まあ、私は真珠をうっかり家に置いて来ちゃったけど。

この日聞いた中で意外と心に残ったのは
「私の彼はギタリスト」

以前、このブログでこの歌の存在意味がわかんないみたいな
ひどいこと書いちゃってたけれど、この日は今まで聞いた中で
一番素敵に心に響いた。

きっと真田氏の植田氏への思いが一番詰まっていたのだろうね。
「俺の相棒はギタリスト」って感じで。

彼らが一番最近、そして活動休止前ラストにCDにした
「マーチ」

これはだいぶ前からやっていた曲だけれど

♪君が泣いているの知ってたよ
僕は旅に出るのを決めてるけど・・・・・

いびつな直線になるのは歩幅のまるで違う二人だから♪

っていう言葉がこの日を表しているようで
なんかとってもやさしい歌だけどせつない気持ちになった。

いろいろ書きたい気持ちもあるけれど
なんかまだある意味実感がわかない。

私はあの日笑って泣いたけれど
悲しくて泣く事はなかった。

とても静かな心で彼らのライブを見ていたと思う。

静かな終わりの時こそ
あとで大きな悲しみが来る気がする。

無表情な人こそ
すごく悲しかったりするのと同じなのかもしれない。


きっと
ある日

なんでもない日の
なんでもない瞬間に

たとえば
姪っ子にビスケットを割って
「はい」って渡した瞬間とかに。


突然涙がこぼれてくるんだろう。
そして思いっきり泣いてしまうんだろう。


でも、まだ今はその時じゃない。
終わりっていうものは
そう簡単に「fin」にならないもんだよ。
人間の心ではね。


さて、March。
私もまた歩き始めてる。














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