HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

今年一年と音楽を振り返ってみた。パート2

2010年12月28日 | FoZZtone
今年の夏以降のFoZZtoneのオーダーメイドアルバム企画に
結構振り回されていた分、かなりインパクトが強く残っている。

FoZZtoneの「音楽」という曲の中の歌詞

♪あぁ 君に聴かせたいよ
俺の選曲を 素晴らしいから
心の無い音ひとつも無いから♪

というフレーズを本当に実感した一年でもあった。

最近すっかり忘れていた自分が選曲した曲を
人に聴いてもらうっていう行為。

そういえば、自分の恋愛において
この自分が選曲したテープを渡して聴いてもらうという行為
必ずと言っていいぐらいあったなぁ~って。

反対に好きな人からその人の選曲した曲の入ったテープを
もらったら、どんなにうれしかったか。

その人が心を振るわす音楽を私と共有するっていうんだもの。
そんな素敵なことないよね。

そのテープ交換が始まったのは中学生ぐらいの時からかな。

私はテニスと放送部っていう部活に入っていて、
でもなんか心電図かなんかにひっかかって
心臓が悪いんじゃないかとか検査とかされて
(結局大丈夫だったんだけど)めんどくさくなって
テニスは途中で辞めたんだけど、放送部は
3年間しっかりやっていた。おかげで部長は男子で
副部長が私。

で、放送部に入った動機は
そう自分の選曲した曲を鳴らしてやろう!という
魂胆からだ。

当時私はフォズの竹尾氏も真っ青になるぐらい(笑)
ハードロック・ヘヴィメタガール。あるいは
プログレにも傾倒してた。

いろいろ考えていたのに
テープも用意してたのに
放送部の担当教師は

「英語の曲はみんながわからんからあかん」と
言うではないか。

もうあきれたよ。

じゃあなんで中学で英語なんて勉強するんだ!って。

結局、適当な日本の歌謡曲みたいなのを
流してたんだろうな。

もう忘れちゃった。

その時、とにかく自分のいいと思う音楽を
多くの人に聴いてもらいたいという願望が
強くて、DJになりたかった。

ノートにびっしり選曲を書いて
あ~だこうだって考えている自分を
今も思い出すし、実際どこかにそのノートは
残っている。


中学2年の時はまだマイケル・ジャクソンとか
モータウン系のソウル派だったのでロックとは
無縁だったんだけれど、中学2年の時にクイーンを
知ってしまってからはロックに一気に染まった。
過去まで辿って、まるでロックの歴史を勉強するみたいに
日々、いろいろ聴きまくった。

それこそFMとかにも投稿してた。
で、ロッキンオンの社長の渋谷氏(彼はFM-NHK歴長い。)
に何度か読んでもらって、それが
すごくうれしかった。

あとは関西ならキヨピーこと谷口キヨコさんにも
何度か読んでもらった。

どれだけ勉強するんだというぐらい
ロックの歴史を勉強したね。
これぐらいふつうの勉強しろっていうぐらい。

ビートルズ、ローリングストーンズ、アニマルズ
ヤードバーズ、クリーム、CCR、そんな
あたりからね。

ただ、ビーチボーイズとかアメリカの反戦運動系は
なんか当時はちょっと勉強してなくて、ボブディランの
良さとかは実際はかなり最近になってしか
わかんなかった。アメリカはマイケルだったし。

どっちかというとイギリス寄りの好みだったのかもしれない。

オジーオズボーンなんて今じゃちょっと笑えちゃう部分あるけれど
ロック勉強中の中学生には最初、なんだこの恐い人っていうイメージ。
ライブ中に鶏の血を飲むとか、黒魔術とかなんだそれって。

でも、自分のいいところはどんなに不気味でも過激でも
とりあえず、音楽を偏見なして聴いてみる姿勢。
(って別に自慢することもないけれど)

これは中学のときから変わってない。

最近、神聖かまってちゃんについての賛否両論があるけれど
この私も年とったのか、つい過激な言動に曲を聴かずに
しんどいかもって思った時があった。でも、やっぱり
曲聴かないとねって聴いたら、なんかドキっとしちゃって

わぁ~私やられそうだ。この懐かしい熱い感じに。

で、好きみたいです。すいません。


選曲の話に戻すけれど、

だいたい時代は録音はテープからMDになり今はCDRだよね。

テープは60分テープに入れるんだけれど
片面30分だからその曲順とか曲の長さとかすごく考えて
入れなくちゃだめで、それこそ断念する曲もあった。

聴いてほしい曲は本当に選びに選ばれた曲だったんだ。

そういえば、イギリスに留学している時に
ある夏期講座の主催者の息子がパンク少年だったんだけど
その彼が選択したイギリスで超かっこいいと
思っている曲をなんと3本のカセットテープに入れて
別れのときにくれたんだ。それは今でも宝物。
髪型はモヒカンですごい感じな彼が
一生懸命選曲してくれている姿を想像するだけで
胸が熱くなった。もらった時は泣きそうだった。

そう、それだけ選曲っていうのは魂がこもっているもんだ。

細美くんやワッチがDJをやるっていうのは
すごくわかる。

彼らは本当に音楽が好きな人たちだから。
自分たちがやる前に、ひとりのリスナーとして。
だからいい音楽に対しての愛情はいっぱいで
それを他者と分かち合いたいっていう願望は
きっとすごく強いんだ。


さて、またまた長くなってしまった。

今年1年を振り返って
私なりの10曲を選曲して、
その曲順も考えたのが以下のとおり。

1. Yes, I am (ONE OK ROCK)
2. Jaguar in the stream ( FoZZtone)
3. べテルギウスの灯 ( the HIATUS)
4. yes (Jet Lily Star)
5. アルクアラウンド (サカナクション)
6. I Am         (ABSTRACT MASH)
7. サドンデスゲーム (NICO Touches the Walls)
8. 風の歌 (GRAPEVINE)
9. 虹色の戦争 (世界の終わり)
10.Where is Love    (UESA)

できたらこの順番で聴いてほしいんだけれど

yesは音源を手に入れるのはちょっと難しいかも
知れないけれど YOU TUBEで聴いてみてください。




Where is LoveもUESAのライブでならCD買えるんだけれど
もし、欲しい方がいたら下記にお問い合わせください。

http://www.daishi.cc/uesa/


FoZZtoneのはi-tunesとかの配信で。

それ以外はCDでどこでも買えるかと。

1曲目の歌詞を聴いてもらえたら
わかるんだけれど

今年は自分にも自分の大事な人たちにも
大変なことがいっぱいあって
心を痛めた人がいっぱいいたと思う。

そんな自分とここを見てくれるかもしれないあなたに
まず言いたい気持ちをこの曲が代弁してくれているんだ。

♪後ろを振り向かずに行こう

何のために産声をあげる?この世界にきっと何かを訴えるためで♪

2曲目はこの1曲目の流れを受けている。

♪揺れる魂、焦る決意
 move on! move on!
 動き出せ今~♪(公式HPとライブの歌詞ちょっと違うけど)


3曲目は

いろんなことがあって、いろんなことを失ってしまうけれど
昔出会った気持ちをまた思い出して、ある意味
初心に戻ろうっていう感じのイメージがこの曲にあったから。

♪あの草原で出会えた君の手を
あのマイルストーンで出会った君の名前を
この胸に抱いていけたらいいのに♪


4曲目は

私が大好きな音楽を産み出してくれるミュージシャンたちが
今年いろんなできごとに遭遇して、ファンである自分は
ただ、ただ、見ていることしかできなくて
何もできなくて、くやしかったけれど
それでも、大事なことはその音楽が素晴らしいと言い続けることだと
感じた。そんな気持ちをこの曲に託したい。

そして、あのさかな君が発見した絶滅したと思われていた魚。

♪海の底でジッとしている名前も知らない魚のように

このフレーズを聞くとふと最近のそのニュースを思い出した。
素晴らしい音楽がもう絶滅したと思っていても
本当はじっと見つけてもらうのを待っているかもしれないって。


そして

♪あなたこそが素晴らしいとスピーカーは叫ぶよ

これを私の大好きなミュージシャンたちすべてに贈りたい!!!


5曲目は

別にサカナ繋がりではないよ。

♪この地で この地で 今始まる意味を探し求め
また歩き始める♪

この歌詞を
新しく自分の道を歩き始めた人たちに捧げたいだけ
もちろん、自分自身にも。

6曲目

♪The lost moon rised Shines on to you
(行方がわからなくなった月が昇って、君を照らすよ)

雲の間に月が隠れてしまうとき
なんだか不安な気持ちになるよね。

でも、再びその姿を表したときに
ほっとする感じ。

だいたい仕事とかして辛かったりして帰るときって
夜で、月が出てたりする。

その月を見てたら、この月はこの世にひとつしかないから
同じ月をあの人も見てるかもしれないって思うと
なんだか心が熱くなる。

もしかしたら、細美さんが見てるかもしれないし
真田さんが見ているかもしれないし
渡曾さんが見ているかもしれない。

あるいは明日アメリカでジェラルドが見るかもしれないし
シニスターが見るかもしれない。

そういう人たちに向けて

「がんばるわ。」って自分に言い聞かせると同時に
「幸せになれるように。」って彼らに向かって願う。

7曲目

♪後悔はもう 流行ってないぜ

♪振り切るのさ 暗い影

迷っている暇なんてない。とにかく走り出せって感じの
イメージで

今年はあまりNICOと関われなかったけれど
彼ら自身にもいろんな壁が立ちはだかった一年だと思うけれど
来年はその壁を超えていってほしいと願っている。


8曲目

♪紛れ込む街の中で名前を忘れた
ほら転がっている石ころのような

かなしみを明日に変えてゆく
いつだってそばにきみを見て時を刻むんだ♪


この歌詞の言いたい部分が
「べテルギウスの灯」と重なる部分を感じる。

9曲目

♪花に声があるなら何を叫ぶのだろう

♪生物たちの虹色の戦争

~「人間と人間以外の生物の戦争」とは
世界中が「知っている」のに世界中が「感じない」戦争である~♪


この曲を聞くと日々自分が何を見て、何を見ていないかが
よくわかる。子どもの頃は確かに見えていたはずなのに。

地面がすごく近くて、ちっちゃなアリんこの行列をじっと
踏まないように見ていたり、一生懸命に地面を這って行く青虫を
見てたり、道ばたの名も知らぬ花を「なんてかわいい!」って
見つめたり。

大人になるとそんなことに目もくれずに
残酷にも足で踏みつけていってしまっていることも
あるんだろう。

もう一度忘れかけていたものを見つけたいな。


10曲目

♪きっと足元に咲いている タンポポの綿毛なんかに
気付くようなスピードで歩けるなら 誰も傷つかないのに♪


9から10曲目の繋がりわかってもらえると思うけれど

優しさとかいたわる気持ちというのは一体どこから生まれてくるのかって
この2曲から伝わってくるよね。


そして

♪Where is love?
笑いたいんだよ 君と歩きたいんだよ
 行き先なんか決めなくていい♪


誰もどこがゴールとか
どこまで行けばオーケーとか
そんなことわかりはしない。

でも、歩きつづけることができるのはなぜか?


それは誰かがいてくれるから。
自分を待っていてくれる人や
必要としてくれる人や
いっしょに笑ってくれたり泣いてくれる人がいるから。

そんなにえらそうに言える人じゃないけれど
今年はそんなことを強く、強く感じた一年だったから。


どういう未来が待っているかなんてわからないけれど

音楽があればなんとかやっていけそうです。


この選曲のテーマは

忘れていたそれぞれの名前をもう一度思い出して
自分の原点に帰って、再び歩き出そうっていう感じかな。


来年は私の好きなミュージシャンたちがまた
新しい何かを始めてくれると信じているし
絶対について行くぞって決めてる。


さて、パート3まで書くのかどうかはわかんないけれど

Jet Lily Starが今年解散したけれど

彼らのライブの中のロックチューンのライブ映像をひとつ
YOU TUBEから

「Natural Born Rockers」

そう生まれながらのロッカーなんだよ。
ここを見てくれているすべての人たちは。

どうも長い文を読んでくださってありがとうございました!


















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5 コメント

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Unknown (慎磨)
2010-12-29 10:56:53
中学の頃、放送委員をやらされたときに(誰もやりたがらないのでいつも他薦)『ヘビメタはダメ』というルールがありました
当時は何にも思わなかったけど今思うと不思議なルールですよね(笑)
でも洋楽はOKでした
というか全部洋楽だったんじゃないかな?ってぐらいです
BACKSTREET BOYSとかでした
基本的に学校に置いてあるのを適当に選んで流すだけでした

高3の時に、文化祭の実行委員になって知り合いのバンドを呼ぶんだっていう大きな野望があったんです(笑)
結局部活と受験でそれどころじゃなくて出来なかったんですけど考えてることは大体一緒ですね

今年の10曲っての、今夜か明日辺りやってみようと思います(`・ω・´)
返信する
:) (mi)
2010-12-31 05:06:43

wow! this is awesome!!

i wanna listen to The music more and more and.....more!


anyway,thank you for Natural Born Rockers.


返信する
Unknown (FB17)
2010-12-31 23:09:54
☆慎磨さんへ

最近は放送部は放送委員会になってますね。
BACKSTREET BOYSは今の中学生もすごく好きです。

今年の10曲まだ拝見してませんが、楽しみにしていますね。
ではよいお年をお迎えください。

☆Hi! mi.

Thank you for your comment!

How wonderful that you enjoyed this song!

i hope you'll love this music.

返信する
Natural Ever Music. (こぢけん)
2011-01-12 08:40:40
遅ればせながら、しかも年を跨いで、ようやく
FB17さんの2010年間の選曲を読ませていただいてます!!

(the HiatusのAnomalyを聞きながら、
やたら遅い図書館のネットから。)

そしてやっと、、今、
JLSの"Natural Born Rocker"の大阪ラストの
ライブ映像がアップされていることを知りました!?
もう嬉しくて泣きそうになって、、
遅いネットに逸る気持ちを弄ばれながら。泣笑

うまく言葉にならないのですが、
初めて聞いたのでこうして聞けることの幸せを
かみ締めてます。
FB17さん、昨年はお世話になりました。
本当にありがとうございました。

2011年も素敵なものを通して、
またよろしくお願いします。

P.S.
僕もテープやMDでの選曲やそのメディア自体がすきで、未だに離れられませんに(笑) 
そして、恋人でも友人でも、多彩な人々と交換し合う、
選曲交換行為が未だに楽しみのひとつでもあります。(笑)

あと僕も、「ペテルギウスの灯 ( the HIATUS)」は
これまでの細美氏の日本語詩の曲のなかでも、
上位に来るくらい好きです。

長くなりました。
返信する
ペテルギウス (FB17)
2011-01-15 14:34:44
the HIATUSの「ペテルギウスの灯」はロッド・サーリングの「真夜中の太陽」っていう本から影響を受けているということです。私はまだ読んだことはないのですが、読んでみたいと思っています。彼が中学生のときに出会った本らしいです。

この「ペテルギウス」は違和感、もしくは抑圧の象徴として歌詞には登場しているということです。

くわしくは書けないけれど、彼にとって思い入れのある曲なのは確かですし、そういうのがやっぱり聴き手にも響きますね。
返信する

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